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まさに持続可能なビジネス!質の高い教育の普及を目指すSun Asteriskの挑戦とは

まさに持続可能なビジネス!質の高い教育の普及を目指すSun Asteriskの挑戦とは

#SHOW CASE
  • 質の高い教育をみんなに

51万人。これが何の数字かご存知でしょうか。
実はこれ、一年間で減少した日本人の数を示しているんです。総務省の発表によると、日本の総人口は、令和3年8月1日の時点で、前年同月比で51万人※1減少しています。また、今後も総人口の減少に歯止めがかかることはなく、2050年には1億人を下回るともいわれています。年々、総人口が減少する中で人口構成にも変化が生じています。戦後、人口構成※2の中で最も少なかった高齢人口(65歳以上)の割合は、1997年に若年人口(14歳未満)の割合を上回るようになり、20年後の2017年には全人口の27.7%を占めるようになりました。一方、生産年齢人口(15歳~64歳)は2017年の7,596万人(総人口の60%)から、2040年には5,978万人(53.9%)に減少すると推計されています。

※1前年同月と比較した概算値。「概算値」は推計時点で利用可能な人口関連資料を用いて算出した当該月の数値。
※2今回、参考にした資料では若年人口(14歳未満)、生産年齢人口(15歳~64歳)、高齢者人口(65歳以上)に分類。
総務省:人口減少の現状

今後、働き手が減少していくことが予測される中で、「私たちの生活を保つ」また「より発展させていく」ためにはどうすればよいでしょうか。様々な解決策が考えられていますが、その中の1つに「海外の人たちを受け入れ共に働く」というものがあります。世界中には、素晴らしい才能を持つものの教育を得られる機会が少なかったり、活躍する場がないといった人たちが存在します。そういった方たちを育て、日本で活躍してもらおうという動きです。今回は、働き手が減少していくことが予測される中で、「私たちの生活を保つ」また「より発展させていく」ために海外の人にも視野を広げて人材育成を行っている株式会社Sun Asterisk(英語社名 Sun* Inc.)の取り組みについて紹介したいと思います。

株式会社Sun Asteriskは、「誰もが価値創造に夢中になれる世界」というビジョンのもと、「本気で課題に挑む人たちと事業を通して社会にポジティブなアップデートを仕掛けていくこと」をミッションとしています。
Sun Asteriskでは、xseeds(エクシーズ)という教育プログラムを行っており、このプログラムでは海外の難易度の高い大学で選抜された学生を対象に、Sun*独自のカリキュラムでITエンジニアを育成。また、ダイレクトリクルーティングサービスとして、日本に居ながらオンライン上で採用活動ができるサービスを提供しています。本プログラムは、2006年にベトナム・ハノイ工科大学とJICAが共同で発足したODAプロジェクトを、2014年にSun*が継承し、独自のカリキュラムを作成しています。他大学でも展開しており、毎年、日本企業へ就職を目指す1,500名の学生に対して日本語と実践ITの教育を行っています。
日系企業に就職したベトナム人は高い評価を受けており、機械エンジニアのチームの一員として、リーダーからの信頼を勝ち取っている方もいるという。

こうした優秀な人材が輩出される背景にはベトナムの給与事情があります。ベトナム国内では、大卒で400ドルから600ドル程度の給料がもらえますが、日本企業などの外資に就職すると、これが2,500ドルから3,000ドルくらいになるそうです。頑張ったら頑張った分だけでリターンがあるというのが、ベトナムの学生のモチベーションとなり、高い評価を受ける人材を生み出す一助となっているようです。
SDGsでは、「4.質の高い教育をみんなに」という目標が掲げられており、その中には、「2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。」というターゲットが設定されています。先ほどもお話したように世界には、教育を受けられない人、自分の力を発揮できない人たちがたくさんいます。
そうした方々に教育を受ける機会を提供し、活躍の場を与えるxseedsは「4.質の高い教育をみんなに」を実現する大きなポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。Sun Asteriskは、教育を通じて大事な価値創造に繋げたいと考えています。

Sun*の事業によって、質の高い教育を受けた人たちが日本で活躍すれば、日本経済の発展につながりますよね。そして、日本社会で活躍する彼らはSun*の広告塔となり、事業の拡大に貢献しているのです。まさに持続可能なビジネスです。今後、求められていくビジネスは、お互いがお互いを支え合うxseedsのようなものかもしれませんね。

株式会社Sun Asterisk「x seeds Hub」

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