SDGsに取り組むベンチャー企業を応援。広がるソーシャルグッド支援プラットフォーム
この記事に該当する目標
近年「SDGs」というキーワードとともに広まりつつある「ソーシャルグッド」という言葉をご存知ですか?
ソーシャルグッドとは、地球環境や地域コミュニティなどの「社会」に対してポジティブなインパクトを与える活動や製品・サービスの総称のこと。2010年代からマーケティング用語としても使われるようになったと言われています。
先進国の中でも後れをとる日本のソーシャルグッド意識
電通と電通総研の行った「ソーシャルグッド意識調査」によると、2020年12月に日本・イギリス・アメリカ・中国・インドの5カ国の中でも、日本はソーシャルグッド意識がやや低めということが判明しています。特に「③社会をよくする企業・ブランドの商品を購入する」と「⑤環境負荷の低い商品や、フェアトレード商品は多少高くても選ぶ」割合が低いこともわかります。このデータから、ソーシャルグッド意識の向上が先進国として持続可能な開発を生み出す上で鍵になることも推測できます。
国内の大手企業のなかでは、2018年にライフスタイルブランド大手「良品計画」がソーシャルグッド事業部を立ち上げ、2021年にはPRコミュニケーショングループ大手「サニーサイドアップグループ」がソーシャルグッド推進室を新設するといった動きも。ベンチャー企業・スタートアップ企業の中では、サステナブルな人材教育・人材不足といった課題もあがっているそう。
SDGs目標8「働きがいも経済成長も」ターゲット8.3「新たなビジネスや働き方を、支援する政策を推進しよう」にもあるように、新興企業を社会全体として盛り上げ支えていく事も重要なミッションです。
そこで今回は、SDGs達成へ向けてサステナブルな未来を創る鍵となるベンチャー企業・スタートアップ企業に対し、経営面でも積極的に応援する「ソーシャルグッド支援プラットフォーム」をご紹介します。
1.挑戦者とメンターをマッチングするサービス「MentorMe」
ソーシャルグッドな事業と、経験豊富なメンター(アドバイザー)をマッチングするサービス「MentorMe」。世界を良い方向に変えようと奮闘する挑戦者の方々をメンターとのマッチングで支援し、世界の進化を加速させることを目指しています。ベンチャー経営者、ベンチャー企業メンバー、これから起業を考えている方も必見の サービスです。
2.ソーシャルグッドな商品のマーケットプレイス「Good Good Mart」
ソーシャルグッドな商品のマーケット「Good Good Mart」。健康的・おいしい・便利といった「自分へのGood」と、環境配慮や社会福祉といった「他者へのGood」が両立するソーシャルグッドな商品のマーケットプレイスです。人それぞれの価値観に合わせて商品を選択できるように、プラントベース、オーガニック、フェアトレード、クルエルティフリー、フードロスなど様々な切り口のソーシャルグッドを紹介。コンセプトに共感した企業は現在約70社、約400種類にも及び、『やさしい輪』が拡大しています。
3.ウェル・ビーイングやSDGs事業の共創支援「ソーシャルグッド・ベンチャーズ」
社会課題解決特化型コーポレート・ベンチャーキャピタル「ソーシャルグッド・ベンチャーズ」。出資・事業化支援・広報支援を通じて、社会課題解決に取り組む企業を支援するだけでなく、ブランディングやコミュニケーション、マーケティングのノウハウなども提供します。
ソーシャルグッドな意識を高めるSDGs達成へ向けた業界支援の動きはこれからも高まりそうですね。ぜひ資金繰りや進め方に悩むベンチャー企業の方や、起業を考えている学生団体の方もぜひチェックしてみてください。
MentorMe
Good Good Mart
ソーシャルグッド・ベンチャーズ