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世界初!現代技術で伝統を継承していく「普及型」のアキュラホーム“純木造建築”とは!?

世界初!現代技術で伝統を継承していく「普及型」のアキュラホーム“純木造建築”とは!?

#SHOW CASE
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 陸の豊かさも守ろう

シンボリックな建物だけじゃない!これからは公共建築物も木造化に?

東京オリンピックの開会式・閉会式でも使用された国立競技場ですが、皆さんはその外観をご覧になりましたか?筆者は「建築物」が大好きなので、建てられてすぐに見に行ったのですが、所々に木や植物があしらわれていて、自然を感じさせられるとても素敵な競技場でした。
最近では、建築家・隈研吾さんの作品をはじめとして「木造建築物」が注目されています。インスタグラムでも木組みが美しいカフェや商業施設を目にすることも多くなりました。ただ、今はまだ「トレンド」の色が強く、シンボリックな建物として建てられていることが多いため、市役所や図書館などの公共建築物にはあまり普及していません。

今回は、アキュラホームが世界に誇る伝統工芸の匠の技で実現させる、「普及型純木造ビル」をご紹介します!2024年完成予定のアキュラホーム新社屋となる純木造ビル、新たな建築物の選択肢、かつ「普及型」ということがポイント。この技術が普及することによって守られる“持続可能な森林育成”とSDGsの関係をひも解いていきます。

1棟のビルで住宅約500戸分の木材を利用!で森林の循環利用で脱炭素に貢献!

昨今では、利用期を迎えた国内の森林資源の活用が問題視されています。そこで、50年生を超える人工林が50%と、“計画的循環利用”が必要とされています。森林の若返りには、木材利用を拡大することが有効であり、2050年の脱炭素社会に向けて、木造建築物は一定炭素を固定できる“第二の森林”とも言われています。
アキュラホームが手がける純木造ビル建築においては、全ての構造材を木造とすることで、 1棟のビルで住宅約500戸分の木材を利用します。その取り組みは、森林の循環利用、木材利用に関連することから、SDGsの目標15「陸の豊かさもを守ろう」ターゲット15.2「森林の劣化と減少を止め、豊かな森を未来に」 達成にも大きく寄与します。

画像出典:政府広報オンラインHP 木材を使用して、元気な森林を取り戻そう!

アキュラホームが手がける「普及型純木造ビル」は他とどう違う?

日本では古来、木造建築が主流でした。今でも、日本の伝統を継承する地域や神社、お寺などでは木造の建物を目にしますね。しかし、耐震性や耐久性を考慮すると木造では限界があるため、鉄骨やコンクリート造りの建築物が多くなってきました。

また、近年の「木造建築」と言われる建物の多くは、木と鉄骨やコンクリートなどのハイブリッドで建てられています。構造に鉄骨を利用し周りを木のパネルで覆うなど、高い技術力が必要とされるため、一部の施工会社でしか建築することができません。またコストも多くかかるため、必然的にシンボリックな建物に用途が限られており、一般建築への普及の道は遠いものとされてきました。

しかし、アキュラホームは社寺建築で取り入れられている伝統技術と、大学と共同で研究開発を進めてきた現代技術を融合させ、特殊な技術や資材を使用しない方法で、「純木造」こだわりながら、普及実現に向けた取り組みを行ってきました。

具体的には、耐震は免震装置に頼らず、木の構造体だけで実現させます。また、「普及型純木造」として木造住宅の作り手が施工を担うことができるように、一般流通構造材料と住宅用木材プレカット加工技術を採用し、日本で最も普及している木造軸組み工法の製材を使っています。そうすることで、従来の木造ビルよりコストを抑えることも可能です。

どうやって日本全国に普及させる?

アキュラホームは「非住宅建築物の木質化には、地場の工務店をはじめとする日本全国の作り手が施工できるプロトタイプとすることが、重要なポイント」だと考えています。実際に、日本の住宅業界の7割以上は全国の中小工務店が担っているため、地場の工務店などでも施工可能な手法を用いることが普及させるための近道だと分かりますね。

そのため、アキュラホームでは、特殊技術や特殊部資材を多用しないことで、木造住宅の作り手が施工を担うことを可能にさせています。SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」ターゲット11.3「あらゆる住人とその未来を見据えた、計画的な都市開発を」達成へ向けても重要な事業です。

地球の持続可能性にも貢献しながら作る新しい伝統の形

カーボンニュートラル、ESG、SDGs、ゼロエミッション、最近ではSNSやニュースなどでこれらのワードを多く目にするようになりました。それはただ「流行っているから」というよりも、今地球規模の課題に「本当に取り組む必要性があるから」ではないでしょうか。様々なモノやサービスが、便利さや早さを追求して改善され続けていますが、いつもその負荷がどこにかかっているのか私たちは立ち止まって考えなければなりません。アキュラホームの取り組みは、最新技術を伝統の継承と普及のために駆使し、純木造ビル建築普及を見据えています。人の生活をより豊かに、伝統も守りながら地球規模の課題にも貢献する、そのアキュラホームの活動にこれからも注目です。


アキュラホーム公式サイト

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