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あの超有名高級ブランドも参戦!最近流行りの漁網バッグまとめ3選

あの超有名高級ブランドも参戦!最近流行りの漁網バッグまとめ3選

#SHOW CASE #TREND
  • 海の豊かさを守ろう

レジ袋が有料化されてから、1年以上経ちましたが皆さんはもう慣れましたか?導入直後は戸惑いがありましたが、最近は素敵なマイバックを持参している方が増えてお店がカラフルになったなと日々感じています。今回は、レジ袋有料化の話題でも取り沙汰された海洋プラスチック問題に関連し、今にわかに流行っている廃棄漁網を用いたサステナブルな商品”を3点ご紹介します。

海洋プラスチックとは?

海と言われたら、皆さんはどんな海を想像しますか?私が想像するのは、青い海に白い砂浜、雲一つない青空!といったところでしょうか。しかし、実際海に行ってみると「あれ?なんか汚いペットボトルとか落ちてるし、なんか違う」と感じることもしばしば…。多くの方も同じような経験があるのではと思います。国内の海岸には海洋プラスチックとよばれる、包装プラごみやゴミ袋などが沢山漂着しています。環境省の調べによると、漂流ゴミ(プラスチックのみ)の種類別・重量ベースでいちばん割合が高いのが、漁業で使用されたと思われる「漁網やロープなど」で、全体の約40%を占めています。漁網は特にナイロンやポリエステルで作られており、自然分解がされにくいという特性もあることから、課題解決が重要視されています。そこで、今回はそのままだと廃棄される漁網をファッショナブルなバッグとして再利用している最新商品をまとめてご紹介します。

 1.【河北新報社】廃棄予定の漁網を再利用した「e-umi bag(いーうみ ばっぐ)」

宮城県仙台市に本社を置く地方新聞社・河北新報社が、環境保全を身近に感じてもらうことを目的として、廃棄される漁網を再利用してできた「e-umi bag」を10月27日から販売開始しました。宮城県漁業協同組合の協力のもと、宮城県で漁業をされている方に一軒一軒連絡をし、廃棄予定の漁網を探すところから始めたという点からも、この企画に懸ける本気度がうかがえます。協力先である漁師さんらは、「今回の試みで別の使い道が見つかればうれしい」と期待を寄せています。

<河北新報社>e-umi bag 3,278円(税込)

2.【横浜高島屋】 廃漁網由来の生地を使ったバッグを販売開始

横浜髙島屋では、6階 紳士鞄売場にて10月1日から廃漁網由来の生地を使ったバッグの販売を開始しています。
この取り組みは、国内の複数の企業が連携して実現したもので、廃棄漁網の資源活用を促進することで海洋プラスチックごみの削減を目的としています。また鞄完売収益の一部は一般社団法人ALLIANCE FOR THE BLUEに寄付する予定です。


左上から、反時計回りに
<株式会社ハシモト>漁網ポーチ 15,000円(税込)
<株式会社足立>漁網ナイロンボディバッグ 19,800円(税込)
<株式会社タイムバックス>漁網再生ナイロン クロスミニショルダー 11,000円(税込)

左から
<有限会社クラフト>AGING TOTE for the blue 79,900円(税込)
<コニー株式会社>CICOGNA For the blue TOTE BAG 8,800円(税込)
<株式会社アートフィアー>Totem Re Vooo for the blue Tote 37,400円(税込)

3.【ルイ・ヴィトン】 サステナブルな新作バッグが「LV ピロー·カプセルコレクション」から登場

実はあの世界的高級ブランド、ルイ・ヴィトンが、革新的で地球に優しい「LV ピロー・カプセルコレクション」の新作バッグを 10月29日から発売しています。素材には、漁網や使い古したカーペットなどの廃棄物を100%原料にしたリサイクルナイロン「エコニ―ル(ECONYL)」が採用された、サステナブルシリーズです。

<ルイ・ヴィトン>オンザゴー GM 391,600円(税込)

目標14「海の豊かさを守ろう」の実現にむけて

海洋プラスチックゴミが増え続けることはなぜよくないのでしょうか。様々な理由がありますが、その中で漁網に関するもので挙げると、海の生き物がプラスチックを誤食してしまったり、傷ついてしまうケースが多数報告されており、海の生態系を壊しているという問題があるからでしょう。、漁網は海中でゆらゆらと漂う中で網に魚などが絡まり死んでしまう現象=ゴーストフィッシングが起こってしまいます。SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」にはターゲット14.2として「2020年までに、海と沿岸の生態系に重大な悪い影響がでないように、回復力を高めることなどによって、持続的な管理や保護をおこなうこと」とあげられており、世界全体での対策が求められていることが分かります。

今回は再利用された漁網の再利用への新たな道を探る、各社の魅力的なバックをご紹介しました。海に囲まれた日本に住む私たちにとって、身近な存在である海をずっと大切にしていきたいですよね。

ぜひマイバッグ選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

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