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父親となった玉木宏が注目する「再生アルミニウム」がスゴい!

父親となった玉木宏が注目する「再生アルミニウム」がスゴい!

#SHOW CASE
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任

11月30日(火)に開催された「ネスプレッソ サステイナビリティプロジェクト」プレス発表会に、かねてからネスプレッソの広告に出演する玉木宏さんが登壇。玉木宏さんといえば2020年に第一子誕生が報道されており、父親になってより意識するようになったという、サステナビリティへの想いを語りました。

また、同会ではリサイクルプロダクトである、使用済みカプセルのアルミニウム素材を使用して作られたコースターが初披露。いま話題の「再生アルミニウム」にも注目が集まりました。

玉木宏さん「子供が大きくなっても同じ景色を見せたい」

「服もリサイクルナイロンのものを選んだり、今日の衣装もオーガニックコットンで。使わなくなった綿花を紡ぎなおして生成されたデニムを履いています」と、普段からサステナブルなものを積極的に選んでいるという玉木さん。自然環境を守りたいという気持ちは子供が生まれて、一層強くなったのだとか。「自然が好きなので、子供が大きくなったときも同じ景色を見せたいですね。自然環境のことは父親になってより考えるようになった気がします」。

さらに、2022年に向けての小さなサステナビリティ宣言として“足るを知る”を掲げ、「色々考えたんですが…やはり現状に満足し、贅沢は必要以上にしないというか。地に足をつけてリサイクルやサステナビリティを考えながら生活していきたいなと思いますね」と語りました。

玉木宏さんも注目!「再生アルミニウム」の活用

ネスプレッソでは持続可能なコーヒーの提供に向けた取り組みとして、独自のリサイクルプログラム「ネスプレッソ リサイクルプログラム」を日本でも2020年8月から本格始動しています。

「ネスプレッソ リサイクルプログラム」とは?
1. 専用のリサイクルバッグに入れた使用済みカプセルを、最寄りのカプセル回収ボックス設置店舗へ持参。
2. 回収した使用済みカプセルは、リサイクル施設に運ばれる。
3. アルミニウムとコーヒーかすに分別。
4. 分別したアルミニウムは、再生アルミニウムとして再利用。
5. 分別したコーヒーかすは、堆肥・培養土の材料として活用。

なかでも再生アルミニウムの用途はきわめて多彩で、食品パッケージから車やコンピュータ、窓枠、自転車など多様な製品の素材として再利用でき、同会では試作品として日本で回収したカプセルを使用した再生アルミニウムのコースターが登場しました。

世界大手メーカーが始めている「グリーンアルミニウム」ってなに?

アルミニウムは元々、自動車や航空機、飲料用の缶など、さまざまな用途として使われており、リサイクルも容易にできるため環境に優しいとされていますが、一方で製造時に最もCO2を多く排出する点が近年世界的に問題視されています。
そこで、欧米を中心にいま注目を集めているのが「グリーンアルミニウム」。
「グリーンアルミニウム」とは自然の力を利用して二酸化炭素を排出しない電力、つまり再生可能エネルギーを用いて製造したアルミニウムであり、アルミニウム産業界では環境配慮型アルミ製品が拡大しているのです。

アップル、BMWも「グリーンアルミニウム」を採用

すでに米アップルやBMWなどの世界的大手メーカーではグリーンアルミニウムの採用が進んでおり、アップルはタブレット端末などの外装を全量再生アルミに切り替えているほか、酸素を排出する新しいアルミ製錬技術の実用化にも取り組んでいます。
さらにBMWは年間4万3千トンのグリーンアルミニウムを調達するもので、これによりサプライチェーンにおけるCO2排出量を年22万2千トン削減すると言われています。
このようなグリーンアルミニウムの採用は、環境意識が高い消費者への訴求だけでなく、炭素税など将来的な規制強化への対応も視野に入れている様子。

2015 年のパリ協定では温室効果ガス削減に向けて、日本では2030年までに2013年比26%を目標に掲げており、二酸化炭素(CO2)排出が少ない電力や製法で造る「グリーンアルミニウム」の市場は今後も日本でも急拡大が予想されます。

企業だけではなく、私たち個人にもできることはたくさんあります。たとえば前述の「ネスプレッソ リサイクルプログラム」に参加するのも、そのひとつ。身近なところから積み重ねていくことで、玉木宏さんも語る「自分の好きな自然を子供たちにも見せたい」という未来を実現することができるかもしれません。

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