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イギリスのSDGs事情って?ロンドンの名門中学校、NLCSへ通う13歳の女の子に聞いてみた

イギリスのSDGs事情って?ロンドンの名門中学校、NLCSへ通う13歳の女の子に聞いてみた

#SHOW CASE

本日の記事は、イギリス現地の学校のSDGs事情を探るべく、ロンドンにある中学校、North London Collegiate Schoolに通う13歳の女の子、グレイスちゃんにインタビューした特別編!
ぜひ、お楽しみください。

今回インタビューに応じてくれた、グレイスちゃん。13歳。

North London Collegiate Schoolって?

【画像出典】NLCSのオフィシャルサイト(https://www.nlcs.org.uk/)

North London Collegiate School、通称NLCSは、ロンドンでも有数の学歴の高さを誇る私立の女子校です。ロンドンのエッジウェアというところに位置する古い歴史と情緒を感じさせる校舎は、貴族のお城を改修されたものだとか。また、この学校はイギリスで初めて 女性に男性と同じ教育を提供したと言われています。
そんな名門NLCSでは、SDGsへの取り組みも盛んに行われています。
今日はそんなNLCSに通うグレイスちゃんに、日本とは少し異なる学校の仕組みと、それに付随したサステナブルな取り組みを教えてもらいました。

【授業について】
編集部 授業において、何かSDGsな取り組みがあれば教えてくれる?
グレイス そうだね、沢山あるけど、今思いつくのはエンジニアリングの授業で使われている3Dプリンターかな。
エンジニアリング?
イギリスの中学校には、アート、エンジニアリング、ヒューマニズム、外来語の4つの選択科目があります。学校によって選択数は異なりますが 、最低でも1科目、グレイスちゃんの学校では全て学ぶそう。

【画像出典】NLCSのオフィシャルサイト(https://www.nlcs.org.uk/)

編集部 エンジニアリングって、何をするの?
グレイス 木を切ったり、鉄を作ったり、工業製品がどのようにして作られるのか、またどうやって加工するのか勉強するよ。その中で行われる3D プリンターの原料なのだけど、わたしの学校ではプラスティックを使わず、とうもろこしのヒゲを材料としているよ。

エンジニアリングの授業を通して彼女が作った作品。右端のケースが、3D プリンターで作ったもの。
授業で取り扱うものを積極的にプラントベースのものにしていて、それを生徒が自然と学べる環境があるのはとてもいいですよね。

【給食について】
編集部 次に気になるのは、給食!イギリスの給食ってどんな感じ?
グレイス 給食は、メインを1つ、サイドを1つ、デザートを1つずつ選べるよ。他にもサイドバーに、サラダやチーズ、オリーブ、調味料があるの。
メインとサイドは4つから選択できて、一般、イスラム教、ユダヤ教、ベジタリアンの食事から選べるよ。デザートは、乳製品が入っているものと、入っていないものの2 つから。
イギリスでは、公立でも給食のバリエーションが豊富だといいます。それには、どんな文化背景を持つ生徒も安心して選択して食べられるように、という背景があるそう。チョイスがあることで食べ残しを減らせて、フードロスにも影響しますよね。グレイスちゃんの学校では更に、残飯を学校のグリーンハウスでコンポストするそう。

【画像出典】NLCSのオフィシャルサイト(https://www.nlcs.org.uk/)

いかがだったでしょうか。日本にはない授業カリキュラムや、国際色豊かなイギリスならではの給食事情を通して、海外で行われる様々なサステナブルな取り組みについて知るきっかけとなれば幸いです。
色々な 国や 学校の制度を知り勉強することで、みんなにとって心地よい世の中になっていったらと思います。

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