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違うって楽しい!超ダイバーシティ芸術祭「True Colors Festival」初の全国キャラバン実施

違うって楽しい!超ダイバーシティ芸術祭「True Colors Festival」初の全国キャラバン実施

#SHOW CASE
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • 人や国の不平等をなくそう

「個性とは何か?」「当たり前とは誰が決めるものなのか?」皆さんにとって、自分と人との違いはどのようにうつっているのでしょうか。2022年4月21日(木)、恵比寿ガーデンプレイスでは、True Colors CARAVAN(トゥルーカラーズキャラバン)の出発イベントが開催されました。言葉を聞けば心が動き、観ているだけでワクワクできる…何やら楽しそうなキャラバンが始動しました。

True ColorsCARAVAN(トゥルーカラーズキャラバン)とは

2019年から、都内を中心に開催されている「True Colors Festival(トゥルーカラーズフェスティバル)超ダイバーシティ芸術祭」を全国に広めるために開催されたキャラバンです。True Colors Festivalは、音楽やダンスなどパフォーミングアーツを通じて、障害、性、世代、言語、国籍など、様々な個性が混じり合い、アーティストと観客が一緒に楽しめる芸術祭です。社会的マイノリティに対する意識変革を、未来へとつなげるために行われています。東京・恵比寿を出発地点とし約半年をかけて、北は北海道、南は九州まで、個性豊かなメンバーで各地を巡ります。そして、2022年11月19日(土)20日(日)に東京ガーデンシアターで行われるTrue Colors CONCERT(呼称︓トゥルーカラーズコンサートを目指しています)。

世界の共通目標であるSDGsの理念には「だれひとり取り残さない」という言葉があります。これはTrue Colors CARAVAN のテーマでもある、障害や国籍、性別など全てを包括しています。そして目標17「パートナーシップで目標を実現しよう」は、多様性があってこその目標。異なる文化や環境、そしてそれぞれの持つ特徴や技術を活かし協力することで、目標を達成していくことが、必要不可欠とされています。

今回のイベントは、アンバサダーである作家の乙武洋匡さん、モデル・タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんが、メインパーソナリティとして盛り上げてくれました。

スペシャルゲストには身長115㎝の小さな俳優の後藤仁美さん。FM/JFNラジオ番組SCHOOL OF ROCK(スクールオブロック)からは、こもり校長こと小森隼さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、教頭を務めるアーティストのぺえさん。更にスペシャルパフォーマーとして、日本人初の低身長症クランパーのDAIKIさんや、車椅子ダンサー・サーカスパフォーマーのかんばらけんたさん、ダウン症候群と生きるヒューマンビートボクサーHARUKIさんなど、他にも素敵な方々がステージを彩りました。

心揺さぶられる圧巻のパフォーマンス

イベントのオープニングパフォーマンスは、ステージの向こう側に停車した、カラフルなバスの中から響くビートボックスから始まります。多種多様なアーティストが絶え間なくステージ上へ現れ、同じ音楽、同じ空気、同じバイブスに包まれながら「仲間が増えていく」そんな感覚でした。客席にいる私たちは、気がつけばパフォーマーメンバーの一員になったような気持ちに。ステージと観客席の境界線は、もうどこにもありません。

「パフォーミングアーツ」表現の力

パーソナリティの2人と、表現者であるスペシャルゲストのトークセッションは、聞き手の心に優しく、そしてしっかりと響きます。

後藤さんは、115㎝の小さな体ではドラムを叩くのは難しいと感じていたそうです。しかし、自分の小さな体が大きなドラムセットの中に埋もれていくのが「パフォーマンスとして面白い!」と感じ、ドラムを始めたとのこと。今は自分サイズにカスタマイズされた家に住み、プライベートなどを公開しているSNSも大人気。様々な人に、もっと希望を持ってもらえるようにと、発信しているそうです。

ソーシャルワーカーズというチームの代表を務めるDAIKIさんは、「ダンスで福祉をデザインする」をテーマに活動中。地域や団体、指導者に向けた研修などを行う中で、「障害のある人が目立つ・健常な人が目立つ」のではなく、どうしたら一緒に作品を作れるか、どうしたら一緒に音楽やダンスを楽しめるかを、チームメイトと一緒に常に探していると、お話されていました。

こもり校長とぺえ教頭による課外授業

SCHOOL OF ROCKではリスナーの方を「生徒」と呼び、ラジオの中の学校として、「今日何があったか」「悩んでいること」「チャレンジしたいこと」などを話します。今回は収録スタジオを飛び出し、課外授業ということでお話されていました。ラジオでは、ジェンダーや障害に関する悩みの相談や、どこまで多様性を認め合うべきなのか、どこからが認め合うべきではないのかなど、話題は多岐にわたります。様々な背景を持つリスナーの相談を受ける中で、小森さんは気持ちを言葉にできないと感じることもあり、そんな時は「言葉にならない」という本音を伝えているそうです。ぺえさんは「多様性という言葉が悪い意味で一人歩きしてしまうと、どうしても自分勝手な世の中になってしまうのではないかと思う。こもり校長と一緒に、多様性という言葉に向き合いながら模索しながら、色々な発見をしています。」と、ラジオを通して感じる「リアル」を「キレイゴト」ではなく、自身の言葉でコメントしていました。

手話でDANCE!繋がる広がるあなただけのTrue Color

イベントの最後には「拍手」を意味する、両手を上でひらひらと動かす手話や、一人ひとりの花を咲かせていくようなダンスのレクチャーを受け、参加者みんなで踊りました。世界にたった一人しかいない自分の個性、そして今まで見たこともない新しい個性、各々の持つ個性“True Color”に、会場が一体となり拍手を送りました。

ゲストが、等身大の言葉で繋いでいく今回のトークセッションは、リアルな言葉を聞くからこそ、色々な角度から世界を観ることができ、それぞれが持つ色やストーリーに、間近で触れたように感じました。生きていれば自分にも他人にも「ねばならない」や「当たり前」を、知らず知らずのうちに押しつけてしまうことがあるかもしれません。しかし、日々自分について模索し、時には守り、愛することで自分自身を受け入れるそのプロセスは、他者を理解する力へと変換されるのではないでしょうか。そして、「多様性」という言葉すら存在しない、本当の意味で受け入れ合うことのできる、風通しがよく豊かな世界へとつながっていくのではないでしょうか。


True Colors Festival 公式サイトはこちら

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