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美味しく食べて貢献できる、サステナブルなカフェ

美味しく食べて貢献できる、サステナブルなカフェ

#SHOW CASE
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 陸の豊かさも守ろう

皆さんはSDGsについて何か取り組んでいたり意識したりしていることはありますか?何ができるか分からない、何から始めたらよいか分からない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんなSDGs初心者の方におすすめの第一歩が、いつも利用するカフェやレストランを意識して選んでみることです。そこで今回はいつもの食事でSDGsに貢献できる、東京エリアのサステナブルなヴィーガンカフェについて紹介します。

ヴィーガンとSDGsの関係とは

ヴィーガンとは、卵や乳製品、蜂蜜といった全ての動物性食品を口にしない野菜や果物を中心とした食のスタイルのことを指します。動物性食品を製造するためには、多くの資源が必要となります。例えば家畜用の広い土地を確保するために森林伐採が行われ、家畜を成長させるために大量の水が必要となり、家畜の餌やりや運送、冷蔵管理にも大量の資源が使われます。その他にも、抗生物質や未処理の糞尿を含んだ排出水が海洋汚染の原因となっていたり、牛のゲップが温室効果ガスの原因となっていたりと、環境への負担が大きいことが知られています。最近では大豆などから作られるプランドベースのお肉を取り扱うメーカーやファストフード店もよく見かけられるようになりました。
食事にヴィーガンフードを取り入れることは、環境問題の解決につながっていくのです。

美味しく、楽しく、映えるがトレンド!

ovgo B.A.K.E.R Meiji St. (原宿)

画像出典:ovgo B.A.K.E.R Instagram (@ovgo_officia

今年3月にラフォーレ原宿にオープンした話題のお店。クッキーやマフィン、バナナブレッドなどの焼き菓子を販売しているアメリカンヴィーガンベイクショップです。材料は全て植物性。また、輸送距離が少なくCO2を抑えた国産生産の材料を使用するなど、物流の面でもSDGsに貢献しています。
できる限りオーガニックの、農薬等を使わず自然の恵みを大切にした材料を使用するなど、より良い食材を使った商品をお届けできるよう努めています。濃厚でしっとりとしたクッキーや、ずっしりとしたマフィンなど、すべて植物性でありながら満足感のある、おいしい焼き菓子を販売しています。
ちなみに店名のovgoはorganic, vegan, gluten-free as optionsのことだそう。

whyte cafe sandwiche(原宿/明治神宮前)

画像出典:Instagram(@whyte_venuts

ヴィーガンビューティーサロンを展開するWhyte(ホワイト)が運営するカフェ。サロンとカフェが併設する珍しいお店です。気軽にテイクアウトできるサンドイッチや、プリンなどのスイーツも販売しています。その中でもイチオシが、丁寧に作られたヴィーガンドーナツ、VENUTS(ヴィーナッツ)。その名の通り、卵や牛乳など動物性食品は使わないドーナツですが、それを感じさせないポップな見た目は、トレンドに敏感な方への手土産にもきっと喜ばれるはず。

CORI.(駒沢大学)

画像出典:Instagram(@cori.vegantokyo

ヴィーガンのご夫婦が営む、ヴィーガンフードとクラフトビールのお店です。沢山のヴィーガンメニューがありますが、中でも目を引くのはボリューム満点のハンバーガー。大豆ミートを使ったパティや、テリヤキ豆腐、ソイチキンを使ったバーガーもあり、ガッツリ食べたい男性にもおすすめです。他にもピザやワッフルなど、アラカルトも充実しているので、ランチにも夜にも訪れたいお店です。

松竹圓カフェ(浅草)

画像出典:Instagram(@shochikuen_vegan

手作りのヴィーガンケーキが味わえるお店。その他にもスムージーやハンバーガーなども販売しています。着色料や添加物は一切使わず、全て天然の野菜や果物を使って作られた6色のレインボーケーキは、ヴィーガンとは思えないとってもキュートで写真映えする一皿です。オーガニックの茶葉を使ったドリンクがあるのも嬉しいポイント。コンパクトな店内ですので、少人数またはテイクアウトでのご利用をおすすめします。

Imperfect表参道(表参道)

画像出典:Instagram(@imperfect_store_japan.

表参道ヒルズの1階にある、ウェルフードマーケット&カフェのお店。ウェルフードとは、世界・社会・生活者にとってWell(よい)という食品で、ここでは社会的・環境的価値の高い取り組みを通じて生産されたフード、ドリンクを楽しむことができます。
ナッツやカカオ 、コーヒーの産地が、貧困を始めとした社会問題や森林伐採などの環境問題を抱えていることはご存知の方も多いはず。店名のimperfectという言葉には、世界が抱える産地の「不完全」さと、たとえ「不完全」でも社会課題の解決に向けて自分たちのできることから取り組んでいこう、という想いが込められているそうで、まさに本記事の趣旨にぴったりです。

NEWPORT(代々木公園)

画像出典:Instagram(@newport_tokyo

2008年オープンの、季節の野菜料理とナチュラルワインが楽しめるお店。ナチュラルワインとは環境や自然を尊重して造られたワインで、添加物や保存料、砂糖などを使用していません。こちらでは珍しいナチュラルワインもいただけるので、お酒が好きな方にもおすすめです。ヴィーガンメニューも豊富で、ランチタイムに提供されるファラフェルプレートは、ワンプレートに沢山の食材が乗った見た目にも楽しい一品。テイクアウトもできるので、ヴィーガンランチを片手に代々木公園でピクニックをするのもこれからの季節気持ち良さそうです。

ゴールデンウィークの予定がない方も、お出かけついでに

ここで挙げたお店に限らず、最近では色々な所でヴィーガンや大豆ミートといった言葉を見かけるようになりました。普段特別な意識をせずお肉や乳製品を摂取している方が、急に食生活を変えるのは難しいことです。
しかし普段の食事の一品を置き換えたり、SDGsの活動を行っているお店を選んだりするだけで私たちも環境保全に貢献することができます。ヴィーガンフードと聞くと物足りないイメージもありますが、最近は美味しくてお腹も満たされるものも沢山あります。ぜひ、お気に入りのカフェを見つけに、今度のゴールデンウィークはサステナブルなカフェに行ってみませんか?

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