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『私たちの作品も入っているらしいわよ・・!』GWに子供と見たいSDGsなアニメランキング

『私たちの作品も入っているらしいわよ・・!』GWに子供と見たいSDGsなアニメランキング

#SHOW CASE
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 海の豊かさを守ろう

子どもがSDGsについて学べる機会が、今や学校や本だけでなく身近なアニメにまで広がっていることをご存知でしょうか。アニメは勉強する時間が減るので見せたくない、中には教育上見せたくない番組もあるのでいいイメージが無いといった声を聞くことがありますが、友情や頑張ることの大切さ、自然や社会のことなど多様な学びを気軽に楽しく与えてくれるツールでもあります。今回は、SDGs教育にも役立つようなアニメ作品やその他コンテンツについて取り上げます。

アニメで学ぶ、環境問題

スカパーJSAT株式会社が全国の小学生の保護者1,000名を対象にSDGs教育に関する調査を行いました。その中で、環境問題に対する意識を高めるために子どもに見せたいアニメについて聞いています。TOP5は以下の通りです。

1位 風の谷のナウシカ
2位 天空の城ラピュタ
3位 ドラえもん のび太とアニマル惑星
4位 ドラえもん のび太と雲の王国
5位 崖の上のポニョ


ジブリ作品とドラえもんの2強という結果になりました。では、それぞれのアニメが環境問題にどのように関連しているのかを見ていきましょう。

風の谷のナウシカ(1984年公開)
風の谷のナウシカは、戦争により汚染された腐海(ふかい)に覆われた地球が舞台となる作品です。主人公のナウシカが住む風の谷は清浄な空気の残る貴重な土地でしたが、それを奪い合うために戦いが起こり、そして環境バランスが崩れていきます。
文明のあり方や対話の重要性、そして自然と共存する大切さについて教えてくれる、子どもだけでなく大人も考えさせられることの多い作品です。

天空の城ラビュタ(1986年公開)
作品舞台のモデルは、19世紀後半の産業革命時のヨーロッパです。その昔、圧倒的な科学力と文明を手にし、天空から世界を支配していたラピュタ帝国。しかし突如として滅びてしまいます。理由は、科学が発達し過ぎ、自然から離れてしまったため。進みすぎた文明への警笛と環境保護を訴えた、自然と科学の2つの対比が印象的な作品です。

ドラえもん のび太とアニマル惑星(1990年)
この話では、のび太の通う学校の裏山がゴルフ場建設で切り崩される地球のストーリー、そして、動物たちが優れた環境保全技術の中で平和に暮らすアニマル星を、環境汚染され核戦争で荒れ果てた地獄星の人間が侵略するストーリーの2つが並行して描かれています。ストレートに環境問題に言及したテーマ性の強い作品ですが、ドラえもんの映画であるお陰で子ども達にも分かりやすく、引き込まれる内容になっています。

ドラえもん のび太と雲の王国(1992年)
雲に王国を作るという夢のある話ですが、環境破壊や核に触れた重みのある作品です。地上の人間が地球を汚し環境破壊を続けることに我慢できなくなった天上人が、地球に大雨を降らせ大洪水を起こし、文明ごと浄化しリセットさせようする。どこでもドアで帰ってきたのび太とドラえもんが見た光景が大洪水の街だった、というシーンは、今まさにこの地球で起こっている景色と重なることが多く深く考えさせられる作品です。何十年も前に子どもの頃に見たという方も、この機会に是非もう一度見直してみてはいかがでしょうか。

崖の上のポニョ(2008年)

海辺の小さな町で暮らす少年と、海からやって来たさかなの少女ポニョが出会い、様々な経験を通して絆を深めていくという、子どもにも分かりやすいストーリー。話の中で海洋ゴミ問題や地球温暖化、海抜上昇の問題が散りばめられ、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」の大切さを改めて認識できる内容になっています。

参考:スカパーJSAT 「小学生のSDGs教育に関する調査2022」

まだまだあるSDGsが学べるコンテンツ!セサミストリートが深い

世界的な人気テレビ番組セサミストリートも、長きにわたってSDGsの重要性を発信し続けていることをご存知でしょうか。セサミストリートは、世界中の子供たちに幼少期から良質な教育を届けていくということをミッションに活動しています。
そんなセサミストリートには約140ものキャラクターが登場します。その中には、ホームレスや里子、HIV陽性の少女や難民キャンプで暮らす子ども、更には自閉症のキャラクターなど、多様でカラフルなキャラクター達がたくさん。それはセサミストリートが各国・各地域が抱える社会問題や、教育のニーズに合わせた多彩なプログラムを展開しているためです。番組や多様なキャラクターを通して、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」を広く学ぶことができるだけでなく、その背景にある目標4「質の高い教育をみんなに」も感じることができます。
セサミストリートというと有名なキャラクターだけに着目しがちですが、実は何十年も前から世界中の子ども達のSDGs教育を行なっていることを知ると、改めて、小さいうちから子どもに見せたい番組だと気付かされます。

SDGsをより身近により分かりやすく

最近ではNHKEテレでもSDGsの番組や歌が放送され、また、YouTubeで有名キャラクターがSDGsの情報を発信するなど、アニメ以外にも様々な動画コンテンツでSDGsを分かりやすく学べるようになりました。アニメや動画は目と耳から情報が入るので、本から学ぶよりも記憶に残りやすい特徴もあります。SDGs教育のきっかけとしてこれらのコンテンツを取り入れるのは、子ども達にとっては手軽で最適な選択かもしれません。見終わった後に親子で感想を話し合うのも、更に楽しく学びを深めることができそうです。

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