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名もない家事のアウトソースあり?なし?変化するべき家族の形

名もない家事のアウトソースあり?なし?変化するべき家族の形

#SHOW CASE #TREND
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう

WBSでも紹介された「Yohana メンバーシップ」を知っていますか。1週間の夕食の献立作りや子どもの習い事の提案、旅行先の検索など、家族の忙しいくらしを専門家のチームがサポートするサブスクです。なんと通常月額18,000円のところ、12月12日までのキャンペーン特別価格8,000円で申込が可能です。高い?お得?あなたはどう感じますか?暮らし方のアップデートについて考えます。

コロナ禍でさらに結婚したくない男女が増えている。
ー結婚したくない女性の理由「仕事・家事・育児・介護を背負うことになるから」

「男女共同参画白書 令和4年版」によると、結婚の意思がない30代の男性は26.5%、女性は25.4%と、約4人に1人が結婚の意思がないという驚きの調査結果が報告されました。
結婚の意思がない理由として、女性の場合は「結婚に縛られたくない、自由でいたい」「結婚するほど好きな人に巡り合っていない」「結婚相手として条件をクリアできる人に巡り合えそうにないから」「結婚という形式に拘る必要性を感じないから」「今のままの生活を続けたほうが安心だから」「仕事・家事・育児・介護を背負うことになるから」という理由が多く挙げられています。
一方、男性の場合は、「結婚に縛られたくない、自由でいたい」「結婚するほど好きな人に巡り合っていない」という男女共通の理由のほかに、「結婚生活を送る経済力がない・仕事が不安定だから」という理由が挙げられていました。
ここで注目したいのが、女性の「仕事・家事・育児・介護を背負うことになるから」という理由と、男性の「結婚生活を送る経済力がない・仕事が不安定だから」という理由。これらの背景には、「男性は外で働き安定した収入を得て家族を養い、女性は子育てをしながら家庭を守る」という昔ながらの日本の家族感の刷り込みがあるのかもしれません。調査報告でも、家族スタイルに対する考え方を方向転換する必要があると指摘しています。

未来空想新聞で話題。友だち3人と結婚ができる“家族契約法”は実現するのか!?

2022年のこどもの日に、朝日新聞社とパナソニックが共同で制作・発行した「未来予想新聞」では、「トモダチ婚」「家族契約法」というキーワードがSNSで話題になりました。2039年には性愛に基づかない複数人のパートナーシップに家族としての権利を認める「家族契約法」が施行され、日本初の友人3人での結婚が実現したという架空のニュースです。
架空といえど、これまでの常識にとらわれない柔軟な考え方をするきっかけになるのではないでしょうか。今、私たちは、男性の役割、女性の役割といった固定的役割分担の考え方を改めていく過渡期に直面しているのかもしれません。

画像出典:未来空想新聞公式サイトより

米シリコンバレー発企業のYohanaが家族を助けるサービスを日本に拡大

そんな過渡期に直面している中、働く親の負担を軽減するための「Yohanaメンバーシップ」は、これまで1000以上の家族、2万件の家族のTo-doを解決してきました。ついに日本にも上陸。アメリカのシアトルでスタートしたYohanaが、日本でパナソニックHD100%出資のスタートアップ企業として始動しました。まずは神奈川県からサービスをスタートしています。
アメリカでサービスを利用した多くの家族は、週に8~10時間以上のゆとりの時間が生まれたという声が寄せられているそうです。サービスを開始前のフィールドトライアルでは、利用者の満足度が92%(2022年9月5日時点)。このようなサービスが受け入れられる背景には何があるのでしょうか。
Yohanaの創業者兼CEOのヨーキー松岡(松岡陽子)氏は、シリコンバレーを拠点に、Googleの副社長やNestのCTO(最高技術責任者)として活躍してきた一方、私生活では4人の子どもを持つワーキングマザーであり、働きながら育児をする苦労を経験しています。

画像出典:Yohanaより 

サービス開発の背景を「仕事をしながら母として妻として、毎日をがんばってきたが、パンデミック時にすべてぐしゃっと崩れてしまった。なんとか保っていたバランスが子どもも家にいる、仕事も家でするようになり、これはできないと思った。こんなに大変なのは自分だけだと思っていたら、周りにも同じ思いをしている人がたくさんいた。この状況を救える仕組みをテクノロジーで作れないかと思って始めたのがYohana」と、松岡氏は話しています。

家族のTo-doをサポート・解決!「Yohanaメンバーシップ」でできること

「Yohanaメンバーシップ」は「ガイド」「スペシャリスト」「リサーチャー」がチームとなり、さらに、各分野の専門家や外部パートナーとの独自のネットワークで、家族の日々のTo-doをサポートする仕組みです。これを利用すると、例えば以下のような依頼ができます。

画像出典:Yohanaより

・1週間の夕食の献立を提供
・お子様の口に合うミールキットの調査と手配
・あなたにとって重要なイベントのリマインダー
・夏休みの旅行の企画から手配までご家族への誕生日プレゼント選び
・出産したばかりの友人への出産祝いの手配
・コロナ禍で会えてない遠方にいるご両親へのプレゼントや差し入れ
・お子様へのおすすめ絵本の紹介
・信頼できる料理代行の手配
・プロクリーニングの手配
・テーマパークを満喫するためのプラン作成
・お子様の誕生日における撮影会の企画、手配
・夫婦水入らずの時間を作るためのベビーシッターの手配

ひとつひとつは日常の何気ないTo-doですが、忙しい日々の中では、積み重なると大きな負担になります。Yohanaのコンシェルジュに頼ることで、ゆとりの時間が生まれます。結果、家族との時間が増えて、家族のウェルビーイングが向上する。Yohanaは、家族の一部になるようなサービスを目指しているとのこと。

日本でもYourConciergeという企業常駐型コンシェルジュサービスがあります。その個人版とも言えるYohana。猫の手を借りやすくするサービスの拡大は、働く女性だけでなく、介護の時間を必要とする人、新生活の準備で忙しい人、キャリアアップのためなど。性別・年齢・属性を限定せず、時間を効率的に使いたい人を誰一人として取り残さない社会づくりへ向けた鍵になるでしょう。

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