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<radiko配信中>経済的な事情や将来への不安・・増え続ける若年層の自殺者と社会問題の根深い繋がりとは


この記事に該当する目標
3 すべての人に健康と福祉を 10 人や国の不平等をなくそう
<radiko配信中>経済的な事情や将来への不安・・増え続ける若年層の自殺者と社会問題の根深い繋がりとは

ニッポン放送で毎週日曜日14時10分からオンエア中のラジオ番組『SDGs MAGAZINE』。パーソナリティは元乃木坂46で現在はファッションモデルや女優としても活躍中の新内眞衣さん。
今回は、NPO法人「あなたのいばしょ」の理事長である大空幸星さんをゲストにお招きし、目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標10「人や国の不平等をなくそう」をテーマにお届けしました。

「望まない孤独をなくす」ために設立された「あなたのいばしょ」。その理事長である大空さんに、実際にある若者からの自殺相談や、その背景にある問題、解決のためにできることなどを伺いました。少しセンシティブな内容ではありますが、とても大切な命のこと。聞き逃してしまった方はぜひradikoの聴き逃し配信をチェックしてくださいね。

この記事を読んでから聞いてみると、よりお楽しみいただけます。
radiko:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20230709141000

NPO法人「あなたのいばしょ」

2020年の3月に無料・匿名のチャット相談窓口として大空さんが友人とたった2人で立ち上げた「あなたのいばしょ」。現在はそれからたった3年で、10歳に満たない子どもから90代の高齢者まで、1日1200人、1か月2万件以上の相談があります。
同じ相談でも一般の相談所と違うのが、アクセスの方法とカウンセラーのスタンス。従来は電話窓口が多かったものをテキストチャットに変え、カウンセラーも日本在住の日本人だけでなく、海外で暮らす日本人にも広げたことでやりとりの量が増えています。

増え続ける若い自殺者

ここ10年、自殺者の総数が減少しているなか、若年層だけは増え続けているのが現状。今年3月に発表されたものだと、2022年に自ら命を絶たれた方は2万1881人、男性は13年ぶりに増加。そして悲しいことに、小中高生は過去最多の514人です。
大空さんは、「孤独」には種類があり、「社会的孤立」と「望まない孤独」があるといいます。「望まない孤独」は英語では「loneliness」。頼りたくても頼れない、話したくても話せないというような状況です。「社会的孤立」は客観的に見て家族やコミュニティとの接触がほとんどないこと。「孤独」は主観的概念で、孤立していても孤独を感じない人もいます。

この若年層の自殺者数の増加は、実は相当根深い社会の問題にも繋がっています。経済的な事情や将来への不安など、その理由は様々ですが、解決のために私たちにできることはあるのでしょうか。
7月9日に放送したラジオ番組「SDGs MAGAZINE」は、radikoにて聴き逃し配信中です。時間が合わず聴き逃してしまった方はぜひ、radikoのタイムフリーで確認してみてくださいね。
radiko:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20230709141000

ゲスト NPO法人「あなたのいばしょ」 理事長 大空幸星さん

1998年生まれ。愛媛県松山市出身。慶應義塾大学 総合政策学部在学中の2020年3月、「信頼できる人に確実にアクセスできる社会の実現」と「望まない孤独の根絶」を目的に「あなたのいばしょ」を設立。孤独対策、自殺対策をテーマに活動し、内閣官房の「孤独・孤立」の実態把握に関する研究会構成員、内閣官房「孤独・孤立対策担当室」HP企画委員会委員なども務める。