“SDGs”と“企業”をもっと近づける!SDGs MAGAGINE

世界TOP3の「日本のパスポート」がオンライン申請可能に!

世界TOP3の「日本のパスポート」がオンライン申請可能に!

#SHOW CASE
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 平和と公正をすべての人に

夏がやってきました。多くの方々にとっては待ち望んだ夏休みの季節です。新型コロナウイルスの感染拡大防止策も徐々に緩和され、今年の夏は海外旅行に出かける方も多いのではないでしょうか。その際、必須となるアイテムがパスポートです。
日本では2023年3月から、パスポート更新の申請をオンラインでできるようになりました。今回は、パスポートについて詳しくみていきましょう。

オンライン申請ができるようになった「日本のパスポート」

2023年3月から、日本ではパスポート更新の申請をオンラインで受け付けています。使用するのは、マイナンバーカードとマイナポータルアプリです。
これまでの書面による更新手続きでは、申請する際と受け取る際の、合計2回窓口に出向く必要がありました。しかしオンラインによる手続きなら、受け取る際の1回のみ、窓口に行けばよいことになります。
これにより、何らかの事情で家から出ることが難しい方や、国外にいる方も、気軽に申請が可能になりました。

ただし、オンライン申請ができるのは、以下2パターンのうちいずれかに該当する場合と決まっているため、注意が必要です。
・パスポートの残存有効期間が1年未満となった場合
・査証欄の余白が見開き3ページ以下になった場合
初めて申請する場合や、手持ちのパスポートが失効している場合なども、オンライン申請の対象外となります。

意外と知らない?!2023年のパスポート制度の変更点とは

2023年3月より、オンライン申請に加えて、3つの変更点があります。
1.パスポートの査証欄のページが追加不可に
2.戸籍の確認書類が戸籍謄本のみに
3.パスポートの発行後6ヶ月以内に受け取らないと次回の手数料が割高に

これまで、パスポートの出入国印を押す査証欄のページは追加できたことをご存じでしょうか。実は、2023年3月までは、パスポートの査証欄を1冊につき1回まで増補できました。しかし、2023年3月からは、この増補制度が廃止になりました。今後、査証欄がいっぱいになってしまった方は、「切替申請」または「残存有効期間同一申請」をしなければなりません。どうやら、偽造防止の観点から廃止の動きが強まっており、G7で本制度が残っていたのは日本だけでした。

確認書類が戸籍謄本に限定されたことも、知らない方が多いのではないでしょうか。これまで確認書類として、戸籍謄本または戸籍抄本のいずれかを提出すれば問題ありませんでしたが、現在は戸籍謄本のみとなっているため注意が必要です。

加えて、パスポート発行後6ヶ月以内に受け取らないと次回申請時の手数料が割高になることも知っておきたい変更点でしょう。パスポートも発行後6ヶ月で受け取らなければ失効しなってしまうため、申請したらできるだけ早く受け取りに行くことをおすすめします。

「世界”最強”パスポート」と「世界”最弱”パスポート」

2023年7月、ビザなしで入国できる目的地の数を基準とした「パスポートランキング」が発表されました。国際航空運送協会(IATA)のデータをもとに作成された本ランキング。日本のパスポートは5年もの間1位の座を守り続け、世界から「日本のパスポートは世界最強」とうたわれてきました。(※2023年は第3位に)
そもそも「ビザ」とは、渡航先の国が自国の安全を守るために審査・発行する「入国許可証」です。日本は世界的にも経済力が高く、犯罪率が低いことから、ビザなしで入国できる国が多いと言われています。

一方、本ランキング最下位のアフガニスタンは、ビザなしで渡航できる国がわずか27ヶ国。日本と比べると、162都市も少ないということになります。ビザで渡航できる国が少ない理由のひとつとして、テロや紛争が続いている点が挙げられます。実際、テロの影響の大きさを測るグローバルテロリズムインデックス(GTI)では、アフガニスタンは3年連続トップとなっています。

日本の最強パスポートを持ってこの夏海外へ出かけよう

日本のようにビザなしで渡航できる国が多い国もあれば、アフガニスタンのようにビザを申請しないとほとんど海外にいけない国もあります。ランキング上位と下位の国の格差が広がっている一方で、世界平均は109と、ランキングを開始した2006年から倍近くに増え、世界的に移動の自由が広がっています。

少しの手間と手数料で、”世界最強”のパスポートを手に入れられる日本。ぜひこの機会に、オンラインでパスポート申請をして海外に出かけてみてはいかがでしょうか?

カテゴリーの新着記事

新着記事

Page Top