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「軽井沢国際カーリング選手権は、大会だけじゃない!?ユニクロが取り組む次世代教育とは!?」

「軽井沢国際カーリング選手権は、大会だけじゃない!?ユニクロが取り組む次世代教育とは!?」

#SHOW CASE
  • 質の高い教育をみんなに

12月1日から3日間にわたって長野県軽井沢町で開催された「軽井沢国際カーリング選手権大会」。
スウェーデンやカナダを始めとしたカーリング強豪国など、世界各国から計16チームが参加し、最終日まで白熱した戦いが繰り広げられました。
実は、軽井沢国際カーリング選手権大会は、大会だけではなく、毎年地元の子供たちを対象にプロ選手を講師に迎えたレッスンを開催しています。
未来の子供たちに、世界トップクラスの選手たちのレッスン機会をつくり、次世代教育を図る取り組みは、SDGsの「4.質の高い教育をみんなに」にも繋がる取り組みですよね。
今回は、地元の次世代カーラー35名を対象に開催された今年のレッスンの様子をご紹介します。

軽井沢は、カーリングの「聖地」!?

1998年長野オリンピックで、カーリング競技が開催された場所が「軽井沢」であることをご存知でしょうか?
開催当時は、オリンピック正式種目として初めてカーリングが実施されました(※1)。

軽井沢国際カーリング選手権大会は、その長野オリンピックを記念として翌年から開催されるようになった大会で、2014年の大会からは、日本で初となるワールドカーリングツアーの大会の一つになっています。

現在活躍している選手たちにとって、当時の長野オリンピックが競技を始めるきっかけになっていたりと、「軽井沢」に思い入れがあるカーリング選手は多いようで、 今年の軽井沢国際カーリング選手権大会に出場していた、スウェーデンのニクラス・エディン選手も、1998年長野オリンピックを見て、カーリングに興味を持ち、翌年から競技を始めたのだとか。

【画像】熱心に指導するTeam Edin

軽井沢が、日本のカーリングの聖地であると言われる所以が伺えます。

※1:2006年になって1924年シャモニー・モンブランオリンピックで実施されたカーリング競技が公式記録として記載されたため、1998年長野オリンピックは、2度目の実施ということになった。

ユニクロとスウェーデンの繋がり

ユニクロは、2019年からスウェーデンオリンピック委員会とパートナーシップを締結させるなど、これまで様々なスウェーデンのスポーツ委員会、連盟と取り組みを行ってきました。

2023年11月には、スウェーデンカーリング協会と、カーリングスウェーデン代表選手団、および関係者にユニクロのウェアを提供するオフィシャルサプライヤー契約を締結しました。 このオフィシャルサプライヤー契約締結を受けて、今年の軽井沢国際カーリング選手権大会にTeam Edinが出場することが決定し、ユニクロドリームプロジェクト ジュニアカーリングクリニックにも参加することになっています。

この契約締結は、2022年北京オリンピックの際に、選手のベストパフォーマンスを引き出した実績と、「あらゆる人の生活を、より豊かにするための服」というLifeWearのコンセプトが協会や選手団から高く評価されて結びついたとのこと。 カーリングスウェーデン代表選手団 二クラス・エディン選手は、「北京大会でのウェア提供を通じ、代表選手団は日本やユニクロに絆を感じており、ユニクロのウェアを着てプレーできることを誇りに感じています。ユニクロのウェアの優れた機能性や着心地が今後の選手のパフォーマンスに良い影響を与えることは間違いありません。」とコメントするほどです。

【画像】23年11月にユニクロとオフィシャルサプライヤー契約を締結したスウェーデンカーリング協会

大会プレミアパートナーを務めたユニクロの取り組み

スウェーデンとの繋がりもあり、今年の軽井沢国際カーリング選手権大会は、ユニクロがプレミアパートナーを務めました。毎年開催されてきた地元の子供向けレッスンも、今年は「ユニクロドリームプロジェクト ジュニアカーリングクリニック」と題して開催。ユニクロがこれまでも開催してきた、「UNIQLO Next Generation Development Program」の一環として行われました。
本プログラムは、未来のアスリートの夢を応援することを目的として、各スポーツ団体と連携し、グローバルアンバサダーらと一緒に、次世代育成を推進してきています。

【画像】真剣にレッスンに取り組む子供たち

今回の「ユニクロドリームプロジェクト ジュニアカーリングクリニック」は、ユニクロとオフィシャルサプライヤー契約を締結したスウェーデンから、北京オリンピック金メダルチームのTeam Edinや、オリンピックで2度金メダルを獲得したケイトリン・ローズ選手がスキップを務めるカナダの「Team Lawes」など、世界トップクラスの4チームを講師に迎え、地元の小学3年生~高校3年生までの次世代カーラー35名を対象に行われました。 レッスンを通して子供たちは、選手のデモンストレーションを間近で見たり、実際に選手に手を引かれながら教わったりと、とても充実した時間を過ごしていました。
また、イベントの最後には、質問コーナーも設けられており、世界トップクラスの選手からのアドバイスやメッセージに、子供たちは憧れをより膨らませ、「憧れるだけではなくて、超える存在になりたいと思った」とコメントするなど、更なる夢を持つことができた様子。次世代の子供たちに夢を与えるイベントとなりました。

【画像】レッスンを通して交流を深めたTeam Edinと子供たち

スポーツは人々の健康維持だけではなく、性別や年齢にかかわらないコミュニティ能力の強化にも貢献し、SDGsの達成に必要な存在となっています。 試合内容や試合結果への注目はもちろんですが、その大会に秘められた想いや取り組みにも、今後はぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

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