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<radiko配信中>目標を掲げて実際に変えられたことは?SDGsの目標達成までのこれまでとこれから

<radiko配信中>目標を掲げて実際に変えられたことは?SDGsの目標達成までのこれまでとこれから

#RADIO

ニッポン放送で毎週日曜日14時10分からオンエア中のラジオ番組『SDGs MAGAZINE』。パーソナリティは元乃木坂46で現在はファッションモデルや女優としても活躍中の新内眞衣さん。

今回は前回に引き続き、“ミスターSDGs”こと慶應義塾大学大学院の蟹江憲史教授をゲストにお招きし、現状目標達成時期として設定されている“2030年”をテーマにお届けしました。

先生は去年の9月に国連に出したSDGsのレポートですでに、「ほぼすべての目標で、2030年までの達成は極めて厳しい」というコメントをされています。残念ではありますが、そんな中でも実際に「変革できた・変えられた」こともあるはず。現状に向き合いながら、目標の達成までのこれまでとこれからのことを考えました。

聞き逃してしまった方はぜひradikoの聴き逃し配信をチェックしてくださいね。
この記事を読んでから聞いてみると、よりお楽しみいただけます。

radiko:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20240114141000

SDGs の目標を掲げてから、実際に「変革できた・変えられた」こと

冒頭にあげたように2030年までに目標を達成するのは難しいと考えられていますが、そんな中でも「変革できた・変えられた」こともあります。例えばEVは、この5年ぐらいで急激に普及。ノルウェーでは新車販売台数の20%がEVだったのが、今では80%がEVになりました。これはかなり大きな変化であると言ってよいでしょう。

日本のSDGsの状況

SDGsの目標達成には世界全体で取り組んでいますが、実はSDGsに関するルールは現状、概ねヨーロッパ主導になっています。日本としてはこれに追いつかなければ、合わせなければ、という状態で日本企業が自分たちの特徴を出すのが難しくなっています。

ただし、サステナビリティにはまだ標準化されていないものも多いので、日本発でそこを取っていこうというマインドセットが重要。技術を共有したり、マーケットの基盤を作ったり、国際的に標準化していくことが目指すところです。

実際に目標達成できるのはいつ?

さて、2030年までに目標を達成するのは難しいとされた今、改めて達成時期を考えみるとどうでしょうか。実は最も楽観的なシナリオでも目標達成が可能とされているのは2050年。しかし、それも現実的には難しいようです。
どのシナリオを見ても、当初からの目標であった2030年までにすべてが達成可能という予測はありません。ただ、シナリオというのは、現状を反映して作っていくもの。大幅な技術革新や人々の価値観の変化は考慮されていませんから、希望は捨てずに持っていてもいいのかもしれません。
パンデミックや戦争など、現状を後退させるようなものを避け、少しでも早い目標達成を目指したいですね。

1月14日に放送したラジオ番組「SDGsMAGAZINE」は、radikoにて聴き逃し配信中。時間が合わず聴き逃してしまった方はぜひ、radikoのタイムフリーで確認してみてくださいね。
radiko:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20240114141000

ゲスト 慶應義塾大学大学院 蟹江憲史教授

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授
専門分野は、国際関係論、地球システムガバナンス
SDGs関連では、慶應義塾大学SFC研究所xSDG・ラボの代表を務め、 日本政府SDGs推進円卓会議など多方面で活躍。

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