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スーパーマーケットが農場に!?ベルリン発、次世代型屋内垂直農法 「Infarm(インファーム)」が日本初上陸!

スーパーマーケットが農場に!?ベルリン発、次世代型屋内垂直農法 「Infarm(インファーム)」が日本初上陸!

#SHOW CASE
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  • 気候変動に具体的な対策を

ドイツ・ベルリン初の次世代型屋内垂直農法「infarm(インファーム)」が2021 年 1 月に日本に初上陸します!

“次世代型屋内垂直農法”と聞いても、あまりピンと来ないですよね?“次世代型屋内垂直農法”とは、スーパーマーケットなどの屋内で、垂直に陳列されたスペースの中、人工照明や気温制御を使って野菜を栽培することができる都市型農法です。

通常都市のスーパーマーケットに並んでいる野菜は、“地方の農家で栽培された後、各店舗に運ばれてくる”のが常識でした。しかし、この常識を覆したのが「infarm」!なんと、お店の中で野菜が栽培できるようになったのです。
この画期的なイノベーションにより、採れたての新鮮な野菜を都市で購入出来るようになりました。また、これまで運送時に発生していたCO2を90%削減、栽培時に使用していた水を95%、肥料も75%の削減に成功するなど、「お店の中に農場をつくる」発想が、「究極の地産地消」ビジネスモデルとして注目を集めています。

地産地消の考えやビジネスモデルが発展していくことは、世界でも群を抜いて高い日本のフードマイレージ※の軽減にも貢献していきます。

※フードマイレージとは?
食の輸送距離と言われ、食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた数が指標となる。距離が長ければ長いほど、地球に多く負担をかけている。日本のフードマイレージが高騰している最たる要因は、食料のおよそ60%を輸入に頼っており、島国であるために飛行機や船による輸送距離が長くなることと言われている。

「infarm」は2013年にドイツ・ベルリンで設立されて以来、環境対策への取り組みが進んでいるヨーロッパを中心に事業を展開。現在では、ドイツ、スイス、フランス、 ルクセンブルク、イギリス、デンマーク、オランダ、アメリカ、カナダの9か国で展開されています。
各国の「infarm」のファーミングユニットは、ベルリン本社から遠隔でデジタル制御されており、可視化された植物の生育状況をデジタル上で管理。天候に左右されることもないので、通常よりも野菜が成長しやすいそうです。
栄養たっぷりのおいしい新鮮野菜をサステイナブルに栽培できる、まさに次世代型のファームですね!   (次ページへ)

今回、遂に日本に上陸することになった「infarm」。紀ノ国屋インターナショナル(青山店)では2021 年1 月19 日(火)、紀ノ国屋西荻窪駅店では2021 年1 月23 日(土)からそれぞれ販売を開始します。サミットストア五反野店での導入も決定しており、販売開始は2021 年 1 月下旬を予定しているようです。日本各地で摘みたての新鮮野菜を食べられるのが今から楽しみですね!
これを機に、今後日本でもサステナブルなスマート農業スタイル“都市型農法”  が広がって行くのかもしれません。

https://www.infarm.com/

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