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いよいよ受験シーズン本格化!SDGsが中学入試にも出題!?

いよいよ受験シーズン本格化!SDGsが中学入試にも出題!?

#TREND

若い世代、特にZ世代(2000年もしくは1990年代後半から2010年の間に生まれた世代のこと)での認知度が高いSDGs。

今、さらに若い世代や子どもたちの間でも、SDGsを学ぶ機会が増えていることをご存じでしょうか。

2020年春に実施された中学入試では、時事問題としてSDGsに関する問題を取り扱う学校もあり、各予備校での受験対策も実施されています。

知識を問うような一問一答形式の問題だけではなく、記述式で自身の考えを述べる問題も出題されています。

例えば、

さいたま市は2019年に「~誰もが住んでいることを誇(ほこ)りに思える都市へ~」をスローガンにして、「SDGs未来都市」に選定されました。では、さいたま市に限らず、あなたが住んでいる都市が「誇りに思える都市」になるために、あなたはどんなことができますか。SDGsの17個の目標から一つ選び、1~17の番号を解答欄(らん)に記し、その目標に対して、「誇りに思える都市」になるために、あなたができることをわかりやすく説明しなさい。(2020年の開智中学校入試問題より)

日能研が実施した出題校である開智中学校の向井先生(社会科)へのインタビューでは、

出題意図をこのように答えています。

「自分がどんな社会にしていきたいか、どんな働きかけをしていきたいか」ということをぜひ考えてほしいという想いがあって、この設問を作らせてもらいました。さらにもう一点ありまして、SDGsはグローバルな視点ですごいことをやっているもの、と捉えられがちなのですが、実はこの問題自体が「さいたま市の目標」といっているように、ローカルな視点がグローバルな視点につながっているということもぜひ考えてもらいたい、そんなことも盛り込んだ問題です。

目の前の自分の住んでいる場所をよく知って行動していこう、ということも世界全体を変えていくことにつながっていく。そういうことが、「社会」というものを考えるにあたってとても重要な視点なんだよ、という想いに込めて、SDGsを地域の問題と結びつけて出題しました。


引用:「出題校にインタビュー!開智中学校」より
https://www.nichinoken.co.jp/shikakumaru/202003_sh/summary/interview01

大人も負けていられませんね。

ではここで、明倫ゼミナールの私立中学受験科ブログにて、生徒向けに出題されたテスト問題を出題します。力試しにぜひ問いてみてください!

1 1992年に国連環境開発会議が開かれ、「持続可能な開発」を基本理念として、様々な問題に取り組むことが宣言されました。この会議を通称何と言うか答えなさい。

2 1は、どこの国の何という都市で開催されましたか。

3 目標5にある「ジェンダー」の意味は、次のどれが正しいか選びなさい。

  ア 経済的に裕福な人とそうでない人の差。

  イ 社会や文化によって決められた男女の差。

  ウ 人種や出身国による差。

  エ 教育を受けた人と受けていない人の差。

(出題:https://www.meirin-net.co.jp/blog_juken/2020/11/-sdg.html

答えはこちら。

1 地球サミット

2 ブラジルのリオデジャネイロ

3 イ

みなさんはいくつ回答できましたか? SDGsを学んだ子どもたちが社会の担い手となる2030年に向けて、いつまでも学ぶ姿勢は忘れずにいたいですね。

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