食欲の秋が過ぎ、今度は鍋がおいしくなる冬の時期の到来ですね。
今回は、本格的に肌寒くなってきたこの時期におすすめの、体を動かす一風変わった地域密着型社会貢献イベントを紹介します。心も体もぽっかぽかになれること間違いなしです！

新感覚のゴミ拾い？「スポGOMI」

スポーツのようにゴミ拾いを行う「スポGOMI」という新しい競技をご存知でしょうか？チーム制で競技エリア内のゴミを集め、その質と量でポイントを競います。競技のためルールはもちろん審判も存在し、家庭ごみを持ち込んだり、ゴミ収集場から拾うのは重大なルール違反だそう。今回ご紹介するイベントは「スポGOMI」を立ち上げた一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブと、ユニクロとのコラボ企画。参加者にはオリジナルユニフォームの配布も予定されています。

街に落ちているゴミはどこへ？

路上で見かける、たばこの吸い殻や空になったお菓子の袋などが一体どこに消えるのか、気になったことはありませんか？プラスチック製の包装など重量の軽いゴミの多くは降水の勢いによって排水溝へ落ちていきます。そして、ゴミが流れ着く先の河川や海岸においては、景観悪化や悪臭のほか、野鳥や魚類がこれらを誤食することによる生態系への影響が長らく問題となっています。

SDGsの目標では、目標6「安全な水とトイレを世界中に」、ターゲット6.6「水に関わるすべての生態系を保護し、回復させよう」を通じて、すべての人々が水と衛生施設を利用できるようにし、持続可能な水・衛生管理を確実に実現することが掲げられています。参加者はイベントを通じ街中のゴミをゲーム感覚で拾うことで、河川や海岸にゴミが流れ出てしまうことを防ぎ、環境問題についても実践的に楽しく学ぶことができます。

地域に根差したコミュニティーづくりに貢献

「スポGOMI×UNIQLO」第1回が開催された京都では、ユニクロが以前から地域密着型の店舗運営の一環として、京都河原町店を中心に近隣の学生や伝統工芸の職人と共にフィールドワークを行うなど、地域と連携した活動が行なわれています。そして、第2回開催予定地の香川県高松市は、ユニクロが20年来支援している「瀬戸内オリーブ基金※1」ゆかりの地であり、両地域ともにユニクロとは深いつながりがあります。また、今回のイベントでは、開催地の近隣住民を主な参加対象者としています。近所の住民同士が一緒に取り組むことで、地域に根差したコミュニティーづくりにもつながる取り組みとなっているのです。

私たちの生活に欠かせない水を循環している河川や海岸を守るため、また、その土地に住んでいる住民自身が誇りに思える街づくりを楽しく実践できる素敵なイベント！ぜひ、お揃いのユニフォームなど着て参加してみませんか？


※1　瀬戸内オリーブ基金
1990年代日本最大規模といわれた有害産業廃棄物の不法投棄事件「豊島事件」をきっかけに、建築家の安藤忠雄氏と、豊島事件弁護団長の中坊公平氏が呼びかけ人となって設立されたNPO法人です。
2000年、公害調停成立を受けて設立され、瀬戸内海エリアの美しい自然環境を守り、再生することを目的に活動をしています。
ユニクロ・ジーユーでは店頭での募金活動を2001年から行っています。

• [日程] 2021/11/13（土）
• [時間] 8:30 〜 9:45（集合8:00）
• [会場] ユニクロ ゆめタウン高松店 香川県高松市三条町608-1東館3階
• [「スポGOMI×UNIQLO」特設サイト] https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/society/youth/school/spogomi/