“SDGs”と“企業”をもっと近づける!SDGs MAGAGINE

エコマークアワードから紐解くSDGs~持続可能な社会の形成とは~

エコマークアワードから紐解くSDGs~持続可能な社会の形成とは~

#SHOW CASE
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • 気候変動に具体的な対策を

国際規格に基づいて運営される、エコマーク制度は、環境配慮型商品(製品・サービス)を認定する環境ラベルとして、SDGs達成に大きく貢献していることをご存じでしょうか。SDGs(持続可能な社会目標)とは、国連加盟国が掲げる世界で達成すべき目標とし、大きく17個のゴールから構成されています。17の目標のうち、エコマーク制度と関連性が最も深いものは、目標「つくる責任 つかう責任」です。
エコマークは、持続可能な消費と生産のために、ライフサイクルを通じて環境負荷の少ない環境配慮型商品の開発・生産の促進に寄与しています。また、国・地方公共団体、民間企業や消費者に対して、環境配慮型商品の目印にもなっています。
次に、目標13「気候変動に具体的な対策を」。
エコマークでは、ライフサイクルを通じてCO2の排出抑制に寄与する商品(エネルギー効率の高い商品など)を認定し、普及に取り組んでいます。気候変動対策は、エコマークの評価項目の4つの重要な柱のひとつになっています。
そして最後が目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」です。
エコマーク事務局は、日本の環境省や国連環境計画(UNEP)、世界エコラベリング・ネットワーク(GEN)と協力して、世界各国に持続可能な公共調達(またはグリーン購入)が広がるよう、制度の構築をはじめとした、支援活動に積極的に取り組んでいます。
つまり、エコマーク商品の購入がSDGsの達成に貢献できるということです。

エコマークアワードとは?

日常生活で目にする事が多くなった「エコマーク」ですが、毎年公益財団法人日本環境協会からエコマークアワードが表彰されます。昨年は11月18日に受賞発表がありました。
エコマークアワードは、2010年に創設された初めての表彰制度です。エコマーク事業の目的である「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による、持続可能な社会の形成」に向けて積極的に活動している企業・団体等を表彰するものです。「消費者の環境を意識した商品(サービス含む)選択、企業の環境改善努力による、持続可能な社会の形成」に大きく貢献する取り組みをした企業・団体等には優秀賞を表彰。優秀賞のうち最も優れた取り組みに「最優秀賞」が授与されます。

以下、エコマークアワード2021受賞企業とその取り組みをご紹介いたします。

◆「エコマークアワード2021」最優秀賞
株式会社KAWASAKI
建築資材・製品の開発製造を行う鉄筋コンクリート(RC)建造物建築のための型枠パネル「大匠パネル」
再生プラスチックを使用したパネルは、繰り返し使用後は再生処理されるルートも確保するなど、一貫した資源循環と持続可能な事が評価されました。

◆「エコマークアワード2021」優秀賞
旭日化工株式会社
エコマークを起点にし、今まで廃棄されていた製品や原材料などを新たな価値・資源と捉え、形を変えリユースし循環させる取り組み(サーキュラーエコノミー)や、経済・社会・環境の多岐にわたり持続可能性を図る運営(サステナブル経営)の実現をめざした事が評価されました。

NECパーソナルコンピュータ株式会社
製品サイクルの早いpc業界においてのエコマーク認定は、省エネ性能やリサイクル設計に優れ、長寿命な機器である事が持続可能な社会の形成とされ、エコマークを活用して、消費者のみなさんが環境を意識した商品選択を行ったり、関係企業の環境改善努力を進めていくことにより、持続可能な社会を実現してきました。また、環境先進企業として、地球環境と企業活動の調和を実現するため、製品原材料の調達からやサービス開発、製造、物流、販売に至る一連の流れ(サプライチェーン)全体で、地域社会や地域住民と企業と協力しながら環境問題対策の取り組みが評価され、今回の受賞となりました。

SHIROYAMA HOTEL kagoshima 子供食堂
国の省エネ指標であるホテル業のベンチマークでSクラス(省エネが優良な事業者)を4年連続で達成。以前より、宴会における食品ロスを減らしていく取り組みや、生ごみ削減設備の導入などで環境問題に取り組みで持続可能な社会の形成を目指してきました。また、未来を担う子供たちの支援を行うと共に、フードロスをなくす取り組みとして、消費期限が近づいたホテルメイドのパンを、 鹿児島県内の70カ所のこども食堂・地域食堂を束ねる「かごしまこども食堂・地域食堂ネットワーク」へ 寄贈しています。

野村不動産グループホテル(NOHGA HOTEL/庭のホテル 東京)
エコな移動手段としてレンタル自転車を積極的に採用したり、環境配慮型製品(オーガニック製品)、リネン交換抑制などの脱炭素を強く意識したホテル経営や、ホテルの調達電力を実質的に再生可能エネルギー100%・CO2 排出量ゼロの取り組みなど、グループホテル一体となった環境配慮への取り組みが評価されました。

株式会社パレスホテル(パレスホテル東京)
SDGs MAGAZINEでも取り上げてきたパレスホテルは、日本でCSR概念が広まる前から、近隣での清掃活動や生ごみの有機肥料化にいち早く取り組み、その後も、再生利用可能で生物由来の環境にやさしいゴミ袋(バイオマスゴミ袋)の使用や、紙ストローの採用、自然の中から電気を集める超小集電の取り組み等、様々環境保全に役立つ活動をしてきました。ホテル内にあるフランス料理エステールでは、同施設で作られた有機肥料で有機栽培をしている農園に提供し、専属契約を結ぶ事により、安心安全かつ、地産地消を目指した、持続可能な社会の形成に取り組んでいる事が評価されました。

優秀賞を受賞したパレスホテル東京の取り組みは、以前SDGsMAGAZINEでも何度かご紹介しています。

●【ホテルが取り組むSDGs】パレスホテル東京のフランス料理「エステール」が目指す、サステナブルな食体験とは?

フランス料理「エステール」は、日本の旬の素材の風味をフランス料理の技法で最大限に引き出した、日本ならではのフレンチファインダイニングです。素材そのものが持つ本来の味を守り、ヘルシーで地球に優しい料理を提供。「ミシュランガイド東京 2021」では、初年度にして1つ星レストランとして掲載されています。
そんなフランス料理「エステール」では、“安心安全かつ地産地消に力を入れた食体験の提供”を目的とし、山梨県の有機栽培野菜の農園「白州杜苑」(はくしゅうとえん)と専属契約を結んでいます。「白州杜苑」は、有機JASの認定を受けた有機栽培を行う農園です。今回の専属契約を行うことにより、この農園で採れた野菜の廃棄物は農園へ戻し、肥料にしてまた土に戻すという食材の循環をつくる「自然循環型有機栽培」が実現。おいしいだけじゃない、地球にも優しい、パレスホテル東京でしか体験できないサステナブルな食体験ができます。

●パレスホテル東京の一流シェフが作る、地球に優しいオリジナルハンバーガーとは?

パレスホテル東京のオールデイダイニング「グランド キッチン」では100%植物由来原料を使用したハンバーガー「オリジナル プラントミートバーガー」が販売されています。
「プラントベースミート」が環境に優しい食材だと言われる大きな理由の1つとして、牛から出るメタンガスが地球温暖化を加速させていると言われています。牛は胃で餌を消化する際に、温室効果がCO₂の25倍もあるメタンガスをげっぷから放出します。メタンガスは、CO₂に次いで地球温暖化に及ぼす影響が大きな温室効果ガスのため、温暖化への影響が大きいと言われています。こういった環境への配慮をしつつも一流シェフが手掛けるバーガーはビーガンの方にも人気で身体にも地球にも優しいメニューとなっています。

新しい年もスタートし、ゆったりとした時間を過ごしたいシーズン。未来の地球のことも考えるきっかけに、少し贅沢なサステナブルな食体験をしてみたいですね。また、パレスホテル東京ではこの2つ以外にも地域清掃活動、日々のフードロスなど積極に取り入れているということなので、宿泊することで多くの発見ができそうなのも魅力的。是非泊まってみたいと思うホテルのひとつですね。

SDGs MAGAZINE

WRITTEN BYSDGs MAGAZINE

カテゴリーの新着記事

新着記事

Page Top