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今日は何の日?5月のサステナブルな記念日特集

今日は何の日?5月のサステナブルな記念日特集

#SHOW CASE

4月にはサステナブルの代表的な記念日として、アースデイ(地球の日)があります。これは1970年4月22日、アメリカのG・ネルソン上院議員が「地球の日」であると宣言したことにちなんだもので、以来、環境問題への関心を促すイベントが毎年各国で行われています。
そして、5月といえば多くの方が楽しみにしている大型連休、GWがやってきます。

このような記念日や祝日の成り立ち、何を以て制定されたされたものなのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
今回はたくさんある記念日の中から、5月の記念日や祝日についてSDGsの観点からまとめました。一緒にみていきましょう。

5月4日「みどりの日」
・5月5日〜5月11日「児童福祉週間」
・5月第2土曜日「世界渡り鳥の日」
・5月20日「世界ミツバチの日」
・5月22日「国際生物多様性の日」
・5月30日「ごみゼロの日」
・5月31日「世界禁煙デー」

5月4日「みどりの日」
みどりの日は「自然に親しむと共にその恩恵に感謝し、豊かな心を育む日」です。日本ではGWを構成する祝日の1つであり、2006年以前は4月29日でしたが、2005年に昭和の日が同日に制定されたため、現在の5月4日がみどりの日として、国民に親しまれるようになりました。

5月5日〜5月11日「児童福祉週間」
厚生労働省は、毎年5月5日の「こどもの日」より1週間を「児童福祉週間」と定めています。子どもの健康や成長を国民全体で考えることが目的とされ、毎年児童福祉週間には標語を募集しています。元気で頑張る子どもたちへの応援や、子どもたちからの未来へのメッセージをテーマに選定された標語は、児童福祉週間の象徴として広報・啓発ポスターをはじめ、中央や全国各地で実施される事業や行事などで幅広く活用されています。

5月第2土曜日「世界渡り鳥の日」
世界渡り鳥の日は英語で「World Migratory Bird Day」と呼びます。渡り鳥にも種類があり、日本で夏を過ごし、越冬のために南に渡っていく「夏鳥」。北から日本へ渡り冬を過ごし、再び寒冷地へと戻っていく「冬鳥」。移動中に日本を通過していく渡り鳥を「旅鳥」と呼びます。そんな多様な渡り鳥の生息環境を保全していくため、渡り鳥が移動する春と秋(5月と10月の第2土曜日)に、1日ずつ定められています。2022年は5月14日と10月4日です。

5月20日「世界ミツバチの日」
2017年に国連総会で制定された国際デーの一つで、英語表記では「World Bee Day」と呼ばれます。ミツバチは花粉を媒介する生態系へ影響する大きな役割を担っています。持続可能な農業や生物の保全へとつながるミツバチの働きですが、現在では農薬の影響でミツバチが世界中で激減していると言われています。農産物へ影響を与えるミツバチは、私たちの食事に直結する働きを担っており、ミツバチが私たちの生活にもたらしてくれる恩恵について考えてみるのにも、良いタイミングかもしれません。また、日本では「ミツ(3)バチ(8)」の語呂から3月8日がミツバチの日となっています。

5月22日「国際生物多様性の日」
近年「生物多様性」というワードを、耳にすることが増えた方も多いのではないでしょうか。生物多様性とは、自然界における生態系を表す言葉です。現在は、気候変動などの様々な影響により、1年になんと4万種もの生き物が地球上から絶滅していると言われています。これは、人間を含めた生き物が生存するにあたり、重要な問題となります。生態系の乱れは90年代から世界的に注目されており、1992年5月22日に「生物多様性に関する条約」が採択されたことを受け、国連によって制定されました。

5月30日「ごみゼロの日」
ごみゼロの日は、日本発祥の環境デーです。1970年代、愛知県豊橋市では、自然歩道が人気スポットでした。しかし観光客の増加により、ポイ捨てされるゴミの量が急増。当時の豊橋山岳会会長である夏目さんが「自分のゴミは自分で持ち帰りましょう」の合言葉で530運動の推進を発表、これが各地へと広まりました。そして2017年、日本記念日協会によって語呂の合う5月30日(「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」)が「ごみゼロの日」として認定されました。

5月31日「世界禁煙デー」
WHO(世界保健機関)は、1987年、設立40周年を迎える1988年4月7日を「第一回世界禁煙デー」に定めました。その後の決議で1989年以降は毎年5月31日が「世界禁煙デー」となりました。日本では1992年から世界禁煙デーからの1週間を「禁煙週間」と定めています。更にSDGs目標3のうちターゲット3aには、「すべての国において、タバコの規制に関する世界保険期間枠組条約の実施と適宜強化する。」と記載されています。

今回は5月の祝日や国際デーをまとめてみました。私たちの生きる世界には、環境問題や健康について、たくさんの課題があります。その課題を世界規模で考えていくためにSDGsの目標があり、たくさんの人々が地域や組織、国を上げて取り組んでいます。楽しい祝日や連休は、何の日なのか?本当は、どんな意味があるのか?身近にある記念日や祝日の意味を、今一度考えてみてはいかがでしょうか。

次回は、6月の祝日や〇〇週間などについて、まとめてお伝えします。

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