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今年も伊勢丹新宿店で開催!サロン・デュ・ショコラ2023 PART1からエシカルなバレンタインを

今年も伊勢丹新宿店で開催!サロン・デュ・ショコラ2023 PART1からエシカルなバレンタインを

#TREND
  • 人や国の不平等をなくそう
  • つくる責任つかう責任

つい先日年が開けたと思ったら、あっという間に1月後半です。バレンタインの季節が近づいてきましたね。
去年も連日入場チケットが入手困難となるほど大盛況だった「サロン・デュ・ショコラ」が今年も伊勢丹新宿店で開催されます。恋人や家族、お友達へのプレゼントはもちろん、自分へのご褒美として、見た目にも味にも惚れ惚れするショコラはとっても魅力的ですよね。 今日はサロン・デュ・ショコラの「PART1 TASTE OF CACAO~広がる、楽しむ、カカオの世界~」の中からエシカルなブランドを厳選してご紹介します。

甘いチョコレートの裏に潜む社会問題

その前に、なぜエシカルなチョコレートを選ぶことがSDGsに繋がるのか、ご存じですか?児童労働、貧困問題、森林伐採・・・カカオ生産の現場には多くの社会問題が存在しています。これらの問題はカカオ農家を負のスパイラルに陥れます。世界最大のカカオ生産地域であるアフリカの子供たちの5人に1人は労働を強いられて、学校に通うことができません。親は学校に行かせてあげたくても、生計を立てるためには子供の力を借りるしかないのです。この背景には、カカオ豆の買取価格が低いため、貧困に陥り、労働者を雇えない現状があります。なんと市場価格の約5%ほどしかカカオ生産者に支払われていません。さらに、カカオの木の樹齢増加や気候変動で収穫量は減少。その結果、生産量を増やすために森林伐採が進められてしまいます。
このような負のスパイラルを終わらせるためには、買い手である私たちが行動を起こすしかありません。

フェアトレードという言葉を知っていますか?フェアトレードとは、直訳すると「公平・公正な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」です。私たちがフェアトレード商品やエシカルな商品を選ぶことが問題解決の大きな一歩に繋がると思います。流行っているからというだけではなく、その背景にある社会問題も知った上で、楽しくサステナビリティに取り組んでみてください。

Sachi Takagi(サチタカギ)

まずご紹介するのは、植物を “育てる” スイーツブランド「Sachi Takagi」。世界で活躍するシェフである高木幸世氏が2021年にブランドを立ち上げました。絵画のような美しい見た目と、まるで果汁かのような瑞々しい味わいや滑らかな食感の生チョコレートにうっとりしてしまうこと間違いなしです。驚きなのは、通常のチョコレートの固定概念を覆す、100%プラントベースの材料で作られていること。カカオ豆から作り上げる自家製ビーントゥーバーチョコレートを使用した植物の力強さや、素材の風味をダイレクトに感じて頂ける味わいが人気です。一口食べれば、“情景を形状で表現する”、“植物を育てる”という高木さんらの想いを感じ取れる、心躍るチョコレートです。
バレンタイン限定商品として、新作が3つ登場。男女問わず人気のフレーバーの“栗”やバレンタインらしい“花”をモチーフにしたチョコレートは、組み合わせによってハートに見えてとってもキュートです。

BENOIT NIHANT(ブノワ・ニアン)

ベルギー発のチョコレートブランド「BENOIT NIHANT」。製鉄メーカーのエンジニア出身という異色の経歴を持つブノワ・ニアン氏が世界のカカオ農園を旅して出会った最高のカカオだけを使って作られたチョコレートは、カカオ豆の個性が最大限に引き出された純粋な香りと繊細な味わいが魅力。一つのカカオ畑でその畑に最も適した一品種のカカオだけを栽培する、「単一畑・単一品種」のカカオにこだわり、農家の労働環境改善、子供たちへのサポートにも尽力しています。 今回のバレンタインコレクションは、「旅」がテーマ。飛行船に乗って、カカオを探す旅をイメージしたボンボンショコラや、ブノワ・ニアン氏が自ら訪れた地でインスピレーションを得て、異国で出会ったスパイスやフルーツ素材と組み合わせたボンボンショコラなどが多数ラインナップ。カカオ本来の味をぜひ味わってみてください。

Mission Chocolate(ミッションチョコレート)

最後に紹介するのは、日本初上陸ブランド「Mission Chocolate」。カカオとチョコレートの教育者かつ作り手として20年以上の経験を持つアルセリア・ガヤルド氏が2013年に創業しました。世界中を飛び回り、カカオを知り尽くした彼女だからこそ作り上げられる、ユニークなBean to Bar。“食材の宝庫“ブラジルの魅力が一枚のチョコレートに存分に詰まっています。 “他には存在しないチョコレートを作ること”をテーマに、女性の雇用や、原料調達も支援を必要とする団体や生物多様性を保護する協同組合から仕入れ、カカオ農家と直接取引の際は市場価格の約4倍を支払うなどサステナビリティにも積極的に取り組んでいます。過去5年間に世界的なチョコレートの品評会で50以上の賞を受賞しています。

エコバッグを持参しよう!

エシカルなチョコレートを持ち帰るのにぴったりなのは、やっぱりエコバッグ!エシカルなチョコレート選びとエコバッグ持参で、サステナブルにバレンタインを堪能してはいかがでしょうか。 気候変動や環境問題、食品ロス、貧困問題、人権問題などがニュースでも多く取り上げられ、サステナブルやSDGsの気運が高まっている今、一人一人が意識を変えて追随していかなければ、日本も世界もやがて取り返しがつかなくなってしまう。エシカルな商品選びは、SDGsの17の目標のうち、目標12「つくる責任、つかう責任」に貢献することができます。まずはエシカルなチョコレート選びから一歩サステナブルな行動に踏み出してみませんか!

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