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次に乗りたいクルマ第1位「電気自動車」充電スポットは2万ヵ所以上に急増!世界で広がる理由とは?

次に乗りたいクルマ第1位「電気自動車」充電スポットは2万ヵ所以上に急増!世界で広がる理由とは?

#TREND
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • つくる責任つかう責任

今年の3月13日からマスクの着用が個人の判断となりました。全国旅行支援も始まり、屋外でマスクを外して写真を撮ったり、観光をしてゴールデンウィークを楽しむ人も多いのではないでしょうか。旅行需要が高まるにつれ、レンタカーの予約数も増えています。家から離れた場所でも車を使って移動できるのは魅力的ですよね。
実は今、環境問題に対する意識の高まりやエネルギー価格の高騰などを背景に、従来のガソリン車ではなく、電気自動車のレンタカー利用者が増えてきています。地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出がゼロの電気自動車は、とてもエコでサステナブルです。
一度は乗ってみたいと思っても、自家用車が電気自動車ではないと乗り慣れていなくて、なかなか手を出しづらいですよね。
今回はそんな「電気自動車」について、理解を深めていきたいと思います。

電気自動車のメリットって何?

自動車

街中やテレビCMなどでよく見かける電気自動車。一般的に言われる電気自動車は「BEV」と呼ばれます。「Battery Electric Vehicle」の略で、“バッテリーの電気だけを使ってモーターで走る車”のことです。ガソリンや軽油などの化学燃料を燃やし、エネルギーにするガソリン車に対して、電気自動車はバッテリーに蓄えられた電気をエネルギーにして走行するため、排気ガスに含まれる環境汚染物質が排出されません。そして、走行中の音もガソリン車に比べると静かなことも特徴です。
損保ジャパンが行ったアンケートでは、今乗っているクルマについて聞いたところ、ガソリン車が約73%でダントツ1位という結果でしたが、「次はどんな車に乗りたい?」という質問に対しては、「車を買い替える、または新たに購入するとしたら、電気自動車にしたい」と答えたのは28.1%で、ガソリン車を抜いて“電気自動車が1位”でした。多くの方が電気自動車に興味を持っていることがわかる結果となりました。
電気自動車を選んだ理由として、「環境に良いから」「災害などで停電した際、非常用電源として活用できるから」など、地球の未来やいつか起こるかもしれない災害のために電気自動車にしたいと考えている方が多く見られました。
電気自動車の興味関心が高まっているにもかかわらず、なかなか普及しないのはなぜなのでしょうか。

走行するだけじゃない!自然災害の多い日本で大活躍する電気自動車の使い方

電気自動車はもちろん電気で動くため、ガソリン車とは違い、バッテリーが使用されています。そのコストが高いため、購入価格が高いと感じる方が多いようです。また、「充電スポットが少なくて不安」と感じるという声もあがりました。
しかし、この数年でガソリンスタンドが減少している一方、電気自動車の充電スポットは全国的に急増しています。全国の充電スポット数は、2022年3月時点で2万1千箇所以上にのぼり、ガソリンスタンド数の6割以上に匹敵するともいわれています。
サービスエリアや電気自動車を売っているお店はもちろん、コンビニやスーパーにも充電スポットが設置されているのです。
先ほどのアンケートにもありましたが、自分の車を充電しておけば、災害時にも役に立ちます。電気自動車に内蔵するバッテリーは非常用電源としても転用できるため、携帯の充電や冷暖房、照明にも運用が可能です。さらに、充電スポットは車を動かす補給地点になり、被災者や支援スタッフの利便性が向上します。
特に地震の多い日本では、電気自動車が活躍する場面があるかもしれないと考えて、備えておくのも良いかもしれません。

世界ではガソリン車の新車販売の禁止を発表している国もある

日本だけではなく、世界でももちろん電気自動車は普及しています。むしろ、他国の方が電気自動車に前向きな姿勢を心がけているのです。国際エネルギー機関(IEA)のレポートによると、2023年に世界で販売される自動車の20%近くは電気自動車になる見込みであり、これは前年比35%増に相当します。イギリス政府は、2030年にガソリン車の新車販売を禁止することを発表しました。
EUでも欧州議会と欧州理事会が2035年にガソリン車の新車販売を禁止すると発表しており、欧州各国では環境規制の強化により、自動車メーカーが販売台数における電気自動車の割合を大きく引き上げ、電気自動車補助金の増額などで普及を後押しさせています。そのはたらきにより、普及が急速に進んでいるのです。
現在日本では、電気自動車に対する税金を増やそうという動きがありますが、欧州各国では、 電気自動車普及促進期として、電気自動車に対してほぼ課税を行っておりません。
また、インドでは都市部での交通渋滞などによる大気汚染が社会問題となり、メトロ交通網や電気自動車の普及が進められています。

環境にやさしいドライブをはじめてみませんか

これから益々旅行需要が高まり、移動手段として自動車を利用する人も増えるでしょう。理由は「なんとなくかっこいいから」でも十分です。旅先で使う車を、環境にいいエコカーにして「エコツーリズム」で楽しんでみてはいかがでしょうか?

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