東京を中⼼に不動産事業を展開する総合不動産会社の東通グループが、4⽉1⽇、アジリティー・アセット・アドバイザーズ株式会社と共同で、新会社、東通アセットマネジメント株式会社を設⽴しました。
地域に根ざした不動産知見をもつ東通グループと、グローバルな資産運用力をもつアジリティー・アセット・アドバイザーズがタックを組むことで、私たちはどんなことが期待できるか見ていきましょう。
それぞれに大きな強みをもつ両社のパートナーシップで新会社が誕生

今回の新会社「東通アセットマネジメント株式会社」は、海外投資家との強固なネットワークを持つ東通グループと、グローバル不動産投資における豊富な実績と⾼い専⾨性を誇るアジリティー・アセット・アドバイザーズ株式会社とのパートナーシップにより設⽴されたもの。
東通アセットは、「信じる未来、託す東通グループ 街の魅⼒を⾼める⾰新的なパートナー」というコーポレートスローガンのもと、不動産売買、賃貸管理、⼟地開発、ホテル事業など、多岐にわたる分野で事業を展開し、街づくりの最前線を⾛り続けてきました。
一方アジリティー・アセット・アドバイザーズは、2005年の設⽴以来、⽇本を含むアジア太平洋地域においてレジデンス、オフィス、商業施設、ホテル、物流、データセンターなど多様なアセットクラスでの投資・運⽤実績を誇ります。さらに、フィリップキャピタル(シンガポール)およびガウ・キャピタル(⾹港)からの出資を受け、世界中の機関投資家とのネットワークを活かしたグローバルな運⽤体制を確⽴しています。
⽇本国内の不動産市場において新たな潮流を⽣み出す
今回この合弁を通じて両社が目指すのは、「アセットマネジメントの⾰新」。東通グループの持つ地域に根ざした不動産知⾒と、アジリティーの持つ機動的かつ洗練されたグローバル資産運⽤⼒の融合で、⽇本国内不動産市場において新たな潮流を⽣み出していきます。
また東通グループは、2030年に運⽤資産規模3,000億円の達成を⽬標に掲げています。この新会社の設⽴は、グループが次のステージへ進むための第⼀歩であり、これからの成⻑を牽引する中核企業として、より豊かで持続可能な都市と経済の発展に寄与します。
目標11「住み続けられるまちづくりを」達成に向けた大きな一歩

地域に根ざした不動産知見とグローバルな資産運用力が融合する今回の合弁は、地域社会が活性化し、豊かで持続可能な都市開発を推し進める大きな一歩です。
今後この新会社のもつ力で、より災害に強く、環境負荷の低い不動産開発ができるようになれば、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」に大きく貢献することとなるでしょう。
また、国内外の企業とのパートナーシップを通じて取り組みを行うことは、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の達成にも寄与しています。
地域社会や他のステークホルダーとの連携を通じて、持続可能な街づくりを進める同社の今後に、皆で注目していきましょう。
執筆/フリーライター Yuki Katagiri