ミドリムシで社会問題を解決!未来を見据えたSDGs推進活動を進めるユーグレナ社とは
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画像出典:株式会社ユーグレナ 公式HP(https://www.euglena.jp/)より
近年、科学技術の発展によって”利便性”という側面では世の中は豊かになった一方、急激な人口増加による食糧不足や環境破壊が世界中で問題となっています。これらの問題を”ミドリムシ”が解決してくれるかもしれません。
動物と植物の両方の性質を備えているミドリムシ(微細藻類ユーグレナ)。実は59種類の栄養素を持つ、”非常に栄養が豊富な藻”なのです。そのユーグレナの研究に携わり、ユーグレナの食品化、そして大規模培養プラントの建設による二酸化炭素固定及びバイオ燃料等の製造を通して、様々な問題解決を行うべく設立されたのがユーグレナ社。SDGsを推進する企業として、今注目を集めています。
バイオディーゼル燃料の開発
世界中でバイオ燃料を使った商業フライトが当たり前になりつつある時代に、日本では未だゼロ。そんな日本の現状を変えるべく、ユーグレナ社はユーグレナを使用したバイオディーゼル燃料を開発しました。そして遂に2021年1月18日から、ジェイアール四国バスが運行する路線バスにて、ユーグレナ社のバイオディーゼル燃料の使用が始まりました。
この燃料の原料となるミドリムシは、培養時に農地を必要としないため、農作物や土地との競合性が低いのが特徴。さらに、光合成で成長するため二酸化炭素を吸収して育ちます。バイオディーゼル燃料として使うことで、まさに炭素循環型社会を構築することができるのです。
CFO(Chief Future Officer: 最高未来責任者)に15歳の少女が就任!
「未来のことを決めるときに、未来を生きる当事者たちがその議論に参加していないのはおかしい」との想いから、ユーグレナ社で誕生した役職CFO(Chief Future Officer)!
18歳以下であることが条件のこのポジションの業務は「会社と未来を変えるためのすべて」です。現在、第2期CFOを務めるのは大阪出身の15歳、川﨑レナさん!
「ユーグレナ社のCFOとして、社内外にインパクトを与えられるような活動を目指していきたいと思っています。この1年で何をするか、ユーグレナ社やサミットメンバーと一緒に考え、必ず良い変化を起こしますので、よろしくお願いいたします」とコメントしています。
Sustainable First(サステイナブル・ファースト)を企業モットーとしているユーグレナ社。未来に変化を起こすべく、既存の常識にとらわれない様々な取り組みを行っています。SDGs達成に向けて私たち一人ひとりが行動し、持続可能な社会を実現していきたいですね。