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モンテディオ山形が実践するユニバーサルスポーツ体験「手話で応援するサッカーとは?」

モンテディオ山形が実践するユニバーサルスポーツ体験「手話で応援するサッカーとは?」

#OPINION
  • 人や国の不平等をなくそう

日本選手のメダルラッシュに沸いたオリンピックが閉幕し、いよいよJリーグも再開です。
スポーツのもつ「感動を呼ぶ」力、「元気を与える」力、「人をつなぐ」力などを実感した人も多いのではないでしょうか。
オリンピックという大きなイベントとは趣を異にしますが、モンテディオ山形 のホームスタジオで行っている「スポーツ×SDGs/ユニバーサルスポーツ体験」の継続的な取り組みも着実に浸透・拡大していると感じます。

一般的に「障がい者」と呼ばれる方は日本に何人くらいいるでしょうか?

日本ブラインドサッカー協会が主催するイベントに参加した際の冒頭で、ファシリテーターの方が参加者にこう問いかけました。多くの参加者は全く見当がつかなかったのですが、
「実は、日本には約963万人くらいの障がい者と呼ばれる方がいらっしゃいます。これは総人口の7.6%くらいに相当します。」
そして、こう続けられました。「この7.6%という数字は、日本で数の多い苗字の【佐藤・鈴木・高橋・田中・伊藤・渡辺】さんとほぼ同数なのです。私たちは、日常の生活でこれらの方々とは普通に触れ合っていますが、一方で障がいのある方とは、ほぼ同数いるのにも関わらずほとんど触れ合う機会がなく生活しているというのが実態なのです。
私たちの社会はある意味で、健常者と障がい者が別れて暮らすようになっているのです。」

この言葉を聞いて驚くとともに、いかに私たちが「当たり前に混じる社会を創ること」に注力しなければいけないかを痛感させられました。
そして、現在モンテディオ山形で活動している「障がいのあるなしに関わらず、皆が一緒にスポーツを楽しむ社会づくりのきっかけになる」というビジョンの重要性を再認識もしました。

手話でサッカー応援しよう

8月9日のNDソフトスタジアムでは、一般社団法人山形県聴覚障害者協会の方々のご協力により、「手話体験コーナー」が実施されました。

今回が2度目の実施であるということ、そして前日のオリンピック閉会式でも手話通訳が放送された影響もあったのか、多くの方が体験コーナーに立ち寄られました。サッカー観戦に来られているわけですから、「サッカー好き」「がんばれ」「やった!勝った!嬉しい」などの表現を一緒になって覚えていました。
テレビの放送で手話を見ているのと、実際に自分でやってみる、手話で会話してみるのは大きな差があります。最初はどこか気恥ずかしいような、ちゃんとできているのか不安にも思いながら見様見真似でやっているのが、徐々に自然になってきて、さらにはやりながら笑顔になっていく姿を見てとても清々しい気持ちになりました。
さらに、このブースに多くの聴覚障がいの方々も訪れ、本当に自然に皆が混じり合っていました。その風景を見ていたスタッフが、「聴覚障害の方は見た目からは判断できないけれど、サッカー会場には意外に結構な数の人が訪れていることが分かった」とも言っていました。
まさに、普段我々が「別れて生活している」と思っていることが、実は身近な存在であり、少し意識や機会を変えるだけで、どんどん混じり合うようになってくるということの証明のような気がしました。
先日NHKの番組で「日本一静かで笑顔にあふれるカフェ」という番組が放送されていました。昨年東京・国立にオープンした店舗が全て聴覚障害者によって運営されているスターバックスの特集番組でした。
https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2020-3511.php
ここでも、一般のお客さんと聴覚障害者が普通に混じり合っている社会が映し出されていました。少しだけ関心の幅の幅を広げることで、機会が増えたり、日頃は目にとめないような番組に気づいたりすることもあります。
私たちの取組みの価値はここにあるのだろうと思っています。

まとめ

今回から新たに(株)ライフエッグ様(株)Innovation IFA Consulting様にユニバーサルスポーツ・パートナーに加わっていただきました。直接的な事業メリットやPRではなく、私たちが目指す「スポーツ×SDGs/ユニバーサルスポーツ」のコンセプトに共感を頂いてのご参画です。
いくら社会貢献価値の高い取組みであっても持続可能でなければ意味がありません。
サッカークラブ単体でできることにも限界があります。まさにSDGsの17番目の「パートナーシップで目標を達成しよう」が必要になってきます。

これからも、企業・クラブ・NPO・障害者団体・ボランティアなどがそのセクターの壁を超えた活動をご報告していきたいと思います。
今回の参加者に関するデータです。
・体験参加者  859人
・総来場者(8,340人)に対する割合 10.2%
・SDGsコーナー体験 454人
・手話体験  393人
・ボランティアスタッフ 12人

夏休み期間中は多くの家族連れ・子供たちにお越しいただきます。
サッカー観に来たら、そこで全く別の新しい発見があった、気づきがあった、関心が沸いた、そんなきっかけを継続して創造していきたいと思います。

●SDGsパートナー
株式会社エコスタイル https://www.eco-st.co.jp/
株式会社Kanatta https://kanatta.co.jp/
株式会社チェンジ・ザ・ワールド https://ctws.jp/
豊島株式会社 https://www.toyoshima.co.jp/
株式会社ポチくる https://www.potikuru.com/
株式会社笑子 https://kk-eco.co.jp/
イーレックス株式会社 https://www.erex.co.jp/
株式会社ミズサワセミコンダクタ https://www.msccom.jp/
山形朝日株式会社 https://yamagata-asahi.co.jp/
株式会社京都スペーサー http://kyospe.co.jp/
株式会社カオナビ https://www.kaonavi.jp/

●ユニバーサルスポーツパートナー
株式会社庄内クリエート工業 https://www.s-create.jp/ 
株式会社QDレーザ https://www.qdlaser.com/
株式会社ライフエッグ https://www.life-egg.co.jp/
株式会社Innovation IFAConsulting https://innovation-ifa.co.jp/

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