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ユニクロGUを経営するファーストリテイリング 「サステナビリティレポート2022」発表


ユニクロGUを経営するファーストリテイリング 「サステナビリティレポート2022」発表

外出が難しく感じられるコロナ禍、衣食住をより快適に整える人も増えてきたのではないでしょうか。消費者である私たちの「衣」を支えている日本最大級のアパレルブランド、ユニクロやGUを経営するファーストリテイリングが「サステナビリティレポート2022」を発表しました。2006年からアップデートされ続けている持続可能な社会へ向けた取り組みを、わかりやすくまとめたレポートとなっています。

服のチカラを、社会のチカラに。

ファーストリテイリングは、「服のチカラを、社会の力に。」というサステナビリティステートメントを掲げ、アパレルビジネスと通して、環境に配慮した安心安全な未来へと導く取り組みを行なっています。更に2022年版レポートでは「AN AGE OF OPPORTUNITY 〜創造をつなぐ時代〜」をテーマとしています。
巻頭部分では「よい服をつくり、よい服を売ることで、世界をよい方向へ変えていくことができる。私たちはそう信じています。」と力強いメッセージが添えられています。昨年グローバルサステナビリティアンバサダーに就任した緑のドラえもん(ドラえもんサステナモード)の写真と共に、経営戦略の一環として、サステナビリティ活動における重要な6つのポイントが記載されています。

6つの重要領域
・商品の販売を通じた新たな価値創造
・サプライチェーンの人権・労働環境の尊重
・環境への配慮
・コミュニティとの共存・共栄
・従業員の幸せ
・正しい経営

「個人と民間の創造力が次世代の未来を作る」

2021年10月12日と19日の2度にわたって行われた、医学者で京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥氏とファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏による特別対談の内容も掲載されています。対談では世界中がコロナパンデミックの最中に見えてきた問題について、科学の力でも予測できない経済や政治、そして個人と民間の力について語っています。対談の最後、2人は以下のように締めくくりました。

山中氏「今の若い人、頭のやわらかな人にとって、これほどチャンスに満ちた時代はありませんね。先が見えないというのは、これから変わっていくのは間違いないということです。うまくいっている、変わらないでいい、ではチャンスは生まれません。」

柳井氏「レールの上に乗って行こうとしたら駄目ですね。自分の未来は自分でつくるしかない。待っていても明るい未来はひらけない。LifeWearがサステナブルとイコールだとお客様に実感していただけるまで、あらゆることに取り組んでゆく。それが我々の未来そのものです。」

またレポート中盤には、多様な価値観を軸に置き、ジェンダー平等や障害者インクルージョン推進、ダウンとフェザーの100%リサイクルを目指していることや、国内では新年度が始まる2021年4月に全国の新小学1年生へ「エアリズムマスク」役160万枚を寄贈したことなど、さまざまな活動事例や具体的な施策が写真と共に掲載されています。

そして、ユニクログローバルブランドアンバサダーのプロ車いすテニスプレイヤーの国枝慎吾選手と、自動車産業・航空宇宙産業で活躍するUXデザイナーのエマ・カライジャン氏の「人とテクノロジーとその先」というタイトルの対談も掲載されています。熱気を放つスポーツの世界と、最先端で目まぐるしい発展を見せるテクノロジーの垣根を超え、多くの人々に可能性を感じてもらうことに同様の意見を持つ2人の言葉にも、多くの想いが込められています。

普段触れることのできない、プロフェッショナル達の言葉や想いが伝わってくるサステナビリティレポートは、対談以外にも、温室効果ガス削減への取り組みやリサイクルの実施内容が記載されています。世界的ブランドの持続可能な社会へ向けた取り組みを知ることで、消費者である私たちがどんな思いで作られた商品を手にしていくのか、今後の消費活動において重要なポイントとなってくるのではないでしょうか。

ファーストリテイリングの「サスティナビリティレポート2022」は下記URLから詳細をお読みいただけます。
https://www.fastretailing.com/jp/sustainability/report/pdf/sustainability2022_jp_print.pdf#page=1&pagemode=thumbs&zoom=80