<radiko配信中>昆虫食、ここがすごい!昆虫食とSDGsの関係を掘り下げる 2/5(日)放送
ニッポン放送で毎週日曜日14時10分からオンエア中のラジオ番組『SDGs MAGAZINE』。パーソナリティは元乃木坂46で現在はファッションモデルや女優としても活躍中の新内眞衣さん。
前回に引き続き、レストラン「ANTCICADA(アントシカダ)」のオーナーで、昆虫食伝道師でもある篠原祐太さんをゲストにお招きし、目標2「飢餓をゼロに」についてお届けしました。
昆虫食とSDGsの関係をさらに掘り下げ、また、昆虫食の展望についても伺っています。
聞き逃してしまった方は、radikoの聞き逃し配信をぜひチェックしてみてくださいね。この記事を読んでから聞くと、よりお楽しみいただけますよ。
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昆虫食が注目されたきっかけ
昆虫食が注目されたきっかけは、国連食糧農業機関(FAO)が2013年に発表した、昆虫食を科学的に分析した論文と言われています。
牛や豚の消化行為をはじめとした家畜を飼育することで排出される温室効果ガスの発生を減らし、食肉よりも環境負荷が少ない昆虫食は、地球温暖化等の環境問題を解決する糸口になるのではないかと世界中で関心を集めました。
昆虫食のさまざまなメリット
1キロの牛肉を得るためには約25キロの餌が必要ですが、コオロギなら約2キロの餌で同じ量の肉が取れると言われており、持続可能性においても昆虫食は魅力的だと言えます。
さらに、目標6「安全な水とトイレを世界中に』にもつながる水の消費を考えてもメリットがあります。
例えば牛肉の場合、飲用水のほかに餌の生産に必要な農業用水の量も含めると可食部1kgを生産するのに22,000Lの水が必要ですが、コオロギの場合は420Lと言われています。
飢餓や気候変動などの観点からも注目される昆虫食
今後、人口が増加していき、また、気候変動などにより生き物の生態系が変わると動物性たんぱく質が不足すると言われており、家畜に代わる新しい動物性たんぱく源としても昆虫の食用利用が注目されています。諸説ありますが、”牛肉と比較するとコオロギのタンパク質は4~5倍多い”といわれることもあります。
このように、データ上ではかなり魅力的に思える昆虫食ですが、実際に食べたいのはやはり昆虫よりお肉だという方も多いはず。地球のために昆虫食に切り替えよう!と極端に考える必要はありませんが、新しい食の一つの選択肢として、昆虫食の可能性についても学ぶことができるといいですね。
2月5日に放送したラジオ番組「SDGs MAGAZINE」は、radikoにて聴き逃し配信中です。時間が合わず聴き逃してしまった方は、ぜひradikoのタイムフリーで聴いてくださいね!
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ゲスト レストラン「ANTCICADA」オーナー・昆虫食伝道師 篠原祐太さん
1994年地球生まれ。慶應義塾大学卒、職業「地球少年」
幼少期より地球を愛し、あらゆる野生の恵みを味わい、昆虫食歴は23年。「ラーメン凪」やミシュラン一つ星「四谷 うえ村」で修行し、食材としての昆虫の可能性を探求。コオロギラーメンやコオロギビール、タガメジン等を開発し、2020年6月、昆虫食を楽しめるレストラン【ANTCICADA】をオープン。現在は、数千匹の生き物と同棲しながら、昆虫料理開発、ワークショップ、執筆、講演と幅広く活動。