食事から薬まで。生活を支えるUber Eatsの意外な利用方法
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まだまだ寒さも厳しいこの季節。新型コロナウイルスだけではなく、風邪やインフルエンザなど季節的要因の流行り病や、体調不良を起こす人も比較的多くなるといわれています。体調に異変を感じた時、まずは市販薬を…と家中を探しても薬のストックがない!という経験、みなさんも1度はあるのではないでしょうか?
買いに行く元気もないし病院に行く気力もない…という苦い経験があるみなさんにぜひ覚えておいてほしいのが、一般用医薬品の配達が実は可能ということ!体調不良で寝込んでいても、自宅まで届けてくれるなら安心ですよね。そんな便利なサービスを提供しているのは、コロナ禍において利用者が増え現在も注目され続けている「Uber Eats」なんです。
Uber Eats加盟のドラッグストアが拡充
レストランのメニューやスーパーの食品などが手軽にオンラインで注文でき、非対面での受け取りが可能な配達サービスで知られているUber Eats。配達員をトラッキングできる便利な機能や、配達平均時間も他サービスと比べて早く、有名な飲食店の料理でも並ばずにどこにいても食べることができるのが特徴で、今ではほとんどの人が耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そんなUber Eatsですが、2022年1月5日から初のドラッグストアチェーンとして「クスリのアオキ」各店舗で一般用医薬品の取り扱いが開始されたことが発表されました。新ルル-A錠などの風邪薬、バファリンなどの頭痛薬、太田胃散などの胃腸薬など、急に必要になることが多い第2類医薬品や、ビタミン剤やうがい薬、目薬などの第3類医薬品を含んだ計180種類以上の一般用医薬品がUber Eatsで注文できるようになりました。
ローソン各店舗でも医薬品デリバリーが可能
全国に展開しているコンビニエンスストアのローソンでも、2022年2月4日から東京都内の3店舗から計49種類の一般用医薬品の配達が開始され、順次導入店舗が拡大予定とされています。外出の自粛やリモートワーク導入拡大で配達サービスの需要が高まった背景と共に、市販薬が今すぐにほしいという消費者の声を反映していますよね。
風邪でも安心して休める社会を求める声も
新型コロナウイルスの感染拡大が問題視される前から「風邪でも絶対に休めないときに」などのキャッチコピーを掲げた風邪薬のCMや広告を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
外せない会議があるので今日は絶対に出社しなければならないという、体調不良でも薬でしっかり治して予定通り出社するというストーリー構成が受け入れられていた反面、風邪を引いたら無理せずにしっかり休んで療養するべきだという声も大きくなっていました。そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、厚生労働省は『発熱などの風邪の症状があるときは、会社を休んでいただくよう呼びかけております。』と名言したことや、風邪でも休めないというキャッチコピーに対して変更を求めるオンライン署名が立ち上がるなど、時代に合わせた変化を求める声が多く上がりました。
新型コロナウイルスに関するQ&A(労働者の方向け)より
2022年9月22日にはアリナミン製薬株式会社の「ベンザブロック®」シリーズから「YASUMO」という名称の風邪薬が発売され、風邪を引いたらしっかり寝て休んで治そうという現代のニーズが反映されています。同社はTwitterでも風邪を引いたら無理をしないことを呼びかけ「#かぜでも安心して休める社会を」に対して賛同する声が集まっています。
SDGsが掲げている「すべての人に健康と福祉を」の達成目標には、予防や治療を進め命を失う割合を3分の1減らすことや、心の健康への対策や福祉も進めることが掲げられています。消費者から賛同の声が多く上がった、風邪でも安心して休める社会を実現することも、このSDGsが掲げる目標でもあると言えますよね。私たち一人ひとりが声をあげて行動に移すことで、よりよい社会の実現と、SDGsの目標達成に近づける一歩となります。
健康への考え方の見直しが進む中、2023年1月11日にはPayPay保険サービス株式会社から「PayPayほけん(1dayほけん)」より「インフルエンザお見舞い金」の提供がスタートしたことが発表されました。
スマホで手軽に申し込みができるので、罹ってからでは難しくても事前に知っておけば安心できる嬉しいサービスですよね。この記事がみなさんのいざという時に役立てれば何よりです。