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食べて貢献するSDGs ミニストップの「香るベトナムカカオチョコソフト」&「食べるスプーン」に注目!


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12 つくる責任つかう責任
食べて貢献するSDGs ミニストップの「香るベトナムカカオチョコソフト」&「食べるスプーン」に注目!

当WEBメディアと連携し、17の持続可能な開発目標、SDGsをパーソナリティの新内眞衣さんとともに楽しく、分かりやすく学んでいくニッポン放送のラジオ番組『SDGs MAGAZINE』。10月29日の放送では、世界に2017店舗(9月30日現在)を展開する大手コンビニチェーン、ミニストップ株式会社を特集した。ミニストップといえば、個性豊かなファストフードなどに代表される独自の商品展開で知られるが、実はSDGsに繋がるさまざまな取り組みも積極的に進めている企業。今回は、同社の人事総務本部環境コミュニケーション部の迎眞紀さんをゲストに招き、その中身に迫った。

ミニストップのソフトクリームが大好きだという新内さん。「もちろん、何度も利用していますし、実家の近くにはないんですけど、同じ市にあるので、ソフトクリームを食べるためだけに行くくらいです」というほど、その“愛”は本物だ。今回の『SDGs MAGHAZINE』では、そんなミニストップのサステナブルな取り組みを掘り下げるべく、迎さんに話を聞いた。

レジ袋・割り箸の削減

まず、迎さんが紹介したのが“一声運動”。ミニストップでは、レジで積極的に箸やレジ袋の要不要を聞き、スプーンやストローなど石油由来のプラスチックの削減に取り組んでいる。さらに、レジ袋の薄肉化、適正サイズの利用徹底も進めているという。

新内 「こうした取り組みは、いつ頃始まったのでしょう」

 「きっかけとなったのはレジ袋の有料化(2020年7月~)ですね。お箸は竹箸を使っているのですが、それは2017年7月から切り替えています」

新内 「建築廃材のリュース、機器のリユースも行っていると聞きました」

 「一部の店舗では建築条件が合う場合、工場で作成したユニットを現場で組み立てる工法を採用して建築時の廃材の発生を抑えています。ユニット工法ですので再利用も可能になります。店舗の改装や閉店時には備品などを『ミニストップリペアセンター』に集めて修理再生へして、また別のお店で再利用するという取り組みも進めています」

新内 「リペアして、また新たな店舗に持っていく・・・。初めて聞きました」

 「やはり、リペアをしないと廃棄するのも大変ですし、お金もかかる。使えるところはリペアしていくという形です」

そして「わたくし新内も、ちょっと関わってくるのですが・・・」と切り出したのが、ミニストップが展開する最新キャンペーン、『たべる観光 ベトナムフェア』について。2023年10月31日にスタートし、「蒸し鶏のフォースープ」「ベトナム揚げ春巻き」などのラインアップを展開。「商品を通じてSDGsにつながる取り組みも行っています」と迎さんは説明した。

サステナブルな「ベトナムカカオチョコソフト」

中でも、SDGs的な観点から注目すべき商品がベトナム産の「60DAYS(シックスティデイズ)チョコレート」を100%使った「香るベトナムカカオチョコソフト」。この「60DAYSチョコレート」とは、通常は長くて約2年間かかるチョコレートの製造工程を60日間に短縮したもの。チョコレートの原料であるカカオは赤道直下の地域で栽培されており、これを収穫、発酵、乾燥させた後、ベルギーをはじめとしたヨーロッパなどに船便で輸出され、品質チェック、焙煎、コンチング(練り上げる作業)といった工程を経てチョコレートが完成。世界各地へ輸出されている。

これまで乾燥させたカカオ豆は保存性に優れ、特有の風味が失われにくいとされてきたが、ベルギーに本社を置くピュラトス社が、収穫したばかりのカカオ豆でチョコレートをつくる仕組みを導入。ベトナムで生産されたカカオを現地で加工することで60日間での製造を可能にした。この技術は、輸送で発生するCO2の削減などの環境保護、さらにフレッシュ感に満ちた鮮烈なアロマを持つチョコレートの製造にもつながり、まさにチョコレートの概念を変えるものとなった。「香るベトナムカカオチョコフト」は、この「60DAYS チョコレート」を使用して完成した。

 「香りがすごく華やかで少し酸味があるんですけど、軽い感じがあって非常に食べやすいソフトクリームになっています。非常にフルーティな香りがするので、一度食べると癖になります」

新内 「チョコレートの製造には本来、2年くらいかかるんですか」

 「そうなんです。最長2年くらいかかりますね」

新内 「それが60日に短縮されると、だいぶ工程が減り、維持費も削減されますよね」

 「ベトナムから直接日本に輸入するので、その分の輸送で発生するCO2が削減できますし、すごく環境にも優しいチョコレートになっています」

新内 「本来なら収穫された現地ではなく、海外の違うところで加工される」

 「はい。これまでは船で運ばれて加工して、日本に来るという長い旅があったのですが、それがちょっと短期の旅行で帰ってくるみたいな感じになりました」

新内 「すごいですね。短くなることで香りが良くなったりもするんですか」

 「やはり新しい方がフレッシュなアロマがキープできるので、すごく良い香りがしますね」


新内 「2年を60日に短縮できるって相当な技術だと思うんですけど」

 「すごい技術だと思います。ピュラトスさんの技術なんですけど、これが新しいソフトクリームにマッチしていて、昨年もすごく人気が高かった商品です」

新内
 「もう一つのこだわりとして『カカオ・トレース認証』というものも」

 「はい、ピュラトスさんでされているサステナブル・プログラムですね。カカオ生産者の栽培技術を支援しています」

ベトナムでは2014年から「カカオ・トレース認証」を実施。カカオを発酵させる独自の技術やノウハウで風味向上や品質の安定を図って価値を高め、生産者の収入・生活水準をサポートしている。2023年現在、7カ国で実施されており、小学校や浄水施設などを産地に新設したほか、生産者にボーナスも還元している。

新内 「ベルギーチョコを製造している工場と同じ技術が使われているということですか」

 「ピュラトスさんは、技術的に同じレベルのものをベトナムの工場で実現されていると聞いています」

新内 「ベルギー、ベトナム、それぞれの良さもあるということですね。この『カカオ・トレース認証』はSDGsの特に目標12(目標12.a『開発途上国が、より持続可能な消費や生産の形をすすめられるよう、科学的および技術的な能力の強化を支援する』)につながると思うので、ぜひ皆さんにも食べていただきたいですね」

 「はい、ぜひ」

新内 「実は私、もう食べさせていただいたのですが、本当に裏切らないおいしさでした」

 「はい、ミニストップは裏切りません(笑)」

新内 「本当に安定感抜群。新鮮な感動を覚えるおいしさでした。チョコレート自体、私は大好きなので、そういう技術が世の中にあると聞けたことも、とてもうれしいですし、この番組的には製造期間を短縮して日本に届けられることで、CO2削減とかにもつながっているというのは素晴らしいことだなと思います」

 「香りが本当にいいチョコレートなので、ぜひ思い切り深呼吸してほしいですね」

新内 「わあ、それは! そして、ソフトクリームといえばスプーン。ミニストップでは『食べるスプーン』というのを提供しているんですよね」

画期的な「食べるスプーン」

 「今年の6月から全店で開始されました。。最初はよくジェラート店さんなどの試食で使う三角のコーンみたいなものでしたが、やっぱりちゃんとやろうということになり、日数をかけて最後までおいしく食べられるスプーンをつくりました。開発に2年くらいかかっています」

主原料は小麦粉で、ソフトクリームに合うバター風味。この「食べるスプーン」でミニストップのソフトクリームを食べると、年間約44トン相当のプラスチック削減ができ、また二酸化炭素排出を約121.88トン抑えられるという。

新内 「ミルクにもチョコレートにもちゃんと合う。実は、これも試させていただいたのですが、おいしかったですし、ここにも手を抜かないんだと驚きました」

 「あれだけを食べくなる感じですよね」

新内 「食べてもおいしいのに環境にもいい」

 「そうですね。CO2削減ができちゃいます」

新内 「コーンと同じような原料ではあるんですけど、コーンよりもスプーンはしっかりしたつくりで、最後までスプーンとして使えるくらい(の強度)でした。ソフトクリームってスプーン無しでも食べられるじゃないですか。そのスプーンを無くすことも考えたけど、お子さんのことを考えた時にやっぱりスプーンが必要だよねとなり、スプーンをちゃんと考えようということになったという話を担当者さんに聞いて、すごく素敵だなと思いました。単に無くすのではなくて、持続可能なものに変えていく。しかも、本当においしい」

 「ありがとうございます。味もいろいろなフレーバーを出していますので、それに合うように試行錯誤を重ねました。あとは折れにくさにもこだわっています」

新内 「本当に折れにくくてびっくりしました」

 「折れにくいけど、食べたらさくっといける絶妙なところにしています。長すぎても折れてしまいますし、決めるのが大変だったみたいです」

新内 「短すぎても食べにくいですし、皆さんの努力の結晶ですね。ちなみに『食べるスプーン』について400人を対象にアンケートを実施した結果、92.3%の方が『良い』『どちらかといえば良い』と高い評価をつけたそうです。でも、食べれば分かりますよね。そりゃそうだよ、と。おいしいですから。『食べるスプーン』がスタンダードになっていったら、それは素敵な話ですよね」

 「本当にそうだと思います。いろいろ『食べる○○』というようなものが出てくると、ごみが減りますし、おいしく最後まで食べられるというのは素晴らしいなと思います」

新内 「ちょっと固いからこそ、ソフトクリームの柔らかさと合うんですよね。あと、ホットコーヒーとアイスコーヒーにも、力を入れているんですよね」

コーヒーにもこだわり

 「こちらはイオングループと共同でやっています。ミニストップのコーヒーには、イオングループによる生産者支援『サステナブル・コーヒー・プロジェクト』でつくられた高品質なベトナム産G1アラビカ豆を51%使用しています」

「サステナブル・コーヒー・プロジェクト」では、コーヒー農家の大半を占める少数民族タイ族の文化的背景を考慮しながら、生活支援、4C認証に必要なコーヒー栽培技術の伝授や、環境に配慮した営農指導などを行っている。

新内
 「コーヒーにも愛情がたっぷり詰まっているんですね」

 「毎日飲んでいただくものなので」

新内 「ありがたく飲ませていただきます。しかも、コーヒーとソフトクリームはとても合うので、これからの時期もぜひ皆さんに手に取っていただきたいなと思います」

さらに、今回紹介した「香るベトナムカカオチョコソフト」か「ホットコーヒー・アイスコーヒー」を、ミニストップアプリ読み込み後に購入すると、抽選で、新内さんと『SDGs MAGAZINE』がコラボしたオリジナルクリアファイルが当たる企画も展開される。

新内 「クリアファイルは3種類あるのでぜひご応募いただきたいなと思います。もちろん、このクリアファイルも再利用プラスチック100%の環境に配慮したものになっています。美味しいものを食べて、ついでに番組グッズをゲットしてもらえるなんて、本当にありがとうございます。SDGsに貢献できて最高です。これまで番組のグッズもなかったので、めちゃめちゃうれしいです」

 「“初グッズ”なんですね」

新内 「そうなんです。ミニストップさん、本当にありがとうございます」

 「こちらも、うれしいです」

そして、最後に番組恒例の質問。新内さんは「今、私たちができること=未来への提言」を迎さんに尋ねた。

 「先ほどのお話にありました『食べるスプーン』なんですけれど、遡ると以前ミニストップでは“マイ箸運動”というものをやっていて、少しでもお箸の削減ができるようにと取り組んでいました。今またプラスチックの削減をしていかないといけない中で、“マイ箸運動”もまた復活してもいいんじゃないかなと思っています。マイ箸とかマイスプーンを持っていただければ、少しでも環境への配慮になると思うので、取り組んでいただければと思います」

新内 「ありがとうございます。ちなみに、食べるフォークとかは・・・」

 「食べるフォークですか・・・すごくハードル高そうですけど、ちょっと聞いてみます。食べるフォークでケーキとか食べる感じですかね」

新内 「ケーキとか、スイーツとか・・・ですかね。でも、本当に時代に合った環境への配慮の仕方をかなえていっているミニストップさんは素晴らしいなと思います。これからもファンでいます」

 「私も(新内さんの)ファンでいます(笑)」

新内 「ありがとうございます!」

 「ありがとうございました」

今回のミニスットップとのコラボレーション実現に「すごくうれしいことですし、本当に最高過ぎませんか?」と感激しきりの新内さん。「(今回の収録で)情熱を伝えられたんじゃないかなと思いますし、皆さんもこれをきっかけにぜひサステナブルな商品などに触れて、いろいろと実感してみて欲しいなと思います。聞くだけではなく実感することが大事だと思うので、お近くのミニストップに行ってほしいなと思います。本当に『食べるスプーン』は感動しますから、ぜひ体験してみていただきたいなと思います」と、リスナーに熱く呼び掛けた。