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仕事の悩みは会社の人には相談しにくい?法人向け相談サービスに多く寄せられる相談内容


この記事に該当する目標
3 すべての人に健康と福祉を
仕事の悩みは会社の人には相談しにくい?法人向け相談サービスに多く寄せられる相談内容

株式会社Smart相談室が、法人向けオンライン対人支援サービス「Smart 相談室」の2023年12月、2023年年間の相談内容に関する分析レポートを発表。
相談が多く寄せられたのは「仕事に関すること」で全体の約3割にのぼりました。

企業の健康経営と働く人のWell-beingに寄与する「Smart 相談室」

「Smart 相談室」は、働く人の「モヤモヤ」を解消し、「個人の成長」と「組織の成長」を一致させる法人向けオンライン対人支援サービス。 メンタルケア、コーチング、法令対応を実現するストレスチェック・ハラスメント窓口などの機能を提供することで、企業の健康経営と働く人のWell-beingに寄与します。

一般的に「組織の成長」は経営計画を元に線形の右肩上がり。一方で「個人の成長」は、曲線で個々人のライフイベントも加味しながら細かく上下を繰り返します。Smart相談室は、対人支援サービスによって個人の成長をサポートし、両者のギャップを埋めることで組織全体の成長を支援します。

相談の多い内容は「仕事に関すること」が全体の3割でトップ

「Smart 相談室」 に12月に寄せられた相談で一番多かったのは、11月同様に「仕事に関すること」で、31.5%と全体の約3割にのぼりました。

「Smart 相談室」は、外部のカウンセラーに相談できるサービスのため、社内の人に相談しにくいことを相談できる特性があります。仕事に関することであれば、同僚や上司など、社内に相談するのが一般的ですが、「Smart相談室」へのこうした相談が多いことは、社内での評価への影響を考えたり、特定の誰かについて話すことを躊躇する人が多いのではないかと考えられます。

また、 11月と比較して12月の特徴を挙げると、「コーチングの受講」(28.7%)が占める割合があがっています。こうした企業の支援サービスには利用回数の制限のあるものが多いですが、「Smart 相談室」は制限がない(※)ため、モチベーションの維持・向上や、自身の思考の癖や価値観と向き合いながら行動を改善するきっかけとして、多くの利用者が継続的に活用しています。12月は特に、コーチングを通じた1年の振り返りや今後自身が取り組むべき課題を明らかにしたい人が多かったと考えられます。

年末年始や期末期初、シーズンの変わり目は内省の機会として非常におすすめです。カウンセリングやコーチングを通じて、自身を客観的に振り返ることで、根本的な課題発見や新たな目標設定に役立てることができます。

※契約内容によっては上限が設けられている場合があります。

多く寄せられた相談は月ごとにみても年間を通してみてもほぼ同じに

2023年全体を通して内訳を見ると、同じく「仕事に関すること」の相談の割合が34.6%と最も高く、すべての月で30%を超えていました。「Smart 相談室」は相談者が所属する企業から福利厚生として提供されるため、仕事に関連するテーマについて相談する利用者が多いこと、また上述したように社内で相談しにくい悩みが寄せられやすいことが明らかになりました。
また、年間の内訳でも、「仕事に関すること」の相談に次いで多かったのが「コーチングの受講」(21.6%)でした。
中でも、10月以降は22.4%(10月)、23.4%(11月)、28.7%(12月)と年平均を超える多くの人がコーチングを受講しています。これは9月中旬に提供を開始した、コーチングに特化したコーチサポートプランと、低価格でサービスが利用できるスタートアップ向けのコーチサポートプラン(※)の影響もあるようです。

そのほか相談内容として多かったものを見ると、「プライベートに関すること」が15.5%、「心と体」が 6.6%でした。いずれも、一定の割合で推移していますが、それぞれが最も内訳の比率を高めた月を見ると、「プライベートに関すること」が8月、「心と体」が7月でした。この理由としては8月はお盆休みなどもあり家族と過ごす時間が増えること、また夏季は薄着になる時期なので体のことが気になる人が増えるといったことも考えられるかもしれません。

 ※法人向けオンライン対人支援サービス「Smart 相談室」のコーチサポートプランを提供開始

多く相談されている内容に時期による変化はほとんど見られませんでしたが、大切なのはこうした悩みが生まれた時にすぐに相談できる場が常にあるということ。身近な人だからこそ相談できない悩みというのもありますし、大人になるといざ相談したいと思っても誰に相談したらいいかわからないことも多くなります。もちろん相談室なら誰もが気軽に利用できるとは限りませんが、相談窓口があるのとないのではやはり大きく違うのではないでしょうか。

また、同じサービスで無制限でコーチングが利用できることも、働く人の成長意欲に応える非常にいい環境だといえます。

SDGsの目標3は「すべての人に健康と福祉を」です。これは、発展途上国や小さな子どもだけを対象としたものではありません。私たち一人ひとりが働く上で、心と体の健康はとても大切です。
今後は働く人のWell-being、心の健康にとって、「Smart 相談室」のような存在が企業の福利厚生として当たり前になっていくかもしれません。


執筆/フリーライター Yuki Katagiri