ヒルトンの日本初進出ライフスタイルブランドである「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」が、オールデイダイニング「CC:CARBONCOPY(シーシー カーボンコピー)」、バー&ラウ ンジ「!JAJA! BAR(ジャジャバー)」、カフェ「BeanThere,UMEDA(ビーンゼア梅田)」を9月6日(金)の開業と同時にオープン。

3つのレストランを率いる総料理長には、イギリス、アラブ、オーストラリアなど世界の都市で腕を磨いたポール・ガスパ(Paul Gaspa)氏が就任しました。

世界中のレストランで多数の功績を残すガスパ氏

2001年にイギリス・ロンドンでホテルのキャリアをスタートしたガスパ氏は、複数のホテルやレストランで料理人としての腕を磨き 、2007年にはアラブ首長国連邦の「世界のレストラントップ20」を獲得したレストランで副総料理長を務め、チームを率いて新メニュー考案等に従事しました。
2009年、オーストラリアに拠点を移し、メルボルンのホテルにて総料理長を歴任。実績を積み、2011年、シドニーのハイエンドホテルにて総料理長に就任、2013年にはエアポートホテルの開業を手がけました。

その後2015年には、パースのシティーホテルにて総料理長として、カフェやスポーツバー、レストラン、インルームダイニングなど館内のあらゆる料理飲料部の運営責任者を務めます。
その結果、2016年、オーストラリアケータリング協会によるホスピタリティ業界で高く評価された人に贈られる「Gold Plate Awards」にてベスト・ビュッフェ・レストランを受賞、レストランはトリップアドバイザーで3年連続最高ランキングを獲得しました。

これらの功績が評価され、2017年には開業時よりグローバルチェーンホテルの総料理長に抜擢。複数のレストラン・ バーのシェフチームを率いてサービスを提供し、オープン初年度にイギリスの最高のレストランを紹介するガイドブック「Good Food Guide」のシェフズハットも受賞しました。

キャノピー大阪でガスパ氏が目指すもの

今回日本で新たに開業するキャノピーbyヒルトン大阪梅田で総料理長を務めるにあたりガスパ氏は、「メニュー開発では、創造力を駆使し、各国の料理を独自のスタイルで組み合わせることで、新しいアプローチの料理を提案することに注力しました。様々な国の文化に触れてきた経験を活かしつつ、日本料理の大きな特徴である季節ごとの食材や調味料を取り入れ、斬新でありながらも食べることで懐かしさを感じられる“Contemporary Authentic Food (現代的なオーセンティックフード)”を、チームと共に創り出すことに大きなやりがいを感じています。」 とコメント。

また、「キャノピーbyヒルトン大阪梅田には、大阪の文化や歴史にインスパイアされた新しいアイデアやエキサイティングな要素が散りばめられています。そのエネルギーと情熱を注いだ料理を通じて、インスピレーションが伝わり、お客様にとっても好奇心を掻き立て、新たなアイデアに溢れる場所になることを目指しています。」と意欲を見せました。

様々な国で、しかも世界中から多くの旅行者が集まるホテルやレストランで働いてきたガスパ氏だからこそ創り上げられるダイニングに期待が高まります。

目標10「人や国の不平等をなくそう」 、目標16「平和と公正をすべての人に」にも繋がる場に

ガスパ氏が語るように、“各国の料理を融合させる”ことは、ダイニングを通じて多様な文化への理解を促進します。また、国際的なレシピや技術を採用することで、異文化間の交流や協力を促し、社会的な調和を図ることにも繋がります。
多文化共生の促進は、目標10「人や国の不平等をなくそう」 や、目標16「平和と公正をすべての人に」の達成にも貢献します。

インバウンドの加速などにより様々な国や文化の人たちと触れ合う機会の増えてきた今、こうした新たな多文化共生の場が生まれることは、私たちにとって嬉しいニュースと言えそうです。

キャノピーbyヒルトン大阪梅田 施設概要
所在地：大阪府大阪市北区大深町6-38 グラングリーン大阪 北館 
アクセス：JR大阪駅から徒歩約7分
構造：地上26階建 53のスイートルーム、19のコネクティングルームを含む全308の客室
施設構成：レストラン&バー、 カフェ、フィットネスセンター、ミーティング施設他
開業日：2024年9月6日(金)


執筆／フリーライター Yuki Katagiri