1840年の創業以来、客船運航のリーディング・カンパニーとして184年間ラグジュアリーな船旅を提供し続けているキュナード。先日、2026年10月から2027年4月までの新しい航海プログラムが発表されました。

キュナードは現在、クイーン・メリー2、クイーン・エリザベス、クイーン・ヴィクトリア、そして2024 年5月に就航した新造船のクイーン・アンの4隻を運行。新プログラムではキュナードを象徴する4隻で40 以上のクルーズを楽しむことができます。今回発表されたクルーズには、62のユネスコ世界遺産を含む57カ国、 101のユニークな観光地に寄港予定。22回のオーバーナイト、26回の夜の出港がある新プログラムは世界を探索する機会を提供します。

今回クイーン・ヴィクトリアが寄港する予定のスペインのフェロールとエルサルバドルのアカジュトラはキュナードのクルーズ初寄港。新航路の目玉となります。

新たな都市への寄港も進めるクイーン・アンとクイーン・ヴィクトリア

クイーン・アンは、78泊の南米ディスカバリークルーズの一環として、リオデジャネイロでの宿泊も含め、南米への初寄港を行います。また、モロッコのカサブランカやバルバドスのブリッジタウンなど、いくつかの新しいディスティネーションにも初寄港します。2024年5月に就航した新造船のクイーン・アンとともに魅力的な寄港地へ訪れる旅を探すことができます。

クイーン・ヴィクトリアは2027年1月から109泊のワールド・ボヤージに出港し、香港、シドニー、ケープ タウンなどの文化都市を訪れます。また、セネガルのダカールと南アフリカのダーバンへの初寄港を予定しています。

世界遺産や保護された建築物のある観光地を巡る特別な旅を提案するクイーン・メリー2とクイーン・エリザベス

クイーン・メリー2の新しい船旅は、ユネスコの世界遺産に登録されているサンティアゴ・デ・コンポステーラを巡るエル・フェロル発のツアーから、カーボベルデのサン・ヴィンセンテ島にあるミンデロでの1泊寄港まで、喜びと驚きに満ちた体験を提供。12月にカリブ海の白い砂浜と暖かい浅瀬を訪れたり、年間を通して運航される代表的な大⻄洋横断クルーズで、遮るもののない洋上での日々にキュナードこだわりのお料理に舌鼓を打ったりと、クイーン・メリ ー2は常に特別な体験を提供します。

クイーン・エリザベスは、2026年後半から 2027年にかけてマイアミ発のカリブ海プログラムを継続し、7 泊、 9 泊、14 泊のさまざまなクルーズを運航します。クイーン・エリザベスの航海ではキュラソーやアンティグアなど保護された建築物がある観光地を訪れることができ、またフロリダのエバーグレーズ湿地生態系を探検するチャンスも訪れます。

目標8「働きがいも経済成長も」にも貢献するキュナードの航海

キュナードの社⻑ケイティ・マカリスター氏は、今回のプログラムの発表にあたり「2026年10月から2027年4月までの新しいプログラムを発表できることを大変嬉しく思います。新航路はエキサイティングな魅力で満ちています。カーニバルのリオで興奮に浸ったり、アムステルダムで大晦日 に乾杯したり、キュナードの航海では、比類のない豪華さで世界を探検することができるでしょう。」とコメントしています。

キュナードの船ような大型客船が世界を旅することは、各地の観光業に大きな経済的インパクトをもたらします。これが一時的なものではなく、持続可能であることがSDGsの観点としても重要ですが、キュナードでは184年前から継続的に様々な地域の人と人を繋いでいます。キュナードの船は、乗客に単に楽しむ機会を与えるだけでなく、現地雇用の促進や観光インフラの改善、地元の文化や資源を尊重した持続可能な観光業が推進する機会をもたらしていると言えるでしょう。

キュナードの新しい航海の予約受付はすでにスタートしています。実際に旅の魅力を体験したい方はぜひチェックを。


執筆／フリーライター Yuki Katagiri