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フランス発チーズブランド「Kiri」が女性活躍プロジェクトを発足。


この記事に該当する目標
3 すべての人に健康と福祉を 5 ジェンダー平等を実現しよう
フランス発チーズブランド「Kiri」が女性活躍プロジェクトを発足。

こんにちは!少しずつ冬に近づき 肌寒い季節がやってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。この度SDGs MAGAZINE編集部員は、フランス発のチーズブランド「キリ」が新たに女性活躍プロジェクトを発足したと聞きつけ、「BAGEL & BAGEL × Kiri Café」のカフェで行われた、「キリ ウーマンエンパワーメント ラウンドテーブル」へ伺いました。本日は気になるプロジェクト内容について、レポートしていきます。

ベル社って何の会社?代表商品、キリのおさらい

「キリ」の新しい取り組みについて述べる前に、まずは「キリ」を日本で展開するベル ジャポン社についてご紹介します。フランス・シュレンヌにベルグループ本社を構え、「キリ」、「ベルキューブ」、「ブルサン」と、名だたるチーズブランドを手がけるベル社。現在130以上の国と地域で親しまれる、世界有数のチーズブランドです。
中でも、看板商品とも言える「キリ」は、みなさんも一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。そんなキリの代表商品、「キリ クリーミーポーション」は、手軽にそのまま食べられるのはもちろん、お料理やお菓子づくりにも大活躍の正統派。その他、クラッカーとセットになった「キリ & スティック」、キリにフルーツを贅沢に混ぜ合わせた「キリ フルーツブレンド」などバリエーションもあり、いずれも人気商品です。さらに、他ブランドとのコラボレーション商品も数多く手がけ、チーズの可能性を広げてきたことで、様々なシーンで老若男女に楽しまれるブラントとしての地位を確立しました。

日本の女性問題とは・・・?

日本には、古くから伝わる謙遜の文化があります。「美徳の精神」として根付いてきた考え方ではありながら、同じく日本人特有の”同調圧力”も相成り、国民全体の自己肯定感の低さの原因とも言われています。社会生活基本調査によると、特に女性が男性より自尊心が低く、その原因と言われているのが”女性は家庭、男性は仕事”というまだまだ拭いきれていない固定概念。これによって、夫婦間の家事分担が偏り、女性が仕事に十分な時間を避けられず結果的に男性との賃金差が生まれる、というサイクルが生じていることが問題視されています。
今回、女性にとってまだまだ生きにくいそんな現状をよりよく変革するため、「キリ」は日本の女性をサポートする新たな取り組みを始動しました。

キリだからできる女性支援とは?

「キリ」の美味しさの秘訣といわれるのは、フランス産の新鮮なミルクと生クリームを使用したクリーミーな食感、そしてコクのある味わいです。日常のちょっとした贅沢感や、口いっぱいに広がる優しさは、自分にも優しくなれるようなモーメントをもたらします。そんな些細な時間は自分自身を見直すきっかけに。日々の自分の頑張りを認識・肯定することができれば、自尊心を高めることに繋がります。「キリ」を食べるという小さな贅沢が、ストレス社会に生きる日本人女性の「やさしさあふれる自分時間」として、私たちの意識を少しずつ変えてくれるのです。

ウーマンエンパワーメントの取り組みについて話すベル ジャポン社マーケティング部 シニア デジタル アンド メディア マネージャー 畠中 桃子氏

そんな女性の強い味方である「キリ」は、今回のイベントを通して改めて日本人女性のウェルビーング、すなわち心身の充実のサポートを行っていくことを発表しました。会中、現時点で決定している3つのプロジェクトについてご紹介いただきました。まずは1つ目は、11月18日に「すべての女性が納得して充実したライフスタイルを築ける社会」を目指すプロジェクト、W societyとのコラボレーションイベントの開催です。「私らしいキャリアの作り方〜 これからの時代のキャリアオーナーシップとは 〜 」をテーマに、体と向き合いながらキャリアを築く方法について議論するそうです。2つ目に発表されたのは、来年の4月〜5月に発売予定の、日本初となる、女性イラストレーターとの「キリ」のコラボレーションパッケージ。ローカルとのコミュニケーションを重んじる取り組みとして、アーティスト支援に加え、売り上げの一部を、東北エリアの地域女性のエンパワーメントを行う「Women’s eye」に寄付します。最後に、2025年5月に実施される大阪・関西万博でのイベント開催。ベルグループCEOのセシル・ベリオ氏が来日し、「フランスと日本の輝く女性たちが語る、心に響く人生の軌跡」(仮題)をテーマに、女性たちが人生を切り開く勇気を持つきっかけとなるようなセッションを企画しているそうです。

ノースアジアゼネラルマネージャー・ベル ジャポン株式会社代表取締役アイテキン ユルドゥズ氏

いかがでしたでしょうか。
キリの優しい味わいのように、私たちが自然と女性問題について考え直すきっかけとなるような「キリ」らしい取り組みですね。また、イベントにご登壇されたノースアジアゼネラルマネージャー・ベル ジャポン株式会社代表取締役アイテキン ユルドゥズ氏は、「これはあくまでファーストステップにすぎず、今後も様々な形で女性支援を行っていきたい」と語りました。開催が決まっているイベントはもちろん、今後のキリ、そしてベルジャポンの活躍に目が離せません。