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Casaと湘南ベルマーレフットサルクラブがイベント開催で「子ども体験格差」問題と向き合う


この記事に該当する目標
1 貧困をなくそう 4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう 10 人や国の不平等をなくそう
Casaと湘南ベルマーレフットサルクラブがイベント開催で「子ども体験格差」問題と向き合う

養育費保証サービス「養育費保証PLUS」を運営する株式会社Casaが12月14日、「親子で描くステップアップDAY With湘南ベルマーレフットサルクラブ」を開催しました。
このイベントは、養育費が受け取れないことから派生する問題「子ども体験格差」に焦点をあてたもので、SDGsの目標達成にも寄与する社会的に大きな意味のあるイベントです。

Casaと湘南ベルマーレフットサルクラブのパートナー締結

Casaは、2024年10月、神奈川県の西部エリアを拠点に日本フットサルリーグ(Fリーグ)で活動する湘南ベルマーレフットサルクラブとChance & Empowerment パートナーを締結しました。

“シングルマザーの自立”をミッションに掲げ、 ひとり親家庭の養育費問題や就業問題、住居問題など、経済的・社会的困難な状況をサポートしてきたCasa、そして、地域スポーツ団体が持つ「知的財産」を活用し、社会課題解決事業に取り組む人材の育成や外部人材の活用の推進を行っている湘南ベルマーレフットサルクラブ。
このパートナー締結は、両者が連携し、湘南エリアでのひとり親家庭、ひいてはシングルマザーの自立を促す支援体制の構築を目的とするものです。

湘南ベルマーレフットサルクラブ代表取締役社⻑の佐藤氏自身も、ひとり親家庭で育った過去があります。自身の経験から、Casaが行うひとり親家庭への支援や、そこにかける想いに佐藤氏が深く共感したこともあり、この度のパートナー締結となりました。

養育費が受け取れないことから派生する問題「子ども体験格差」に焦点をあてたイベントを実施

今回行われたイベントは、フットサルレッスンとセミナーの二本立て。一般のひとり親世帯を対象に行われました。セミナーは、家族養育費を受け取れていないことが原因の一つでもある「子ども体験格差」に焦点を当てた、養育費を正しく受け取るために必要な手続きなどを学ぶものです。

湘南ベルマーレフットサルクラブの堀内迪弥選手によるフットサルレッスンを受けたイベント参加者は、「堀内選手が見せてくれたお手本では軽々ボールを蹴っていたけれど、実際に蹴ってみるととても重くて、びっくりした。今日習ったフェイントのかけ方など、たくさん練習して試合でもできるようにしたい。また、堀内選手のゴールをとても近くで見れて迫力が凄くあったので、湘南ベルマーレフットサルクラブの試合も見に行ってみたくなった。」と感想を語っており、体験を楽しみ、さらに今後の新たな体験にも興味をもつ様子が伺えました。

一方、子どもの未来と生活設計を考えるセミナーでは、「まず離婚について考えていたら、その協議の期間で精神的に疲れてしまう。その後の養育費の方が本当は大事なのに、そこまでエネルギーを割くことが難しいです。」というような声があり、ひとり親世帯の人たちが苦労している様子が見られました。

離婚するとなった時、養育費の取り決めや毎月の支払い、受け取りをうまくやっていけるか不安な場合には、今回のイベントを主催したCasaのような養育費保証サービスを行う機関がある、ということは、離婚予定の有無に関わらずまずは覚えておくといいかもしれません。

持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となる、ひとり親世帯のサポート

Casaの行う“シングルマザーの自立”を軸としたひとり親家庭の養育費問題や就業問題、住居問題など、経済的・社会的なサポート。これはSDGsの目標1「貧困をなくそう」、目標4「質の高い教育をみんなに」、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標10「人や国の不平等をなくそう」など多くの目標達成に寄与し、経済的な平等や子どもの福祉向上に大きな役割を果たします。このようなサービスが普及することで、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となります。

今回行われたフットサルレッスンのような「子ども体験格差」を無くす取り組みも、今後色々なところで増えていくと良いですね。


執筆/フリーライター Yuki Katagiri