2025年秋、江東区青海に開業予定の新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」の建設現場が、1月15日にメディア向けに初公開されました。このアリーナは、B.LEAGUE所属チームアルバルク東京のホームアリーナとして使用されます。
TOKYO ARENA TOKYOのコンセプトは、「可能性にかけていこう」。
このコンセプトのもと、様々なパートナーの協力を得ながら、スポーツ、モビリティ、サスティナビリティの3つ重要なテーマを中心に、様々な可能性が集積し、さらには、その可能性が解き放たれるアリーナとなることを目指しています。
今回は、初めて行われた見学会の様子とともに、サステナビリティな取り組みに触れながら新アリーナを深掘りしていきます。
TOYOTA ARENA TOKYOとは?
TOYOTA ARENA TOKYOは、東京都江東区青海、トヨタのショールーム施設のメガウェブの跡地に、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム「アルバルク東京」の本拠地として建設されています。スポーツのみならず、多様な興行に対応したアリーナで、ライブエンターテイメントの興奮や感動を増幅させることが期待されています。
他の国内アリーナとは異なり、「アルバルク東京」のクラブ運営を行う「トヨタアルバルク東京株式会社」が、アリーナの運営も行う「一体経営型」の形式をとっています。そのため、施設と興行が同じ目標を共有することで、来場した人の観戦体験の向上が期待されます。

施設内は、メインアリーナなど7つのエリアに分かれています。
「メインアリーナ」内では、約10,000人を収容するバラエティに富んだ観客席と、充実した飲食エリア、国内最大級のセンタービジョン、国内初の2層のリボンビジョンなどを完備しています。
観客席は、楕円(オーバル)型を採用。アリーナのどこからでも、アリーナを真っ直ぐ望むことができるため、観戦のしやすさが特徴となっています。
また、テーマの異なるさまざまなホスピタリティエリアを用意。今までなかった観戦体験を提供してくれること間違いなしです。
さらに屋外には、「スポーツパーク」や「ジョイントパーク」といったエリアが広がっており、試合がない日に訪れた人も楽しむことができるような設計がされています。
このように、観戦に来た人には次世代の観戦体験を、訪れる人には憩いの場を提供してくれる場所になっています。
初のメディア向け建設現場見学会が開催

1月15日に開催されたメディア向けの見学会には、アルバルク東京所属の「テーブス海 選手」、「安藤 周人 選手」、「ライアン・ロシター 選手」の3選手が登場し、初めて見るホームアリーナに期待を寄せていました。
見学会では、建築中のメインアリーナ内部のメインアリーナ、テラススイート、メインゲートを初公開しました。2Fのテラススイートからメインアリーナの選手までの距離は約18mと、コートまでの近さを体感できました。今後行われる実際の試合では、選手たちの迫力を肌で感じられるでしょう。

TOYOTA ARENA TOKYOが掲げる、持続型ライフスタイルデザインとは
TOYOTA ARENA TOKYOは「スポーツ」、「モビリティ」、「サステナビリティ」の3つの重点テーマを掲げ、サステナビリティの領域では「持続型ライフスタイルデザイン 〜もっとつながる。変わり続ける〜」をテーマにしています。
TOYOTA ARENA TOKYOの2つのサステナブルな取り組みについてご紹介します。
1つ目の取り組みは、「環境に配慮した設計と施設管理」です。世界のアリーナでは当たり前となりつつある、国際的な環境性能評価認証システム・LEED認証プログラム「ゴールド」の国内アリーナ初の取得を目指し、以下の項目に配慮した設計・運用を行っています。
- 立地と交通
- エネルギーと大気
- 水の効率的な利用
- 持続可能な敷地・資源活用
- 良好な室内環境の確保
また、2つ目の取り組みは、「持続可能な運営」です。アリーナ内で使用する電力は、再生可能エネルギーを100%使用しています。太陽光パネルを屋上に設置することで、アリーナとしての太陽光発電設備の普及に取り組んでいます。
このように、スポーツ観戦に注力しているのはもちろんのこと、地域と来場した人が一丸となって、リサイクル、リユース等、持続可能なライフスタイルを一緒にデザインしていく持続可能なアリーナを目指しています。

TOYOTA ARENA TOKYOで次世代の観戦体験を!
今回は、初めて行われた内覧会の様子と、サステナブルな取り組みについてご紹介しました。
食事や体験が楽しめるバリエーション豊かなホスピタリティエリアの観客席や、本場NBAさながらのセンターディスプレイなどの、観戦体験を向上させてくれる仕組みたちに注目です。
TOYOTA ARENA TOKYOの開業は、周辺地域の地域創生などのSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」に寄与し、開発が進むお台場・青海エリアの活性化を促すのではないでしょうか。
このような取り組みの中で「持続可能なライフスタイル」への理解が進むことを願っています。
今回ご紹介できたものは、ほんの一部にすぎません。
今秋開業予定のTOYOTA ARENA TOKYOに実際に足を運んでいただき、会場内の熱気や感動を感じてみてください!