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紙資源を無駄にしない、パーソナライズDMが切り拓くSDGs時代のマーケティング


この記事に該当する目標
12 つくる責任つかう責任 15 陸の豊かさも守ろう
紙資源を無駄にしない、パーソナライズDMが切り拓くSDGs時代のマーケティング

日々デジタル化は進んでいますが、そんな現在でも紙媒体のダイレクトメール(DM)は依然として高い効果を持つマーケティング手法です。しかし、従来の「ばらまき型」DMは、大量の紙資源の無駄や効果測定の難しさといった課題を抱えていました。

こうした中、ラクスル株式会社が提供を開始した「パーソナライズDM」は、顧客一人ひとりに最適化された情報を提供することで、紙資源の無駄を大幅に削減し、企業のマーケティング活動を持続可能なものへと変革します。これは、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」や、目標15「陸の豊かさも守ろう」に貢献する画期的な取り組みと言えるでしょう。

ラクスルの新サービス「パーソナライズDM」

が今月新たに発表・スタートした「パーソナライズDM」は、顧客データや行動履歴をもとに異なる内容を出し分けられるダイレクトメール(DM)サービス。通常ハガキや圧着ハガキ、ギフト付きDM、など、約30種類のフォーマットに対応しており、施策の目的やターゲットに応じた最適な形式を選択することができます。

最適化した状態のDMを送ることができるだけでなく、各DMに固有のQRコードが自動で付与されており、受け取り手がアクセスすると、担当者に即時通知が届く仕組みになっているところもポイント。これにより、誰が・いつ・どの情報に興味を持ったかをリアルタイムで把握でき、最適なタイミングで次のアクションにつなげることができます。

さらに、Treasure Data CDPやSales Markerなど顧客データを営業やマーケティングに活かすためのサービスと連携することで、宛名データの自動取り込みや、送付後のログ取得・行動履歴の統合も可能。DMへの反応を顧客単位で可視化し、継続的な効果検証と次の施策立案に活用できます。

同じターゲットに毎回似たDMを“ばらまく”ことが、紙資源を無駄に

ラクスルがこのサービスを開始した理由は大きく3つ。デジタルよりも紙のDMが有効な手段として注目されていること、ばらまき型DMに対する課題感、そして昨今高まっている個別最適(パーソナライズ)化を高めるためです。

SDGsマガジンとして今回特に注目したいのは、2点目の「ばらまき型DMに対する課題感」です。このいわゆる「ばらまき型DM」、皆さんも実際に、届いたのをちらっと見て、特に興味を持つことなく、開封することもせずに処分した経験があるのではないでしょうか。

従来のDM施策では、「誰に届いているか」「どれだけ見られているか」を把握できず、配布後の効果検証が不十分なケースが少なくありませんでした。多くの企業が効果測定を実施しておらず、同じターゲットに対して毎回似たDMを“ばらまく”ことが、紙資源を無駄に消費し、受け取り手からも敬遠される結果を招いていたのです。

徹底したパーソナライズ化で、“無駄にならないマーケティング”を

ラクスルの新しい「パーソナライズDM」は、通常ハガキ、圧着ハガキ、長形・角形封筒、ギフト付きDM、デジタルギフト封入型など、約30種類のフォーマットに対応しており、年齢や居住地、家族構成、顧客の興味などに合わせ個別最適化したDMを送ることができます。

さらに、送付先ごとに個別に埋め込んだQRコードから、誰が、いつ、どの情報に反応したかを検知し、即時に担当者へメールで通知することで、「誰に何が響いたか」を即時に可視化し、最適なタイミングで次のアクションにつなげることができます。

徹底したパーソナライズ化で、生きたマーケティングを行うことができれば、紙資源が無駄になることはありません。持続可能な社会のために、目指すのは資源を使わないこと、ではなく無駄にしないことです。ただ送っているだけ、になってしまっているDMはないでしょうか。これは紙だけでなく、デジタルのDMでも考え方は同じです。

資源も、私たちに与えられた時間も有限です。結果的に無駄になってしまう「ばらまき型DM」からは卒業し、皆で次のステップに進んでいきたいですね。

https://st.raksul.com/personalized-direct-mail


執筆/フリーライター Yuki Katagiri