ゴールデングースが銀座で示す持続可能な消費、伝統や共創を発信する「HAUS Tokyo」がオープン
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アイコン的存在であるスニーカーをはじめ、洗練されたアイテムを手掛けるイタリア発のブランドGolden Goose(ゴールデングース)が、東京・銀座に新拠点「HAUS Tokyo」をオープンし、その記念イベントを開催しました。
イベントでは、アーティストやクリエイターとのコラボレーションによる限定チャームやカスタマイズアイテムが登場。ブランドの理念であるクラフツマンシップやコミュニティを体現する多彩な企画を展開しました。
「手仕事の伝統」=クラフトマンシップを世界に広めるゴールデングース
2000年にイタリア・ヴェネツィアで誕生したゴールデングースは、スニーカーの素材調達、デザインと流通に特化し、ラグジュアリー、ライフスタイル、スポーツウェアを横断する事業を展開しています。
“Made in Italy”の品質の高さと細部へのこだわり、そして “lived-in” (使い込まれた加工)が特徴で、イタリアの「手仕事の伝統」=クラフトマンシップを世界に広めることを目指し、職人技ならではの着心地の良さと都会的なヴィンテージ感を兼ね備えた製品を生み出しています。
文化やコミュニティとのつながりを重視し、“いま求められる”クラフトマンシップを表現


ゴールデングースは日本でも、クラフツマンシップを現代的に再解釈し、文化やコミュニティとのつながりを重視しています。
今回銀座にオープンした、総面積430㎡超・4フロアからなる「HAUS Tokyo」は、単なるブティックではなく、創造性や共創の拠点として設計されています。
1階は「Co-Creation」(共同創作)をテーマにブランドの職人やアーティストとともにスニーカーやウェアをカスタマイズできる体験型空間、2階はヴィンテージ感あふれるレザージャケットやデニムのセレクトショップ、3階はウィメンズテーラリングやアクセサリーを自由にカスタマイズできる空間となり、地下1階にはヴィンテージレコードと限定アイテムを展示する「Listening Room」が広がります。


空間づくりには、日本国内のクリエイターも参加しており、グラフィックデザインの美山有氏、KAMIRA KUMAKA氏、リメイクデニムブランドのヤマサワプレス、陶芸家の小島陽介氏などがそれぞれ作品や展示を提供。天然素材やアシンメトリーデザインを取り入れ、ブランド理念「Perfect Imperfection(完全な不完全)」を体現しています。
ファッション=消費の価値観を変え、長く大切に使えるものに出会おう


ゴールデングースは、この「Perfect Imperfection」の理念のもと、既存の資源を活かしたアップサイクルやカスタマイズ体験を通じて、ファッション産業における大量生産・大量消費とは異なる価値観を提示しています。


HAUS Tokyoのオープニングイベントでも俳優の松山ケンイチさんと小雪さんが2022年に設立したライフスタイルブランド「momiji」のアップサイクル素材を使用したチャームを展開するなど、持続可能な創造性と消費のあり方を実際に体験できる場をつくりました。こうした取り組みは、資源の有効活用や廃棄物削減を促し、SDGsの目標12が掲げる「持続可能な生産と消費の確保」に寄与しています。
ファッションアイテムはとくに、「お気に入りを長く大切に使う」ことがSDGsの実践につながります。
あなたもHAUS Tokyoに足を運んで、持続可能な消費について考えてみませんか。
【店舗情報】
HAUS Tokyo (ハウス 東京)
所在地:東京都中央区銀座5-4-7
TEL: 03-6281-4111
営業時間:11:00 – 20:00
取扱商品:メンズ・ウィメンズのウェア、スニーカー、アクセサリー、バッグ、限定品
執筆/フリーライター Yuki Katagiri






