（トビタテ！留学JAPAN公式サイトより）

グローバル化が進む今、留学支援の形もまた多様化しています。

文部科学省及び(独)日本学生支援機構による留学促進キャンペーン「トビタテ！留学JAPAN」は、そんな理念を体現する取り組みのひとつ。官民が協働し、多くの若者たちがSDGsを始めとする社会課題に取り組むべく世界で学び、自らの可能性を広げる機会を支えています。

「新・日本代表プログラム」で選ばれた若者たちが留学体験を共有する「留学体験発表会」

文部科学省及び(独)日本学生支援機構による留学促進キャンペーン「トビタテ！留学JAPAN」が、11月に大阪会場、オンライン形式、12月には東京会場で「留学体験発表会」を開催します。

この会では、「新・日本代表プログラム」(大学生等対象/高校生等対象/拠点形成支援事業)で採用され、世界各地へトビタった派遣留学生が、留学で得た学びや気づきを振り返り、自身の未来を見据えて体験談をひとり5分間で発表します。また、この発表による審査で、優良賞に選ばれた中からさらに選出された派遣留学生は、2026年度に開催予定の「留学成果報告会」でプレゼンテーションを行います。
「トビタテ！留学JAPAN」は、海外で多彩な体験をした若者たちのストーリーを広く伝えることで、留学機運醸成を目指します。

官民協働でより多くの若者を支援

「トビタテ！留学 JAPAN」は、もともと文部科学省及び(独)日本学生支援機構が、日本の若者の留学機運醸成をオールジャパンで高めることを目指し、2013年に留学促進キャンペーンとしてスタートしたもの。

主な取り組みである官民協働海外留学支援制度「日本代表プログラム（現在は新・日本代表プログラム）」では、民間寄附を原資とする返済不要の奨学金や充実した事前事後研修で、生徒・学生が自ら描いた留学計画を支援しています。ここ最近はインバウンドが多く日本に訪れる外国人が注目されることも多いですが、そんな時代だからこそ、国外にも目を向けていくことが大切なのは言うまでもありません。こうした制度はぜひ積極的に利用していきたいものです。特に返済不要の奨学金は、海外留学に興味はあっても金銭面がネックという方には大きなチャンスです。

これから行われる「トビタテ！留学JAPAN」の「留学体験発表会」“トビタテ派遣留学生”の発表テーマには、
「世界中にオーセンティックなお好み焼きを拡大させる」@アメリカ
「カンボジアで触れる医療の原点。 笑いヨガは世界を救う？」@カンボジア
「界面活性剤とリン脂質により形成される膜の間に働く表面力の距離依存性測定」＠アメリカ
など、ここでしか聞けないようなユニークな内容のものも。

大阪会場・東京会場・オンラインで100名以上のトビタテ派遣留学生が登壇し、言語だけでなく各地の文化を学び、気付き感じたことを、彼らならではの視点で紹介します。

この会は一般の方の観覧が可能で、現在観覧者を公募中。募集の詳細は留学体験発表会特設ページから確認することができます。
さらに大阪と東京の会場では、来夏以降に派遣するプログラムの募集説明会も開催。こちらの参加の申し込みも同じく特設ページから行うことができます。

「質の高い教育」から、持続可能な未来へ

「トビタテ！留学JAPAN」は、官民が連携して若者たちの海外挑戦を後押しする、日本でも数少ない取り組みです。

冒頭でも述べた通り、SDGsが掲げる理念の実現をテーマに留学する若者も多く支援しています。。

まずは世界へ飛び立ち、そして一人ひとりが世界で得た経験を持ち帰り、日本社会の未来へと還元していく。そんな循環が、持続可能な社会づくりの礎になっていくのかもしれません。

【開催概要】 ※予定
大阪会場 日時 ：11 月 3 日(月・祝) 13:00〜18:00
場所 ：グランキューブ大阪 大阪府立国際会議場
東京会場 日時 ：12 月 14 日(日) 11:30〜16:30
場所 ：法政大学 市ケ谷キャンパス
オンライン開催 日時 ：
11 月 15 日(土) 13:00〜17:00（１回目）
11 月20 日(木) 18:00〜20:30（２回目）
形式 ：Zoom
詳細・申込み 留学体験発表会特設ページ：https://tobitate-gov.note.jp/n/ndadfb401d9b4


執筆／フリーライター Yuki Katagiri