11月は、秋の深まりとともに、防災についてあらためて考える時期としても知られています。日本では、災害への備えや訓練の重要性を呼びかける「防災週間」が秋に設けられることが多く、地域や施設では、防災意識を高める取り組みや、防災グッズの紹介などが活発化しており、日常の安全対策を見直すきっかけとして、多くの人々が参加しています。

 もしもの時に備えて防災を体験しよう 防災TKB出初式記念イベント
in TAKANAWA GATEWAY CITY

こうした防災意識の高まりを背景に、11月21日・22日には、TAKANAWA GATEWAY CITYで「防災TKB出初式記念イベント in TAKANAWA GATEWAY CITY」（以下「本イベント」）が開催されます。
本イベントでは、内閣府、国土交通省、東京都、港区の後援のもと、駅と街が一体となったTAKANAWA GATEWAY CITYにおいて、防災に関する情報発信に加え、体験ブースやステージイベントも実施されるそうです。

 【開催日時】
11月21日（金）10：00～17：00（防災TKBフォーラム13：00～16：00）
11月22日（土）10：00～17：00

【開催場所】
TAKANAWA GATEWAY CITY Gateway Park（高輪ゲートウェイ駅改札を出てすぐ）
※防災TKBフォーラムはTAKANAWA GATEWAY Convention Center ６F Conference HallC

【関係者】
主催：防災TKB出初式記念イベント実行委員会
後援：内閣府（予定）、国土交通省、東京都、港区
協賛：東日本旅客鉄道株式会社 

災害時における「トイレ（T）」「キッチン（K）」「ベッド（B）」の
展示・体験

本イベントでは、防災に関する知識を体験しながら学べる展示が用意されており、来場者は災害時の避難所における生活の様子や取り組みについて実際に体験することができます。

トイレ（T）コーナーでは、災害時のトイレ事情や改善策についてパネルで解説するとともに、組立て式の快適仮設トイレや、建物内で活用できる携帯トイレ・簡易トイレなどを紹介。
時間の経過に応じたトイレの備えを実際に確認することができます。

キッチン（K）コーナーでは、大型テント内で災害時の食事を体験。避難所では眠る場所とは別に食事空間を設けることが健康維持に重要であることを学ぶことができます。コンパスグループ・ジャパン株式会社が提供する、社員食堂で使用する食材を活用した栄養バランスに配慮した食事を体験しながら、災害関連死を防ぐための知識も得られます。

ベッド（B）コーナーでは、避難所での窮屈な環境を解消する段ボールベッドの体験が可能。
強度や寝心地、組立て方法などを実際に確認でき、身体を休めるための工夫を体感することができます。

TAKANAWA GATEWAY CITYで防災について考えよう

本イベントの実施のきっかけは、近年、災害時の避難所における生活環境の改善が重要な課題として注目されていたことにあったとのこと。
本イベントでは、避難生活を支える基本要素である「トイレ（T）」「キッチン（K）」「ベッド（B）」に加え、こどもたち「チルドレン（C）」への配慮を含めた“TKB＋C”の取り組みを紹介。来場者が実際に体験を通じて、快適で安心できる避難環境のあり方を学び、防災意識をより一層高めることを目的としているそうです。

展示を見るだけでなく、実際に体験しながら防災について学べる貴重な機会ではないでしょうか。災害時のトイレ事情や食事環境、避難所での寝具の工夫など、日常生活ではなかなか体験できない知識を、実際に手に触れながら確認することができます。
こうした体験を通じて、来場者一人ひとりが、災害時の行動や備えの大切さを具体的に理解し、日頃の防災意識を高めるきっかけとなることが期待されます。また、秋の防災月間に合わせて、多くの人々が楽しみながら防災について考える場として、幅広い世代の参加が呼びかけられています。
ぜひ、この機会に足を運び、楽しみながら防災について考えてみてはいかがでしょうか。