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サッカークラブから、持続可能な未来を描く    ガンバ大阪「サステナビリティ・イノベーション」を初開催


この記事に該当する目標
11 住み続けられるまちづくりを 13 気候変動に具体的な対策を
サッカークラブから、持続可能な未来を描く    ガンバ大阪「サステナビリティ・イノベーション」を初開催

気候変動、資源循環、地域経済の持続可能性──。
これらの課題は、もはや一部の専門家や行政だけが考えるものではなく、企業、地域、そして私たち一人ひとりにとって「待ったなし」のテーマとなっています。
スポーツ界においても、こうした流れは確実に広がっています。Jリーグ全体でサステナビリティや気候アクションへの取り組みが進み、クラブには競技成績だけでなく、地域社会とどのように未来を共創していくのかという視点が、これまで以上に求められるようになりました。
こうした背景のもと、ガンバ大阪は2025年11月21日(金)および12月14日(日)の2日間にわたり、「ガンバ大阪 サステナビリティ・イノベーション」を初めて開催しました。
本イベントは、企業・自治体、そして次世代を担う子どもたちとともに、“これからのまちのあり方”を考えることを目的とした取り組みです。


DAY1 企業・自治体と考える「共創アクション」のかたち(11/21・金)

初日のDAY1は、企業・自治体関係者を対象としたプログラムとして実施されました。参加企業は約20社。
トークセッションでは、Jリーグ 執行役員(サステナビリティ担当)の辻井隆行氏より、Jリーグが進めるサステナビリティ活動と、今後スポーツ界に求められる視点について共有がありました。
続いて、日本総研 創発戦略C グリーン・マーケティング・ラボの佐々木努氏からは、「みんなで!減CO2プロジェクト」をテーマに、教育と日常の買い物を結びつけながら、脱炭素を“自分ゴト”として捉えていくアプローチが紹介されました。
後半に実施された共創ダイアログでは、「People」「Community」「Planet」の3つのテーマに分かれ、グループディスカッションと発表を実施。立場や業種の異なる参加者同士が意見を交わすことで、さまざまな視点やアイデアが共有されました。


DAY2 子どもたちと描く「住み続けたくなるまち」(12/14・日)

DAY2は、小学4~6年生を中心としたプログラムとして、パナソニックスタジアム吹田にて開催されました。参加者は大人を含め約30名。サッカースタジアムという非日常の空間で、体験型のプログラムが展開されました。
当日は、ウォーキングフットボールからスタート。年齢や運動能力に関わらず楽しめるこの競技を通して、参加者同士の距離が自然と縮まりました。
続く「まなぶ」インプットタイムでは、三井住友銀行、Earth hacks、ガンバ大阪、それぞれの取り組みが紹介されました。
後半は、「みんなが住み続けたくなるまちって何だろう?」をテーマに、グループディスカッションと発表を実施。子どもたちならではの自由な発想と、大人の視点が交わることで、多様なアイデアが生まれました。


2日間を通して見えてきたのは、サステナビリティが「何かを教わるテーマ」ではなく、人と人との対話の中で少しずつ形づくられていくプロセスであるということでした。
企業や自治体、大人と子どもが同じ場に集まり、それぞれの立場や言葉で「住み続けたくなるまち」を考える。その風景は、課題解決の手法以上に、この取り組みの本質を映し出していたように感じられます。
スポーツという共通言語があったからこそ生まれた率直な意見や気づきは、イベントの中だけで完結するものではありません。こうした対話が、今後どのように地域の中で受け止められていくのか、引き続き注視していきたいところです。