約9割の人が使い方を知らなかった!?オイスターソースの可能性
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味の素株式会社の「Cook Do®」オイスターソースは、1996年の発売以来、中華料理や炒め物に欠かせない調味料としてロングセラーを誇る人気商品です。しかし、同社のレシピサイト「AJINOMOTO PARK」のX公式アカウントで実施したアンケートでは、「まだまだ使い方を知らない」と回答した人が87%にのぼりました。SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」につながる、持続可能な消費と生産のパターンの確保について、「Cook Do®」オイスターソースの事例を紹介します。
オイスターソースの使い方、知ってる?
中華料理特有の調味料はさまざまありますが、オイスターソースはなかでも有名なひとつではないでしょうか。牡蠣(カキ)を主原料とした調味料で、炒め物などにひと足しすれば濃厚なコクと甘味が広がり、料理のおいしさを引き立ててくれます。
しかし購入したのはいいけれど、意外と使いきれず、気がついたら賞味期限が切れていた……といった経験のある人もいるのではないでしょうか。その理由は、「使い方を知らない人が多い」ことがあげられるようです。
味の素株式会社(以下、味の素(株))が運営するAJINOMOTO PARKのX公式アカウントで実施したアンケートにて、オイスターソースの使い方をどのくらい知っているかを尋ねたところ、「使い方がまだまだわからない」と回答したのは約9割という結果に。
また、寄せられたコメントには「野菜炒め、焼きそばの隠し味として使用しているが、それ以外の使い方がわからない」「あまりわかっていないのでAJINOMOTO PARKを参考にしている」などがありました。
この結果を受け、「冷蔵庫の中で眠らせるなんてもったいない」と、オイスターソースのポテンシャルを最大限に引き出すべく、製造工程と簡単においしいメニューが作れるオススメレシピを紹介する調査レターを発信。
28年目のCook Do®オイスターソース
1996年に発売された「Cook Do®」オイスターソースは、日本では炒め物で用いられる形で広く浸透し、今年28年目を迎えるロングセラー商品となりました。
そもそもオイスターソースは、牡蠣のむき身を煮詰めてオイスターエキスを抽出して作られており、なかでもCook Do®オイスターソースは、2種類のオイスターエキスを使用した味の素(株)の独自製法で加熱・ブレンドしています。短時間で高温加熱した風味を引き出す「フレッシュタイプ」、長時間の高温加熱をした「コク・厚みタイプ」のエキスをブレンドすることで、本格的な味わいを生みだしているのです。
程よいとろみが食材になじみやすく、いつもの炒め物や中華料理がワンランク上の味わいになる――。Cook Do®オイスターソースは、本格的な一品をご家庭で手軽に作るための理想的な調味料ともいえるのではないでしょうか。
さて、そんなこだわりのCook Do®オイスターソースを使ったおすすめレシピとして、AJINOMOTO PARKで紹介されるのは、「奇跡の肉野菜炒め」「瞬間消滅レタス」、そして味の素 調理事業部 オイスターソース担当のイチオシとして「驚愕のTKG」です。
「食べてみたい!」と興味をそそるキャッチーなネーミングもポイントでは、と思いますが、調べてみると同サイトのオイスターソースを使ったレシピは444件も掲載されており、この調味料の万能さに気づかされました。そして、味の素(株)が長きにわたり人々の健康を考え、食べる楽しみ、そして廃棄をなくすアクションを続けていることがうかがえます。
味の素(株)のSDGs、オイスターソースで広げる世界
味の素グループは2009年7月、国連グローバル・コンパクト(UNGC)への参加を表明し、自社の「味の素グループ行動規範」においてUNGCへの支持を基本原則として掲げ、全従業員に共有しています。
さらに、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた積極的な取り組みとして、創業の礎に掲げる「うま味」の発見を通じ、アミノ酸の研究・開発で世界的なリーダーシップを発揮し、世界各地の文化に根ざしたビジネスを展開しています。
素材の持続可能な調達、環境への配慮、地域社会への貢献など、その取り組みは多岐にわたります。そして、今回のCook Do®オイスターソースの使い方に関するアンケートをきっかけに、企業としても消費者としてもメリットのあるアクションを展開しました。
消費者として新たなレシピを探求することは、「持続可能な消費」となり、フードロスを減らす一助となります。食卓に並ぶ料理のバリエーションも広がり、食事の時間をより楽しむきっかけにもなるでしょう。
「AJINOMOTO PARK」のサイトはこちら
執筆 / フリーライター 小見山友子