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ゲーム市場の拡大、人間工学の技術革新にも貢献!『Backbone One』がグッドデザイン賞を受賞


この記事に該当する目標
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
ゲーム市場の拡大、人間工学の技術革新にも貢献!『Backbone One』がグッドデザイン賞を受賞

公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザインの推奨制度「2024年度グッドデザイン賞」で、『Backbone One』が「グッドデザイン賞」を受賞しました。『Backbone One』は、アメリカのスマートフォン用コントローラーメーカー、”Backbone Labs, Inc.”が展開する、日本でも非常に人気の高いアイテムです。

『Backbone One』には、この賞を受賞したのももはや当然とも思えるような非常に細かなこだわりが詰まっていました。

世界初でありながら、細部までこだわり抜いてつくられた『Backbone One』

世界で初めてiPhoneおよびAndroidのスマートフォンに直接装着できるゲーミングコントローラーとして登場した『Backbone One』。現在、世界83カ国で展開され、スマートフォン用ゲーミングコントローラーでは世界シェア1位を誇る商品です。そのほか、Sony Interactive Entertainment (SIE)社からプレイステーション公式ライセンスも取得しており、プレイステーションのリモートプレイのプレイ時間を増やすことにも一役買っています。

BackboneのCEOマニート・カイラ氏が会社を設立したのはコロンビア大学に在籍中の2018年。モバイルデバイスが今後ゲームデバイスとして活躍するという先見の明から市場の隙間を見つけ、製品開発をスタートしました。ゲーマーは他のどの消費者よりも感受性が高く、ゲームプレイの細部にこだわり、エルゴノミクス(人間工学)の微細な違いにもすぐに気付きます。コントローラーの持ち手の数ミクロンレベルの違いにさえ違和感を持つのです。

『Backbone One』はそんなゲーマーが快適にプレイできるのを前提とし、さらに持ち運びやすさも追求したため、非常に小型で軽量なデザイン設計が必要でした。
4年以上にわたる研究開発により、ゲーマーにとって、最適なバランスを持つ現在のフォームファクターに辿り着いたといいます。

『Backbone One』の強いこだわりが高く評価されグッドデザイン賞を受賞

そんな『Backbone One』について、グッドデザイン賞審査委員は、「モバイルゲーミングにおける、目には見えない優れたデザインを体現している。広範なユーザー調査から生まれたコンパクトで低レイテンシ―のフォームファクターは、ゲームプレイをシームレスに強化する。パルスルー充電や調整可能な厚さのパッドなど、考え抜かれた機能はゲーマーのニーズを深く理解していることを示しており、モバイルゲーミングの人間工学における新しい基準を打ち立てている。」と高く評価しました。

マニート・カイラ氏は、自身の求めるデザインを、「それが『存在しない』かのように感じさせること。つまり、ゲーマーがゲーム体験をあたりまえのように、シームレスにプレイできることを目指している。」と語っています。
そのため、顧客のニーズに一致させる必要があり、人間工学およびUXリサーチチームによる慎重な検討と厳密なプレイテスト実施しながら、顧客のフィードバックを徹底的に調査することに多くの時間を費やしたといいます。

スマートフォンに取り付けたままプレイできることを優先し、『Backbone One』を低遅延でかつ、超高感度なコントローラーにしつつ、小型のフォームファクターを維持、さらにゲーマーが快適にプレイし続けるために、パススルー充電と3.5mmヘッドフォンジャックも搭載。さらにスマートフォンが保護ケースに入った状態でも『Backbone One』をストレスなく使用できるように、厚み調整ができる交換用パッドまで用意する徹底ぶりです。

市場の活性化、技術革新を促進する『Backbone One』

このようにこだわり抜かれた品質の高いゲーム関連製品が世界に広がり、評価を得ることは、ゲーム産業やエンターテイメント業界の成長を促進することができます。ユーザーエクスペリエンスの向上はゲーム市場の活性化に繋がり、ひいては業界の雇用や経済的な成長に寄与するでしょう。すなわち、SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」の達成に貢献していると言えます。

また、新しいインターフェースや人間工学に基づいたデザインは、スマートフォンやゲーム体験の進化に貢献し、技術革新を促進します。これにより、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」にも繋がります。

スマートフォンゲームの世界は今すごい勢いで進化しています。『Backbone One』は、間違いなくその進化を後押しする功労者だと言えるでしょう。

『Backbone One』を含むグッドデザイン賞の受賞作品をみることができる展示会、商品を購入できる催事が以下の通り期間限定で行われています。興味のある方はぜひ足を運んでみては。

・店舗名  :GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA OPE
・催事内容  :2024年度グッドデザイン賞受賞商品の販売
・期間:2024年10月16日(水)~2024年12月4日(水)
 11月1日~5日まで「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」にて販売いたします
・販売場所:KITTE 丸の内3階/オンラインストア
・店舗面積:約180m
・商品数:約150点を予定(昨年参加企業約60社)


執筆/フリーライター Yuki Katagiri