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原宿「-3℃」プロジェクト:街に涼しさとSDGsを!


この記事に該当する目標
11 住み続けられるまちづくりを 13 気候変動に具体的な対策を
原宿「-3℃」プロジェクト:街に涼しさとSDGsを!

気候変動による猛暑が予想される今年の夏。
昨年東急プラザ原宿「ハラカド」から始まった「夏の冷やし企画」は、今年は街全体に広がる「原宿-3℃はじめました。プロジェクト」へと進化し、原宿の街全体で様々な“涼”のおもてなしを行う取り組みとして、2025年7月17日から8月3日の期間実施されました。
これは、この10年で平均気温が約3℃上昇した*原宿で、街を訪れる人々や働く人々が快適に過ごせるよう、“涼”を提供することを目指しています。
SDGsの目標のひとつである「11.住み続けられるまちづくりを」にも通じる取り組みです。

*気象庁のデータより、2014年7月と2024年7月を比較

原宿の新たな夏の風物詩に!日本古来の“涼”の工夫も

日本古来の打ち水の重要性を再認識してもらいながら、来館者が“涼”を感じられるように、「ハラカド」屋上では期間中毎日夕方に打ち水を実施。7月27日の夕方には、「ハラカド」で働く従業員も参加する「ヒヤカド打ち水」が行われ、日本の伝統的な涼の工夫の重要性が再認識されました。
そして、打ち水で涼しくなった屋上テラスを舞台に、初の「ヒヤカド盆踊り」を開催。一般社団法人日本盆踊り協会と連携し、原宿に住む人、働く人、遊びに訪れる人、誰もが年齢や国籍を問わず日本の文化を楽しめるお祭りとして、夏の原宿に新たな魅力を加えました。

訪れる人にも働く人にも「涼のおもてなし」を提供

「ハラカド」では、これらのイベント以外にも様々な「涼のおもてなし」が展開されました。

  • 「氷とお酒 ヒヤカドテラス」:7階屋上テラスでは、「HOW’z」と「HINEMOS」が合同で、オリジナルの-3℃かき氷や日本酒カクテルなど、涼しい冷やしグルメを提供し、すだれやミストで屋外でも快適な環境を整備。

  • 「冷やし大喜利」:館内の16の参加店舗と6階フロア全体で、冷やしシャンプー「ヒヤスパ」(PEEK-A-BOO)やアイススムージー(rit. TOKYO)など、各店自慢のユニークな“涼”のおもてなしを実施。

  • 花王の冷やし製品プレゼント:PEEK-A-BOOやヒトツブカンロ、紫金飯店、TOKYO MEAT酒場などで、来店客や特定のメニューを注文したお客様へ「ビオレ 冷タオル」などの花王冷やし製品がプレゼントされました。猛暑下で「ハラカド」やお店を訪れてくれたお客様へのおもてなしとして企画されました。

  • 従業員への応援:花王と「ハラカド」は、厨房や入口付近など暑い環境で働く従業員に「ビオレ 冷タオル」を配布。また応援ポスター・動画を掲示し、酷暑下で働く従業員への応援も実施。

  • 「月祭 TSUKISAI 2025 SUMMER」:「ハラカド」2階では、予約不要・入場無料で快適な夏の過ごし方を体験できる「避暑地体験」イベント(主催:花王)が開催され、さまざまなブースを展開。

企業・行政・地域が連携し、エリア全体を巻き込む取り組み

酷暑の夏に原宿に遊びに来てくれるお客様に、少しでも快適に楽しんでいただきたいという想いから、
花王株式会社、東急不動産株式会社、東急バス株式会社、株式会社ゆあそび(小杉湯原宿)、WITH HARAJUKU、株式会社渋谷マークシティ、渋谷区(後援)、原宿竹下通り商店会、原宿表参道欅会といった企業・行政・地域団体のパートナーシップで実現した今回の「原宿-3℃はじめました。プロジェクト」。

昨年の施設単体での企画から大きく進化し、地域全体で猛暑に挑む、持続可能な社会に向けた先進的取り組みとなりました。
今後も厳しい夏の暑さが予想される日本において、誰にとっても心地よい社会をつくるための、大切な種となっていくのではないでしょうか。