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障害の有無に関わらず、誰もが活躍できる社会をーアシックスがデフリンピック日本選手団をオフィシャルパートナーとしてサポート


この記事に該当する目標
3 すべての人に健康と福祉を 10 人や国の不平等をなくそう 17 パートナーシップで目標を達成しよう
障害の有無に関わらず、誰もが活躍できる社会をーアシックスがデフリンピック日本選手団をオフィシャルパートナーとしてサポート

スポーツメーカーのアシックスが、東京2025デフリンピック日本選手団のオフィシャルパートナーとして、2025年11月に東京で開催される「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」(主催:国際ろう者スポーツ委員会(ICSD:International Committee of Sports for the Deaf))に出場する日本選手団をサポートすることを発表しました。
アシックスは、日本選手団およびスタッフなどに対し、シューズやアパレル、アクセサリー類を提供します。

日本で初の開催、100周年の節目となるデフリンピック

デフリンピックは、国際的な「きこえない、きこえにくい人のためのオリンピック」であり、4年ごとに開催されるデフアスリートを対象とした国際総合スポーツ競技大会です。今大会はデフリンピック100周年の記念すべき節目で、日本では初めての開催となります。

東京2025デフリンピック日本選手団が着用する公式ユニフォームのデザインは、パリ 2024 オリンピック・パラリンピック TEAM JAPAN オフィシャルスポーツウェアのポディウムジャケットで採用したカラーやグラデーションを再現しており、袖には「TEAM JAPAN」のワードマークを使用しています。

共通のビジョンを持つ者同士、「パートナーシップで目標を達成しよう」

今回アシックスとデフリンピックのパートナーシップが実現したのは、両者のビジョンが一致したから。デフリンピックのきこえない・きこえにくい人のスポーツの普及・振興に向けた取り組みや、国民の心身の健全な発展に寄与するという姿勢は、アシックスのめざすものと同じです。

アシックスは「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」のトータルサポートメンバーでもあり、今大会の準備、運営など全体をサポートすることを目的に、デフリンピック準備運営本部に対してもスポーツウェアなどを提供しています。また、パラスポーツの振興に力を入れており、公益財団法人 日本パラスポーツ協会、日本パラリンピック委員会、一般社団法人 日本パラ陸上競技連盟、 一般社団法人 日本デフ陸上競技協会のオフィシャルトップパートナーとして活動するなど、さまざまな取り組みを行っています。

このように企業や団体がパートナーシップを組み一緒になって取り組みを行っていくことは、SDGsの目標達成にも寄与します。

障がい者と健常者の壁をなくし、誰もが健康で活躍できる社会を

今回の取り組みとつながるSDGsの目標は「パートナーシップで目標を達成しよう」だけではありません。

デフリンピックは、聴覚障がいのある人々がスポーツを通じて心身を健やかに保ち、活躍できる舞台です。アシックスのサポートによって、選手がより良い環境で競技に臨めることは、障がいの有無にかかわらず健康・福祉を享受できる社会づくりに直結します。これは、 目標3「すべての人に健康と福祉を」に寄与します。

また、聴覚障がいのあるアスリートの国際大会参加を支援することは、スポーツの機会均等と社会的包摂(インクルージョン)を推進する取り組みです。「きこえない・きこえにくい人」がトップアスリートとして認められる環境は、不平等の是正につながります。これは、目標10「人や国の不平等をなくそう」に寄与します。

アシックスがデフリンピックをサポートすることは、スポーツの力で障がい者と健常者の壁をなくし、
誰もが健康で活躍できる社会をつくる、SDGsの理念と大きく重なる活動です。

障害のあるなしに関わらず、皆で作り上げるデフリンピック。こうした企業の取り組みにも注目しながら、これからはじまるデフリンピックを皆で楽しんでいきましょう。

第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025 概要
大会期間:2025年11月15日~11月26日(12日間)
参加国:70~80か国・地域
参加者数:各国選手団等約6,000人
大会会場:駒沢オリンピック公園総合運動場、東京体育館ほか
https://www.deaflympics2025.com/


フリーライター Yuki Katagiri