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SHOW CASE

ピーティックスで見つけた!廃材の毛糸でつながるタフティングの世界


この記事に該当する目標
12 つくる責任つかう責任 17 パートナーシップで目標を達成しよう
ピーティックスで見つけた!廃材の毛糸でつながるタフティングの世界

SNSを中心にハンドメイドの楽しみ方がますます多様化し、「ピンと張った布に毛糸で絵を描く」、そんなユニークな手芸体験も注目を集めています。「みんなのタフティング部」が主催するイベントは、単なるタフティング教室ではなく、使用する毛糸の多くが、アパレル企業や工場で廃棄されるはずだったサンプル糸を再利用したもの。どんな色の糸に出会えるかは、その日のお楽しみ。偶然の組み合わせが、思いがけないデザインを生み出します。

タフティングは糸をたくさん使う手芸だけに、廃棄予定の糸との相性がぴったり。もともとサンプルとして保管されていた素材を一般の方の創作に活かすことで、「自分の手でリサイクルする」体験が自然と生まれています。

タフティングとは、専用の器具を使ってキャンバス状の布に毛糸を打ち込み、カーペットのような立体的な作品をつくる手芸です。塗り絵感覚で楽しめることから、子どもから大人まで人気を集めています。

「みんなのタフティング部」では、糸を円錐状に巻き付けた「コーン」の状態から始める一般的なタフティングと異なり、糸質の異なる素材を組み合わせて制作を行いました。使用される毛糸は、アパレル業界でサンプルや製品テスト後に廃棄される素材を解いて再利用したもの。
ラメ糸や多色ミックスなど、市販の手芸糸では出会えない色合いも多く、参加者からは「一期一会の素材に出会えるのが楽しい」との声も。廃棄されるはずの素材が、新たな作品として命を吹き返す。
まさに「つくる責任 つかう責任」(SDGs目標12)を体験的に学ぶ場となっています。

さらに、一期一会なのは糸だけではありません。今回は、たまたま通りかかった人が興味を持ち、次回のイベントの予約をしていくなど、思いがけない出会いや交流も生まれました。
創作を通して、人と人、そして素材と人とがつながる、あたたかな時間が流れていました。

この活動を支えるのが、イベント・コミュニティプラットフォーム「ピーティックス(Peatix)」です。
ピーティックスは、「出会いと体験を広げる」サービスとして2011年に誕生。現在では日本を含む22カ国でサービスを展開し、年間560万人以上が利用する国内最大級のイベントプラットフォームとなっています。同サービスでは、地域やジャンルを越えて「想いの近い人々」が出会い、新しいプロジェクトを生み出すコミュニティが数多く育ってきました。

誰かが意図してサステナブルを掲げたわけではなく、「好きなことを続けていたら、自然とそうなっていた」。そんな軽やかさこそが、このイベントのいちばんの魅力です。

作品づくりを通して、素材を最後まで大切に使うことの楽しさを実感できるのも、この場ならでは。
創作を通じて、人と素材、人と人がゆるやかにつながり、気づけば小さな循環が生まれていきます。

現在はイベントプラットフォーム「ピーティックス」を通じて活動の輪が広がり、地域を越えた新しいつながりも誕生。「ものづくりを楽しむことから始まる、やさしい循環」というかたちが、このイベントの中にありました。

また、対象年齢は7歳以上。親子で一緒に体験できる点も魅力のひとつです。糸を選びながら話したり、
完成した作品を見せ合ったりするうちに、「ものを大切にする」「工夫して使い切る」という感覚が自然と身についていきます。

創作をきっかけに、地域や参加者同士のつながりが少しずつ広がっていくのも嬉しいポイント。「地域と人と素材がつながる」。そんな温かな循環が、この素敵なイベントから生まれています。

「みんなのタフティング部」の取り組みは、サステナブルな活動というよりも、好きなものづくりを楽しんでいたら自然とそうなっていたという軽やかさが魅力です。捨てられるはずだった糸が作品となり、
人と人、人と素材がつながっていく。その小さな循環の積み重ねが、結果的に社会全体のサステナビリティを支えていくのかもしれません。
楽しさの延長線上にあるやさしい行動が、未来を少しずつ明るくしていくような、そんな希望を感じるイベントでした。

みんなのタフティング部
https://peatix.com/group/15340194

ピーティックス(Peatix)
https://peatix.com/