• トップ
  • 記事一覧
  • 親の思い出を残したまま実家を整える。デジタル管理という新しい整理方法
SHOW CASE

親の思い出を残したまま実家を整える。デジタル管理という新しい整理方法


この記事に該当する目標
3 すべての人に健康と福祉を
親の思い出を残したまま実家を整える。デジタル管理という新しい整理方法

昨年、日本は国民の約5人に1人が75歳以上となる「2025年問題」の大きな節目を迎えました。この社会構造の変化は、医療や介護の現場だけでなく、一般家庭における終活や実家のモノ整理という切実な課題を浮き彫りにしました。終活の身の回り品の整理において、単にモノを手放すのではなく、デジタル技術を活用し「想い」と「暮らし」を両立させます。モノを手放すか残すかという二択ではない、新しい終活のカタチが注目を集めています。

子世代を苦しめる「心の負担」と「時間の壁」

終活において最も整理が滞りやすいのは、親が長年大切にしてきた思い出の品やコレクションなど、愛着のある品です。親の愛着があった品を手放すことは容易にはいきません。また、子世代にとっては仕事や育児に追われる中でその整理に時間を割くことは大きな負担となります。さらに、「親の思い出の品を粗末にできない」という心理的な葛藤が、整理をさらに困難にしています。結果として整理が先送りにされ、相続時のトラブルや生活上の支障につながるケースもあります。

「第三の収納」がつくる、家族のゆとり

こうした課題に対し、寺田倉庫が運営する宅配型トランクルームminikura(ミニクラ)は、自宅でも実家でもない「第三の収納にモノを預ける」という考え方を提案しています 。
温度・湿度管理された倉庫に大切なモノを一時的に預けることで、親子双方に、判断の猶予が生まれます。無理に今すぐ手放すか残すかを決めるのではなく、一度距離を置くことで、心のゆとりを持ってモノと向き合うことが可能になります。つまり整理のプロセスの中で、終活に伴う心理的・時間的負担を軽減することが可能です。これは、家族のウェルビーイング(SDGs目標3)を守るための新しいアプローチと言えるでしょう。

収納のデジタル化で実現する、循環型ライフスタイル

minikuraの最大の特徴は、預けたモノをスタッフが一つずつ撮影し、スマホでいつでも確認できるデジタル管理にあります 。物理的な場所に縛られず、必要な時に必要なモノだけ取り出す。これにより、限られた居住空間を有効活用し、ライフスタイルの変化に合わせて部屋の役割を柔軟に変えることができます 。預けたアイテムは、必要に応じてYahoo!オークションへの出品も可能です 。自分には不要になったモノを、それを必要とする誰かへ寄付することも出来ます。デジタル管理は、モノの適正な循環を促すプラットフォームにもなっています。

収納は外部の時代へ

捨てない終活を通して見えてきたのは、収納の価値観の変化です。それは、単にモノを減らすことではなく、「必要な時に使えるように整えておく」という考え方です 。デジタル技術を活用したフレキシブルなモノの管理は、親の世代から受け継いだ大切な思い出を守りつつ、子世代の自由な暮らしも諦めない、持続可能な社会へのヒントになっています。外部収納の先にあるのは、モノに縛られず、心豊かな時間を家族と共に育む未来です。