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市場規模12倍?第3のミルク「オーツミルク」がさらに変化している!

市場規模12倍?第3のミルク「オーツミルク」がさらに変化している!

#SHOW CASE
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を

豆乳、アーモンドミルク、オーツミルク、ライスミルク、カシューナッツミルク…。植物性ミルクを飲んだことはありますか?

植物性ミルクは、「プラントベース元年」と言われている2020年から世界中で市場を急成長させています。日本市場では、豆乳は10年前の約10倍、アーモンドミルクは前年比約1.4倍、オーツミルクは前年比12倍と成長しており、市場が大きくなっていることが分かります。

ミルクを消費する文化であるアメリカでもその市場は伸びており、特に人気が高まっているアーモンドミルクは過去5年で販売数が158%に成長。スーパーに行くと、様々なブランドのいろいろな種類の商品が並んでいます。

出典: Mintel Report:Dairy and Non-Dairy Milk,2020

植物性ミルクが人気の理由

植物性ミルクとは、豆やナッツ、穀物など植物由来の原料から作られる飲み物のことで、原料をを細かく砕き、水で成分を抽出して作られています。近年は、健康志向の高まりやビーガンなどのライフスタイルの変化、SDGsの意識向上により、人気を集めています。 牛乳と比べて低カロリー・低脂肪のものが多い傾向で、原料の種類によっても含まれている栄養素は異なります。タンパク質を摂取したい場合は「豆乳」、お通じにお悩みがある方は「オーツミルク」など自身の体調に合わせたものを選ぶこともできます。

また、牛乳に比べて生産時の環境負荷が少ないとされています。乳牛を育て牛乳を生産するには、広い土地やたくさんの水が必要となるため、温室効果ガスの排出量が植物性ミルクより多くなります。つまり、植物性ミルクを選ぶことで環境保護も叶います。

イギリス生まれの最新オーツミルク「OVERHEARD (オーバーハード)」

植物性ミルクが年々人気になっている中、イギリスで粉タイプの新たなオーツミルク「OVERHEARD(オーバーハード)」が2023年1月27日に販売を開始しました。

画像出典:OVERHERD

このかわいらしいパッケージのオーツミルクパウダーは見た目がかわいいだけでなく、自分にも環境にも優しいアイテム。一袋で8リットルのオーツミルクを作ることができ、梱包重量を91%もカットすることができます。液体で売られているミルクに比べて重さを軽減できるということで運送時のCO2排出量の削減が叶います。
また、香料や合成甘味料、砂糖、塩、遺伝子組み換えなどの原料を一切使っておらず、オーガニックのオーツ麦を使用しているので、健康面でも優しく、安心して飲むことができます。

飲み方はとてもシンプル。10gのパウダーに対して100mlの水を加え、よく混ぜるだけ。必要な量だけを作ることができるので食品ロス対策にもばっちりな新感覚の植物性ミルクです。

画像出典:OVERHERD

ミルク=牛乳というイメージが強いですが、植物性ミルクは栄養素も高く、使われている材料により香りや効果も異なるので牛乳とは違った自分好みのミルクに出会うこともできます。ぜひ、色々な植物性ミルクを試して、自分好みのミルクを見つけてみてください。


企画・ライター/ニコル
編集/内村

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