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スタジオアリスの挑戦、SDGs目標:不平等解消に挑む


この記事に該当する目標
3 すべての人に健康と福祉を 10 人や国の不平等をなくそう
スタジオアリスの挑戦、SDGs目標:不平等解消に挑む

スタジオアリスは、大阪府大阪市に本社を置き、「こども専門写真館」を中心に、全国47都道府県で430店舗の写真スタジオを多角的に展開する会社です。そんなスタジオアリスで実践しているのが、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」や目標10「人や国の不平等をなくそう」につながる取り組みです。

小さな子どもと接することが多い企業ということもあり、子どもたちが平等に扱われるためのさまざまな取り組みを行っています。今回は、スタジオアリスが実践する取り組みの内容や、注目すべき『子育て支援プロジェクト「みんなで子育てPROJECT」』、およびSDGsへの具体的な貢献の形について紹介します。

七五三とスタジオアリス

七五三といえば、子どもの成長を祝う日本における伝統的な通過儀礼の一つです。

3歳の女の子は三つ身の着物を、7歳の女の子は四つ身の着物を、男の子は羽織袴を着用するのが七五三における正式な服装です。
ですが、近年はドレスやタキシードといった洋装を選択するなど、必ずしも昔ながらの伝統にこだわらないスタイルが主流となってきました。

スタジオアリスではこういった時代の変化を受け、和装はもちろん、きらびやかな洋装までさまざまな衣装を用意しています。また、どのような体格のお子様であっても衣装を選べるように、サイズ展開も豊富です。

その他にも、人気のキャラクターの和装や専用背景とともにその世界観を楽しめる撮影メニューや、インパクトがある七五三ビックナンバーでの撮影もあるので、スタジオアリスだけでしか撮影できない特別な思い出になること間違いなしです。

撮影で使用する衣装は、デザインだけでなく質にもこだわっています。品質基準を設定し、赤ちゃんが着る衣装は肌に優しい生地を使用、またお着替えにかかる時間を短縮するための工夫も施されています。また時代に合わせたジェンダーレス衣装の開発なども行っています。スタジオアリスでは、“質”にもこだわった衣装をレンタルすることで、幅広いニーズに合わせた撮影にも対応しているのです。七五三の撮影を希望しても衣装を購入することなく豊富な衣装の中からお気に入りの衣装を選ぶことができます。そうすることで費用を抑えながら素敵な衣装で撮影が可能です。
ぜひスタジオアリスで、ご家族の思い出に残る撮影をしてみてはいかがでしょうか。

スタジオアリスの子育て応援プロジェクト「みんなで子育てPROJECT」とは

スタジオアリスが行う注目のプロジェクトとして「みんなで子育てPROJECT」があります。これは、子どもたちの多様性や平等を支援することを目的としたプロジェクトです。
このプロジェクトは、2018年に「ママのミカタPROJECT」として発足しましたが、男性の子育て参加を推進する動きや、地域や社会全体で子育てを支えるという考えを受けて、「みんなで子育てPROJECT」に名称が変更されました。

公平な子育てにつながるような支援が充実

「みんなで子育てPROJECT」の主軸は、子育て情報の発信、店舗を活用した取り組み、そして企業としての社会活動の3つです。
例えば、プロジェクトのホームページでは、「子育てコンシェルジュ」として、家事や育児の負担を軽減するアイデアやコンテンツを提供しています。
また、「みんなで子育てPROJECT」公式のInstagramでは、子育てに関する悩み解決につながる情報を発信しています。さらに、一部店舗を除くスタジオアリスの店舗では、誰でも利用可能な授乳室を無料開放している点も特徴的です。

ベビーセミナーの開催時には、スタッフによる体重測定サービスを無料で受けられるほか、マタニティセミナーやワークショップにも無料で参加できるなど、子育てを力強くサポートしています。

スタジオアリスが果たすSDGsへの貢献

これまでに紹介したように、スタジオアリスのさまざまな取り組みは、SDGsの目標に関連しています。
子育て中は何かとお金がかかるうえに、子育てに必要な情報を収集することが大変だと感じる方もいるでしょう。
しかし、スタジオアリスでは以下のサービスをすべて無料で提供している点が特徴です。

【スタジオアリスによる無料のサポート】
・子育てコンシェルジュによる子育てに役立つ情報提供
・公式Instagramによる情報発信
・マタニティセミナー
・ベビーセミナー
・足形サービス
・体重測定サービス
・セミナー参加者に子育て応援バッグのプレゼント
・授乳室の無料開放

無料でセミナーに参加でき、誰でも手軽に情報を収集できることから、平等性の向上につながります。この点は、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」や目標10「人や国の不平等をなくそう」に関連しています。
有益な情報を発信し、サービスを提供していても、有料であれば利用が難しいと感じる方にとって、大きなサポートとなるでしょう。

スタジオアリスのさらなる挑戦

スタジオアリスでは、七五三やその他の子育て応援プロジェクトを通じて、不平等解消につながるさらなる取り組みを進めています。

スタジオアリスは、こども家庭庁が掲げている「こどもまんなか宣言」の趣旨に賛同し、「こどもまんなか応援サポーター」になることを宣言しました。

これは、子どもたちが健やかで幸せに成長できる社会の実現を目指したアクションに取り組む宣言でもあります。
例えば、グループ会社であるアリスキャリアサービスは、「子育て世帯訪問支援事業」の受託業者として、家事や子育ての支援を行っています。

さらに、子どもたちへの奨学金支給、教育支援、心のケアなどを行う『あしなが育英会』への寄付も行っています。今後は、こどもまんなか応援サポーターとして子どもたちの応援につながるような活動の積極的な情報発信のほか、こどもまんなか宣言への理解促進や拡大につながる取り組みにも力を入れることを宣言しています。

今後の取り組みにも期待

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」や、SDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」については、海外における支援の拡大を目指すための目標といったイメージを持っている方もいるでしょう。
しかし、日本国内においても、さまざまな理由で子育てに不平等を感じている方が存在します。

今回紹介したスタジオアリスの各種取り組みは、誰でも簡単に情報を収集できる形で情報を発信し、無料の各種サービスを提供するなど、SDGs目標3および目標10に関連した取り組みです。

スタジオアリスでは、今回紹介した以外にも、ゴムの木を再利用したフォトフレームの開発や廃棄衣装のリサイクルなどを実施し、SDGsに積極的に取り組んでいます。こどもまんなか応援サポーターとして、スタジオアリスの今後の取り組みにも注目が集まっています。