“ちょっとした移動”に便利!エコでクリーンな移動手段として注目を集める「シェアサイクル」
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歩いていくにはちょっと遠い大型のスーパーへ行きたい時、また最寄りからは1駅隣の主要駅へ行きたい時、みなさんは何の移動手段を使っていますか?
車や電車を使ってしまうという人も多いと思いますが、今、例にあげたような“ちょっとした移動”に最適な移動手段として「シェアサイクル」が注目されているんです。最近、街中でよく見かけるという人も多いのではないでしょうか。
■シェアサイクルとは
借りた場所に返さなければいけない「レンタサイクル」とは違い、ステーションがある場所なら、好きなところで自転車を借りて、返却できるのが「シェアサイクル」です。買い物やちょっと遠くの公園までといった日常利用、会社から取引先のようなビジネス利用など、様々な移動シーンで活躍します。
実はコロナ禍においては、3密を避ける移動手段としても注目を集めているそうです。シェアサイクルサービスの一つである「ダイチャリ」を運営するシナネンモビリティPLUSが2020年9月~10月に行った調査によると、シェアサイクルの利用開始理由として約10%の人が「コロナで公共交通機関を利用したくなかったため」と回答しています。また、コロナ禍以前と比較して、通勤・通学のためにシェアサイクルを利用している人は1.6倍に増加していることがわかりました。
■エコでクリーンな移動手段として各自治体も導入
CO2を排出しない環境にやさしい移動手段であることはもちろん、シェアサイクルは交通課題の解決や観光促進としても期待されており、各地方自治体で導入が進められています。
コンビニエンスストア・マンション・大学キャンパス・金融機関などあらゆるスペースを活用したステーション設置エリアが年々拡大されており、利用者も増加しています。また、違法駐輪という地域の課題の解決にも役立っているとのこと。とある自治体で違法駐輪がされているスペースにシェアサイクルの設置を行ったところ、設置以降まったくと言っていいほど違法駐輪が発生しなくなったそうです。
■“あってほしい場所”にあるのがシェアサイクル
日本でトップクラスのステーション数を有するシナネンモビリティPLUSは現在、首都圏を中心に全国で約1,850のステーションを保有しており、2022年度末までに2,700ヶ所までの拡大を目指しています。
また、今後は単にステーションの数を増やすだけではなく、利用回数・平均利用時間・移動動線など利用データを分析し、ユーザーが使いやすい場所への適切なステーション設置を進めていくそうです。駅近(300m圏内)を中心に開拓し、自治体、民間企業と連携して人の移動が快適になるよう積極的にサポートしていきます。
普段の買い物、通勤・通学だけでなく、観光利用としても注目を集めているシェアサイクル。みなさんも、新しい移動手段として利用してみてはいかがでしょうか。
シナネンモビリティPLUS「ダイチャリ」:https://daichari.hellocycling.jp/