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【イベントレポート】冨永愛と森星“ポジティブ”テーマに対談、10年ぶりパリコレ復帰を振り返り「チャレンジは絶対にパワーになる」


【イベントレポート】冨永愛と森星“ポジティブ”テーマに対談、10年ぶりパリコレ復帰を振り返り「チャレンジは絶対にパワーになる」

ファッション雑誌『ELLE Japon(エル・ジャポン)』を始めとする「ELLE」グループが主催するオンラインイベント「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2021」が12月18日に開催されました。「ポジティブマインドの作り方」と題して、モデルの冨永愛さんと森星さんが対談。同イベント内ではELLE独自の視点で選定する映画賞「ELLE CINEMA AWARDS 2021」を発表。モデルでミュージシャンのMattさんをゲストに迎えたビューティートークを行いました。イベントの様子は、ELLE(エル)の公式YouTubeチャンネルとTwitterで同時配信され、YouTubeでアーカイブ視聴が可能です。

昨年、10年ぶりにパリコレに復帰した冨永愛さんと、森星さん、日本を代表するトップモデルが人生のターニングポイントやコンプレックスをどう乗り越えたか、尽きることのないチャレンジ精神やその原動力について、自身のエピソードを交えながら対談しました。ファッションデザイナー森英恵さんの孫の森星さんからは、ファミリーというバックグラウンドのなかで、ずっと「自分ってなんだろう?」と悩んでいた時期があったと明かし。 新プロジェクト始動について話しました。

コンプレックスについて

冨永愛 コンプレックスだらけで自分のことが嫌いな時期がありましたが、モデルと出会い時間がかかりましたが自分のことが好きになれました。コンプレックスは消せないけど、小さくすることはできる。コンプレックスを消す努力はしなくていい。社会に出て他の所で自信を積み重ねて、ふと自分のコンプレックスを振り返ると、気にならなくなっている。というようなものがコンプレックスだと思う。

森星 ファミリーという自分の幹となるものはあるけど、自分一人となると、きちんと立てているのか?森星とはなんぞや?というコンプレックスがあって、自信になるまで時間がかかった。それが変わったのは、家族が自分にとって大きい存在で否定もできないし、家族が自分をつくっているんだという感謝の気持ちに変わったことと、もう一つは、誰も自分と置き換えられないという自信がわいたから。そう考えてみると、コンプレックスが自分の個性なのかなって思いました。自分は自分と吹っ切れたことで、人と比べず、それぞれ好きなことをやればいいって思うようになったんです。コンプレックスを個性に思うことで乗り越えました。

チャレンジ精神について

坂井編集長 コロナ禍でスタートされた新しいプロジェクト「tefutefu」は、新しいチヤレンジをされたと思いますがどうですか?

森星 SDGsでも平等という言葉が出てきたり、循環だったり自分達の生き方を改めて考え直さなくてはいけないポイントに、全てのジャンルがそうなってきている中で、コロナ禍で日本の中を見た時に、昔から根付いている勿体無い文化から生まれている、サスティナブルとかSDGsと言わなくても、自然と気持ちいいからとか、日本の風土に合わせて生まれたカルチャーが根付いていて、そこから学ぶことが沢山あるんだなと。日本だからこそできる循環の形を追い求めていたり、それを発信していくこと、光を当てていくことが、モデルとしてもひとつ、自分自身も学びたいし掘り下げていきたいミッションだと感じ「tefutefu」を立ち上げることになりました。

日本の中でジェネレーションの職人さんが受け継ぎながらも、時間を巻き戻して昔のような生活に戻ろうと言っているわけじゃなくて、原点回帰しながらも、今の時代にフィットする形で再編集している、作り手さんと沢山出会うことができて、お互い刺激し合いながらかっこよく楽しく、気持ちよく、それぞれの個性だったり強みを楽しくおしゃれに描くことが、今までファッションに携われたことのパーワーにもなっている。ファッションを通じておしゃれに伝えることで、直接的すぎなくて間接的に思いを伝えられるというのがファッションの強み。このプロジェクトを通して日々の食べるものや、使うものだったり自分の周りにあるものから変化していったり、作り手さんをサポートして光を当てていきたいなと思いました。

坂井編集長 愛さんはパリコレの復帰された時の話はいかがですか?

冨永愛 10年ぶりのパリコレ復帰は凄いチャレンジでした。チャレンジには、学びは絶対あるものだし、緊張するし不安もある、でもそれを自分のモチベーションやエネルギーに変換ができる。だからチャレンジは大きくても小さくても、私は絶対にパワーになると思っている。失敗の中から学ぶことは成功から学ぶことの10倍以上あるんですよね。そこで得た学びや悔しい気持ちが、パワーの源になる。悔しい思いって絶対に無駄じゃないんです。

【ELLE CINEMA AWARDS 2021】齊藤工が「エル アクティブ for SDGs賞」を受賞

その年に公開された映画の中から選んだベスト作品や映画人を表彰する「エル シネマアワード」。7年目を迎える今年は昨年に引き続き、ライブ配信での発表となった。今回新設された、映画界でSDGs的な役割を果たした映画人に贈られる「エル アクティブ for SDGs賞」を受賞したのは、俳優のみならず映画監督としても活躍する齊藤工さん。

映画製作者として撮影現場に託児所を提案

監督や企画、プロデュースなど、年々映画製作者としての活動を加速させている齊藤工さん。「SDGsという言葉がどこまで理解しているのか試されている気もしていまして、賞の受賞の真意みたいなものはいただいた後に試されるといいますか、とても意義のある賞をいただいたと思っています」とコメント。

女性のスタッフさんやキャストの方が、妊娠、出産、子育てのプロセスと、現場が乖離していて、「託児所が現場にあれば、1つ何かが解決するのでは」と、撮影現場に託児所設置を提案。多くの人に映画体験してもらうために何ができるか自分の機能を考えていらっしゃいます。「自分軸という価値観を一度辞めた」と話す齊藤工さん。足し算より引き算、中心に立つよりも自分の機能を生かしてい行きたいと話しました。

その他、あらゆる人をエンパワーし、より良い変化を共に創る、SDGsをテーマにしたスペシャルイベント 「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2021」のアーカイブを見るにはこちらから
https://www.elle.com/jp/fashion/a38360017/elle-active-festival-2021-summary/

  • [日程]2021/12/18
  • [場所] オンライン
  • [参加費] 無料