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「貧困をなくそう」企業同士のパートナーシップでひとり親家庭の社会課題の解決をサポート


この記事に該当する目標
1 貧困をなくそう 17 パートナーシップで目標を達成しよう
「貧困をなくそう」企業同士のパートナーシップでひとり親家庭の社会課題の解決をサポート

養育費保証サービス「養育費保証 PLUS」を運営する株式会社Casaが、神奈川県の⻄部エリアを拠点に日本フットサルリーグ (Fリーグ)で活動する、株式会社湘南ベルマーレフットサルクラブと Chance & Empowerment パートナーの締結を行いました。

中小企業庁の地域実証事業に採択された湘南フットサルクラブとのパートナー締結により、神奈川県⻄部エリアのひとり親家庭の社会課題の解決に向けた連携を強化します。

シングルマザーの自立に必要な地域社会や地元企業との連携をサポート

Casaは、 “シングルマザーの自立”をミッションに掲げ、 ひとり親家庭の養育費問題や、就業問題、住居問題など、経済的・社会的困難な状況をサポートしてきました。特に離婚後のシングルマザーは、子育てをしながら正規雇用として働く人は少なく、経済的に弱い立場にあります。そのようなシングルマザーの自立には、地域社会や地元企業との連携が必要です。

湘南ベルマーレフットサルクラブは、中小企業庁が取り組む「地域の社会課題解決企業支援のためのエコシステム構築実証事業(地域実証事業)」に採択され、地域スポーツ団体が持つ「知的財産」を活用し、社会課題解決事業に取り組む人材の育成や外部人材の活用の推進を行っています。 

この度のパートナー締結は、湘南ベルマーレフットサルクラブが活動する湘南エリアの地元企業や地方自治体と連携し、ひとり親家庭ひいてはシングルマザーの自立を促す支援体制の構築を目的とするものです。

誰ひとり取り残さない!SDGsの目標1「貧困をなくそう」

SDGsの目標1は、「貧困をなくそう」。

ターゲット1-2
2030年までに、それぞれの国の基準でいろいろな面で「貧しい」とされる男性、女性、子どもの割合を少なくとも半分減らす。

ターゲット1-3
それぞれの国で、人びとの生活を守るためのきちんとした仕組みづくりや対策をおこない、2030年までに、貧しい人や特に弱い立場にいる人たちが十分に守られるようにする。

など具体的な項目も定められています。国の制度や補助など政府が求められる部分もありますが、それだけでは間に合わず、今まさに苦しい生活を強いられているひとり親家庭も少なくありません。こうした状況下に行われる、Casaと湘南ベルマーレフットサルクラブのような取り組みが助けになる家庭は多いことでしょう。

国が政策をとってくれるのを待つだけでは遅いこともあります。それだけに頼らず、積極的に取り組みを進めてくれる民間の企業や団体があることは心強いことです。

SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

パートナー締結にあたり、Casa取締役の松本豊氏は、 「この度、湘南ベルマーレフットクラブ様とパートナー締結を結べることを大変嬉しく思います。 当社は、養育費未払いの問題に積極的に取り組んでおり、『養育費保証サービス』『仕事探し』を始め、 多くのひとり親家庭に支援を提供してまいりました。 当社のひとり親支援プロジェクトが、地域密着型の活動と持続可能な社会づくりに向けた情熱を持つ湘南ベルマーレフットクラブ様にとって最適なパートナーとなると信じています。 今回の提携を通じて、地域社会全体でのひとり親支援の取り組みをさらに進展させ、持続可能な地域づくりに大きな貢献を果たしていくことを目指します。」とコメント。

湘南ベルマーレフットサルクラブ 代表取締役社⻑ 佐藤伸也氏も、「この度、ひとり親家庭の支援を展開されておられるCasa様とパートナーシップを結ぶことができたこ とを、とても誇りに思っています。私たちは、地域社会の未来をつくるためには、家庭の安定と、ひとりひとりのチャレンジを支えることが不可欠だと考えています。ひとり親家庭が直面する課題に、確かなサポートを提供できるこの取り組みは、私たちにとっても大きな希望です。地域社会は支え合うことが大切だと思います。今回のパートナーシップが、その絆を深め、より多くの方々の未来を応援できる 道筋となることを確信しています。お互いがお互いのチカラを引き出し合うようなパートナーシップに発展していくことを確信しています。」と語りました。

SDGsの目標17には、「パートナーシップで目標を達成しよう」もあります。このようなパートナーシップが積極的に生まれるようになれば、SDGsの目標が達成する日もぐっと近づきそうです。

執筆/フリーライター Yuki Katagiri